片翼の鳥

志方あきこ 片翼の鳥歌詞
1.片翼の鳥

作詞:波乃渉
作曲:志方あきこ

Il giudizio finale sta per essere emesso
Nessuno puo emendarsi dal peccato che scorre nelle vene

海鳴りの調べに 黒雲は空へ集う
嵐を呼ぶ風は 高らかに

謎めく言ノ葉に 魔女達は含み笑う
歪な夜の宴は 繰り返す

Sperare e peccato?

奈落へと堕ちた 金色の蝶は
幾つの罪に 翅(はね)を濡らしてゆくの?

なかないで
囚われた 幻想を壊し
一度きりの 終焉をあげよう
果たせない約束は 胸の奥 焦げ付いて
赤く赤く 爆(は)ぜてくよ ねぇ

Tu sei senza peccato?
Quanto sara pesante il mio castigo?
Ti accorgi delle voci senza voce?
Ti accorgi dei tuoi peccati?

癒えない疵口(きずぐち)は 紅の薔薇のように
憎しみ宿る心に 花開く

Serbare il segreto e peccato?

翼奪われた 片羽の鳥は
最期(さいご)の瞬間(とき)に 誰の名前を呼ぶの?

にげないで
過ちも 真実も 嘘も
全て赦す 魔法へと変えよう
遅すぎた答えさえ 愛しくて 哀しくて
強く強く 抱きしめれば ほら

――――眩い光溢れ 楽園の扉は開かれる

頑なな運命に 奇跡が降り注ぎ
絡み合う世界は 崩れ落ちてゆく

いわないで 永遠の呪縛の言葉を
きかないで 本当の願いを

なかないで
囚われた 幻想を壊し
一度きりの 終焉をあげよう
果たせない約束は 胸の奥焦げ付いて
赤く赤く 爆ぜてくよ ねぇ

Impossibile arrivare al vero segreto se non ci si accorge di
tutto l' amore


2.VII

作詞:江幡育子
作曲:志方あきこ

薄闇に光る邪な明けの星
黒髪の乙女 笑う不遜に

ねじれた想い抱いて
無いものねだりの声
涙は誘う「こちらにおいで…」

Chi sei?
あなたはだぁれ?

怒りのマグマは とめどもなくあふれ
罵声は孤独な 胸の奥を隠す

さあ もうお休み 何もしなくていいから
そう 怠惰の眠りの底
深く深く 沈めてあげるから
Dormi in una bara fino alla morte!
棺の中で果てるまで眠りなさい

Chi sono?
わたしはだぁれ?

欲しいものは何?
金の鍵 銀の月
手に入れるだけ 手段は選ばない

冷めないうちに さあ
いただきましょう すぐに
お前は私 私の一部となる

待ってる 全てを兼ね備えた王子
翼は手折られ 妄想の鳥籠

さあ 恐れなさい 己の心の 闇
そう 何処へも逃げられない
怖い怖い 終わりのなき遊戯よ

踊りましょう 今夜はひとり
音楽は歪む 鏡の部屋で
踊れ 嘆きのねじ 巻いて

Brindiamo alla tua risolutezza
そなたの覚悟に乾杯しよう
Agitati, agitati!
あがけあがけ!
Ormai il dado e tratto
賽(さい)はすでに投げられたのだから

煉獄の七姉妹

魔女は問う 天(あま)翔け その罪を狙う
さあ 次はどの星を射落とす?

心の深淵 覗けば 闇に染まる
現実 受け止める 覚悟はあるというのか?

さあ 遊びましょう 微笑んで 命賭けて
そう 何処へも逃げられない
怖い怖い 終わりのなき遊戯よ

密かに 蔑(さげす)む その目に 悦覚え
さあ 永遠? つかの間? 夢うつつ 彷徨(さまよ)え

Continuiamo quindi il gioco
それではゲームを続けよう
Mostrami di piu il tuo
viso spaventato dal tormento
苦しみにおびえる顔をもっと見せておくれ
Agitati, agitati!
あがけあがけ!
Mostrami di piu il tuo
viso deformato dal dolore
痛みにゆがむ顔をもっと見せておくれ

Ormai il dado e tratto
賽はすでに投げられたのだから