しのびあるきのたそがれに

村下孝蔵 しのびあるきのたそがれに歌詞
1.松山行フェリー


2.陽炎


3.レンガ通り

作詞:村下孝蔵
作曲:村下孝蔵

古いレンガ通りの
なつかしいアパートの
部屋を通りすがりに
背伸びして見たよ
あの頃いつもあなたを迎えに行った
窓越しに見えるわ 影ふたつ

行き交う人に 気づかいながら
誰か待つふりを何度もくり返し
せめて倖せなあなたの声聞けば
それであきらめもつくはずと
いつか新しい愛が見える日まで
少しでも悲しみ忘れたいけれど

枯葉風に吹かれて舞い落ちる速さで
想い出が眼の前を通り過ぎてく
もしかしてよくない夢だったらと
コートの襟立てて振り返る

唇噛んで暮らす淋しさを
そんなあなたには解らないだろう
禁じられた愛の行方に今でさえ

残るあの日の別れの手紙
せめてあなたとじかに言葉つくし
飾りたかったよ 別れ話
飾りたかったよ 別れ話


4.りんごでもいっしょに

作詞:村下孝蔵
作曲:村下孝蔵

夕焼け 本当にきれい
りんごでも むいてあげる
何だか 疲れてるみたい
笑ってよ いつもみたいに
幸せというものは 落ちてるはずないよ

雨なら 晴れるまで待とうよ
二人の肩 濡れないように
雨なら ここに座っていようよ
虹の空が 必ず来る

電話で 喧嘩はよそうよ
海にでも 連れていって
気持と 逆ばかりしてる
聞かせてよ あなたの夢を
新しい景色なら 探しに出かけよう

二人で 写真をもっと撮ろうよ
いろんな顔 つなぎ合わせて
二人で のんびり生きていこうよ
あなたには 私が似合う

幸せというものは 落ちてるはずないよ
雨なら 晴れるまで待とうよ
二人の肩 濡れないように
雨なら ここに座っていようよ
虹の空が 必ず来る
りんごでも いっしょに食べようよ


5.風のたより

作詞:村下孝蔵
作曲:村下孝蔵

久しぶり君から届いた手紙
潮の香りがしたよ
幸せに暮らして 生活(くらし)を守り
時をなぞっているね

雨が降れば傘の中で幼い子を抱いて
濡れぬように身体ごと
抱き締めているのか

晴れた日にはベランダから
眠る子揺らしながら
過ぎ去った陽炎を
眺めているのですか

久しぶり君から届いた手紙
潮の香りがしたよ
繰り返す日々に 何か見つけ
僕を想い続けてる

人は一人 生きてゆくと
つぶやいていた君は
夕凪の海に向かい
叫んでいて欲しいよ

東から西へ 南から北へ

久しぶり君から届いた手紙
潮の香りがしたよ
繰り返す日々に 何か見つけ
僕を想い続けてる

久しぶり君から届いた手紙
潮の香りがしたよ
潮の香りがしたよ


6.踊り子

作詞:村下孝蔵
作曲:村下孝蔵

答えを出さずにいつまでも暮らせない
バス通り裏の路地 行き止まりの恋だから
何処かに行きたい 林檎の花が咲いている
暖かい場所なら何処へでも行く

つまさきで立ったまま君を愛してきた
南向きの窓から見ていた空が
踊り出すくるくると軽いめまいの後
写真をばらまいたように心が乱れる

表紙のとれてる愛だからかくしあい
ボロボロの台詞だけ語り合う日々が続き
坂道を駆ける子供達のようだった
倒れそうなまま二人走っていたね

つまさきで立ったまま僕を愛してきた
狭い舞台の上でふらつく踊り子
愛してる愛せない 言葉をかえながら
かけひきだけの愛は見えなくなってゆく

つまさきで立ったまま二人愛してきた
狭い舞台の上でふらつく踊り子
若すぎたそれだけがすべての答えだと
涙をこらえたままつまさき立ちの恋


7.ネコ

作詞:村下孝蔵
作曲:村下孝蔵

いつもぼくは おまえのこと 「ネコ」と 呼び捨てにしてた
細い目をし 寒がっては 眠そうに起きてた

真夜中目が醒めると 隣で横向きで まるまっていた
寝言の声 小さな音 泣いているように

どこへ君は消えた 訳も伝えず
道に迷って 裏町の中を走り
雨の中を一人 震える身体
ずぶぬれになり 瞳光らせ 何を探すの

怒った時は 爪をたてる ぼくを 睨みつけるように
髪をなでる うれしそうに 笑い声あげた

気が強そうに 見えてたけど 本当は臆病者さ
そこがぼくと同じだから ひかれあい暮らした

どこへ君は消えた 訳も伝えず
道に迷って 裏町の中を走り
雨の中を一人 震える身体
ずぶぬれになり 瞳光らせ 何を探すの

ずぶぬれになり 瞳光らせ 何を探すの 何を


8.~14メドレー 心の旅路:恋路海岸~稚内から~冬物語~ピンボール~松山行フェリー~君すむ街へ~ロマンスカー15初恋16きっといつかは