ミカヅキノキセキ

彩冷える-ayabie- ミカヅキノキセキ歌詞
1.ミカヅキノキセキ

作詞:彩冷える
作曲:彩冷える

この言葉はどれだけ
淋しさを浴びせたのだろう

溺れそうな夜も
水溜まりを蹴飛ばして
瞳の中の僕が
こぼれないように空を見上げて

走り出した 約束の場所
2人繋ぐ ミルキーウェイ
翼広げ羽ばたいてさ
僕らはまた出逢えるかな

君を抱けるこの手がない
確かめ合う体温も
それでも
まだ会いたいと願う

罪なのかな

「もう一度だけ聞かせて」と
指輪に降る雨

「うそつき」という名の傘がないのはもう
寄り添えるこの僕がいないから

どうして僕なのですか

連れて行って どこでもいい
2人きりのとこまで
過去も未来も今日も明日も
時が止まればいいのに

たった一つ守りたいもの やっと見つけられたのに
ごめんねと さよならを
伝えられないまま

願いよ届け もう一度だけ
願いよ届け この言葉を
走り出した 約束の場所
2人繋ぐ ミルキーウェイ
翼広げ羽ばたいてさ
僕らはまた出逢えるはず

三日月照らす二つの影
泣いて言葉にできない
それでも
「幸せでした」とわらう君


2.デジタルネバーランド

作詞:彩冷える
作曲:彩冷える

ねえ キスして
飛行機のように 大空飛べないこの腕

ねえ 気付いて
君と温もりを分け合うことができるよ

ねえ キスして
潜水艦のように 速度を増せないこの足

ねえ 気付いて
息継ぎしないと見れない景色がそこにある

笑顔溢れた晴れの日も 涙で濡れた雨の日も
僕らが残した宝物

※思いもしない別れの朝 ぶつかりあった長い夜
探しだそう思い出
もっと もっと もっと※

ねえ 信じて
いつか離れる時が来たとしても僕らは

ねえ 信じて 機械仕掛けの日々に負けるはずがないのさ

出逢い迷える春の日も 暑さにめげる夏の日も

今を生きているのさ僕ら
彩冷える秋の朝 寒さ震える冬の夜
繋いだ手 離さない
ずっと ずっと ずっと

笑顔溢れた晴れの日も 涙で濡れた雨の日も
僕らが残した宝物

(※くり返し)


3.ハレノヒ

作詞:彩冷える
作曲:彩冷える

蝉時雨
理由はきまぐれ 恋心にもたれて
汗ばむ台詞「誰それが君 食べてしまいたい」

欲しがるばかりでございます
「あなたは誰ですか?」と君は言うの

オレンジ1つ ゆらゆら揺れて
潰した果実は甘い涙の味さ

ハレノヒ1つ 手拍子2つ
命燃やして きれいに踊ってみせてよ

寂しくて
眼球を潰した 真実などいらない
傷つけあえないけど 君をとても愛してるよ

孤独を教えてくれた君
無様な鳴き方で応えてあげる

オレンジ1つ ゆらゆら揺れて
潰れた果実は醜 い排泄物さ
後追い2つ 転がり落ちる
拍手喝采 滑稽でしょうか 僕に

群がる蟻は フラッシュ照らす
バラバラにして食い荒らせばいいさ そう
僕がしてきた
君にしてきたように

嗚呼 この世のすべてさ


4.ひなげし

作詞:彩冷える
作曲:彩冷える

さいごに交わした言葉の色
決して色褪せることはなくて
十夜、百夜と時が経っても
君に出会える場所

1人見上げた夜空に咲いた
花は青くきれいな紫陽花
君がいない世界で生きてく
僕を繋ぎ止める約束

いつかは消えていくの 心泳ぐ蛍は
終わりが来ると知りながら
寄り添いたいと願った

浮ついてばかりいた
それでも僕だけを必要としてくれてたんだ

幾千の流星に逸れた
手と手 確かに繋いでたはず
笑顔も言葉も温もりも もう君に届かない

先伸ばしにばかりしてた僕
君の望むことを何一つしてあげれなかった
思いは募るばかりで戻れない

この瞳もこの耳も君がいないのなら
この心も体も意味がないと思えた

これほどまでに強く 思える人に出逢えた僕は幸せものだよね

ゆらりら 南風と はなびら
「見送りなさい」と響く風鈴
泣いて泣いて涙も枯れ果て
壊れない恋心

悪戯でずるくて罪深い 君は誰よりも愛しい人

「あなたの道の終わりで私 いつまでも待っています」と

「さよなら」
不器用な僕は君の目を見てじゃないと言えない

もう少しだけ
あと少しだけ思い続けるから そのときまで