ヴァージン・ロード

新妻聖子 ヴァージン・ロード歌詞
1.ヴァージン・ロード

作詞:売野雅勇
作曲:Kim Hyung Suk

Ah 祝福の鐘の音 響く教会の中庭
拍手の雨を潜り抜けた 花嫁がブーケ 高く放る

にぎやかに未来を奪いあうみたいな
輪の中に 彼女はもういない

誰もがまだ幼さが抜けない
あの頃からひとりだけ違う
夢を見て 街を出て行った
あなたの想い出を みんなが
もしも忘れても わたしは忘れない

Ah 噂も途切れた頃 美術雑誌で写真を見た
その眼が知らない世界を見ているようで まぶしかった

そして3年前 外国の街から
名前しかないカードが来た

どんなメッセージ伝えたかったの
自分で描(か)いたチャペルと青空
あの空へ帰る日を予感
あなたはしていたの
最後の息を吐きながら 誰を呼んだの

笑顔の下の孤独や涙
誰に分かってほしかったの

その空まで教会の鐘が聴こえるでしょう
あなたが愛した親友と恋人を 今日は
そこから祝って
あなたが歩くはずだった運命のVirgin Road


2.愛のひと

作詞:売野雅勇
作曲:望月衛介

予報通り降り出した雨に
家路急ぐ傘の群れもかすみ
どんな背中もあなたに見える
不意に降りた 私鉄駅

幼過ぎたのと言い訳をして
世間知らずのせいにしたら
あきらめきれると思ってた
あなたのことをワルモノにして

いたずらに若さが あの頃
過ぎ去ってゆくのが怖がった

初めてで最後の 真実(ほんと)の
愛と知っていたら別の
答え出せたのかな

ショーウィンドの純白のドレス(に)
自分の影 無意識に重ねる
自然な癖がいまでも消えない
悲しすぎて笑うだけ

めぐり逢うはずじゃなかったふたり
まだ運命に借りがあるの?
涙や痛みでつぐなうのは
愛の人になる試練なの?

あなたを愛せたら それでいい
愛されることさえ求めない

もしやり直せたら 約束も
冠もいらない 裸の愛でいい

いたずらに若さが あの頃
過ぎ去ってゆくのが怖かった

初めてで最後の 真実(ほんと)の
愛と知っていたら別の
答え出せたのかな