暫存

斎藤恵子 暫存歌詞
1.女の出発

作詞:一倉宏
作曲:三木たかし

肩にまわした 男の腕を
ごめんなさいと 振りほどく
結婚話は うれしいけれど
甘えられない 意地もある
ほれてほれぬく 仕事がしたい
いちど生まれて きたからは

なんどコケても すぐ立ちあがる
どうせ女のかすり傷
きれいと言われて よろこぶような
蝶よ花よのひとじゃない
生かす殺すも 自分のいのち
賭けて知りたい 可能性

それじゃさらばと 髪かき上げて
ひとり出てゆく エレベーター
はたらくだけなら 誰でもできる
燃やすいいのちは 何のため
現代社会の嵐にたえて
生きる手ごたえ つかむまで


2.とまどい

作詞:中山大三郎
作曲:聖川湧

あなたと別れて あれから一人で二年
悩んでまよって 旅したりしたけど
やっぱりあなたから 逃げだせなくて
この町に 帰って来たの
女はひとりで くらせるものではないわ
私の心は あなたであふれているわ
小雨のふる夜も 嵐のときも
あなたを想って 泣いてたの

あんなにやさしく あんなに大事に
だかれた日々よ
いつでもかわいい 女でいられた
あのころよ
逃げだせなくて
あゝ恋しくて あゝせつなくて

いろんな男が 花束とどけたけれど
だれにも心を 見せないで来たのよ
いつかはいつの日か あなたは帰る
その時を信じていたの
南の海辺でぼんやり夕陽を見たり
吹雪の街かど 泣き泣き 歩いてみたり
思えば何もかも 一つの恋を
たしかめたかった だけなのね

あんなにやさしく あんなに大事に
だかれた日々よ
いつでもかわいい 女でいられた
あのころよ
逃げだせなくて
あゝ恋しくて あゝせつなくて

あんなにやさしく あんなに大事に
だかれた日々よ
いつでもかわいい 女でいられた
あのころよ
逃げだせなくて
あゝ恋しくて あゝせつなくて