コキリコの里

成世昌平 コキリコの里歌詞
1.コキリコの里

作詞:もず唱平
作曲:聖川湧

雪を戴く人形山(ひとがたやま)に
緑に浮かぶ 山桜
他所(よそ)じゃ見れない宝物
どうしてオレは捨てたのか
涙の向こうに 見えるのは
越中 五箇山 あゝ コキリコの里

二人そろって 簓(ささら)を鳴らし
歌った春の夕まぐれ
あんな身近な幸せに
背いたオレは愚かもの
都会の暮らしで想うのは
越中 五箇山 あゝ コキリコの里

天を目指して真直ぐ伸びた
庄川沿いの夏木立
人も真似たい 生き方と
叫んだオレが恥ずかしい
帰ってみようか ふるさとは
越中 五箇山 あゝ コキリコの里


2.結いの心

作詞:もず唱平
作曲:桧原さとし

この家(や)の娘が 婿取るらしい
噂がこの夏ひろがった
本家の隠居が気にかけて
アチコチ知る辺に声を掛け
たった半月少々で
我が家の屋根が葺き替わる
エンヤサ エンヤサ 日本の秋の あゝ結いの里

今どき田舎の暮らしがいいと
都会にお尻を向けた男(ひと)
見どころあるねと片親が
喜び隠さず 恵比寿顔
無縁有縁の隔てなく
御神酒(おみき)で騒ぐ皆の衆
エンヤサ エンヤサ 日本の冬の あゝ結いの里

男手出来たと 肩の荷降ろし
にっこり笑顔の母をみて
今年の田植えはまだ無理と
心配するのはあげ雲雀
何の懸念があるもんか
見ておれ 村の心意気
エンヤサ エンヤサ 日本の春の あゝ結いの里