嫁に来ないか/ヘッドライト/津

新沼謙治 嫁に来ないか/ヘッドライト/津歌詞
1.嫁に来ないか

作詞:阿久悠
作曲:川口真

嫁に来ないか ぼくのところへ
さくら色した 君がほしいよ
日の暮れの公園で ギターを弾いて
なぜかしら忘れ物している 気になった
しあわせという奴を 探してあげるから
嫁に 嫁にこないか
からだ からだひとつで

嫁に来ないか ぼくのところへ
財布はたいて 指輪買ったよ
たんぽぽを指にはめ よろこんでいた
あの頃と同じよに 笑ってくれるかい
傾いたこの部屋も 綺麗に片づける
嫁に 嫁に来ないか
からだ からだひとつで

真夜中のスナックで 水割りなめて
君のことあれこれと 考えているのさ
幸福という言葉 ぼくにはキザだけど
嫁に 嫁に来ないか
からだ からだひとつで


2.ヘッドライト

作詞:阿久悠
作曲:徳久広司

北へ走ろう お前と二人
北は雪どけごろだろう
春もあるだろう
そんなに泣くなよ
今夜からは二人だけだよ
ふり向けば つらいことばかりの
東京は捨てたよ
夜霧にゆれてる
悲しみのヘッドライト

夜が明けたら ドライブインで
からだあたためてくれる
お茶をのもうよ
もたれて眠れよ
俺に遠慮なんかするなよ
もう二度と 戻らない町には
未練など持つなよ
二人でたずねる
しあわせのヘッドライト

もたれて眠れよ
俺に遠慮なんかするなよ
もう二度と 戻らない町には
未練など持つなよ
二人でたずねる
しあわせのヘッドライト


3.津軽恋女

作詞:久仁京介
作曲:大倉百人

津軽の海よ 竜飛岬は吹雪に 凍えるよ
日毎夜毎 海鳴りばかり
愚図る女の泣く声か
津軽の女よ 別れうたひとつ くちずさむ
にごり酒に想い出浮かべ
かじかむこころの 空を見る
降りつもる雪 雪 雪 また雪よ
津軽には七つの 雪が降るとか
こな雪 つぶ雪 わた雪 ざらめ雪
みず雪 かた雪 春待つ氷雪
津軽の女よ 枕乱して 引き込む 恋女
愛に生きて夢に生きて
白いかげろう 空に舞う

津軽の女よ ねぶた祭りの
ゆきずり たわむれか
過ぎた夜の匂いを抱いて
帰れと叫ぶ 岩木川
降りつもる雪 雪 雪 また雪よ
津軽には七つの 雪が降るとか
こな雪 つぶ雪 わた雪 ざらめ雪
みず雪 かた雪 春待つ氷雪
津軽の海よ 三味がゆさぶる
じょんがら聞こえるよ
嘆き唄か 人恋う唄か
胸のすきまに しみてくる

降りつもる雪 雪 雪 また雪よ
津軽には七つの 雪が降るとか
こな雪 つぶ雪 わた雪 ざらめ雪
みず雪 かた雪 春待つ氷雪

降りつもる雪 雪 雪 また雪よ
津軽には七つの 雪が降るとか
こな雪 つぶ雪 わた雪 ざらめ雪
みず雪 かた雪 春待つ氷雪


4.情け川

作詞:吉岡治
作曲:市川昭介

くわえ煙草の 赤い火が
指ではじけて 螢になった
なにか言ってよ 嘘でもいいの
嘘で明日が 生きられる
あなた……
どこへ流れる 情け川

倫(みち)にはずれた 恋だって
燃えた心は だませはしない
抱けば苦しい 捨てれば幸い
泣いてこたえが 出ぬものを
あなた……
呼んでせつない 情け川

まわり道でも その気なら
いつか叶うわ ふたりの夢が
風が変わろと みぞれになろと
惚れた男の 背にすがり
あなた……
ふたり流れる 情け川