Overfly

春奈るな Overfly歌詞
1.Overfly

作詞:Saku
作曲:Saku

高く高く この手を伸ばして
きっと きっと ってもう一度願うから

とめどない想いは 日常に飲まれて
揺らめきながらまた 形を変えていった
それでもこの世界で 生きる意味探して
迷い立ち止まり傷ついては涙する
今さらもう遅いかな? 返事のない自問自答
すべてはそう自分次第 終わりも始まりも

高く高く この手を伸ばして
優しい 光を 目指して羽ばたくよ

心に 灯した 情熱を抱いて
きっと きっと ってもう一度願うから

高鳴るこの鼓動に 気づかないフリして
つよがりの笑顔 いつのまにかうまくなった
数え切れない 程描いた
希望に満ちた あの未来は
この想いと裏腹に また少し色褪せた

強く強く 握ったこの手が
儚く解ける 運命だとしても

心に残った 確かな記憶で
ずっとずっと って繋がっていれるから

触れる事の出来ない 近くて遠い距離を
埋められたらって 滲む空を見た…

高く高く この手を伸ばして
優しい光を 目指して羽ばたくよ

心に灯した 情熱を抱いて
きっと きっと って何度も願うから


2.祈り

作曲:小川智之
作詞:小川智之

小さなその手から伝わるぬくもり
壊れてしまいそうな君の音が聞こえた

君が君が深く傷ついて
涙、涙知ったその胸は
いつの日か誰かの傷ついた心を
暖めるのでしょう

苦しいほど君を知ってるよ
その強さも深い悲しみも
君の目はいつでもあの空の向こう側を
見ていること

苦しいほど君を愛しても
届かないことさえも知ってるよ
いつの日か描いた君の夢叶うように
私は祈るだけ

静かな暗闇で 見上げた星空
今の私に似た 淡い星を見つけた

遥か昔 放たれた光
ちゃんとちゃんと届いているから
微かな光でも 揺るがない心で
君を照らしたい

この世界で君と会えたこと
そんな君を好きになれたこと
それだけでそれだけで
生きていく理由になる
不思議なほど

苦しくても愛してしまうよ
この鼓動は嘘をつけないの
いつの日か描いた君の夢叶う日まで
私は生きてたい

大丈夫だよ 大丈夫だよ
君はきっと光になる
私にはもう見つめられぬほど
君は眩しいから

苦しいほど君を知ってるよ
その強さも深い悲しみも
君の目はいつでもあの空の向こう側を
見ていること

苦しいほど君を愛しても
届かないことさえも知ってるよ
いつの日か描いた君の夢叶うように
私は祈るだけ


3.魔法の城、真実の書物。

最初の頁をめくる指は震えていた。
「総てを知る覚悟があるのか?」と本は問う。

埃に塗れた書物の中には
貴方の記した「真実」が眠る。

深い森の奥に在るお城には
魔法が掛かっていました。
迷い込んだ私は、その本を
手にしてしまいました。

埃に塗れた書物の中には
貴方の記した「真実」が眠る。

震える指先、ゆっくりと動く。
ざわめく暗黒。

────頁をめくった。

そこに記されていたのは貴方が消えた理由。
私が死んでしまったという「真実」が。

「貴方は私を助けるために
魂を犠牲にしたんだ。


「愛しています」と
書物の最後に刻まれていた。

すべてを思い出した後に
涙が一筋、ぽたり、落ちて────。