さよならは涙に

徳永ゆうき さよならは涙に歌詞
1.さよならは涙に

作詞:大城盛裕・比嘉栄昇
作曲:比嘉栄昇

港風(みなとかぜ)浴びて 旅立ちの春は
微笑み 手を振る この花よ
千鳥・森巣の橋すじ行けば 友の呼ぶ声が
ありがとう ありがとう
走る景色に背を向けて
さよならは涙に

“現在(いま)”だけでいいと 過ごした日々が
夢見る明日を連れて来た
部活帰りのいつもの店で 時もないままの
あの味 あの声
忘れられない人ばかり
さよならは涙に

潮の道越えて 紡いだ歌は
祖父から父へと 織りなす糸か
昭和知らずの僕達だけど 泥をくぐる度
色を増す 紬の
紬の心胸に抱き
さよならは涙に

ありがとう ありがとう
空は朝焼け眩しくて
さよならは涙に


2.東京てぃんさぐ赤い花

作詞:比嘉栄昇
作曲:比嘉栄昇

小田急線をおりて今
角の花屋の隅っこに
ちょっとしおれた鳳仙花
てぃんさぐぬ花を買いました

爪に染めましょう花びらを
ばーちゃんの歌を思い出し
指でつまんでこする度
赤くなるのは指の腹

親指は港にいる父ちゃん
人差し指は役場にいる母ちゃん
本当の思いは爪じゃなく
指を染めてはつぶれてく

あぁ東京てぃんさぐ赤い花
泣くから電話はかけません
あぁ東京てぃんさぐ赤い花
黒いビニールの鉢の中

ペットボトルで水をやり
飯台(はんだい)のチラシもずぶ濡れで
格安チケット探すより
スパイク送ろうか弟に

親指は入院したじーちゃん
人差し指は先生になったユイちゃん
夜走る船なら舵を切り
星を頼りに帰るのに

あぁ東京てぃんさぐ赤い花
写真を一枚添付(てんぷ)して
あぁ東京てぃんさぐ赤い花
黒いビニールは皿の上
あぁ東京てぃんさぐ赤い花