1.望郷千里
2.海峡ひとり旅
作詞:結城忍
作曲:山口ひろし
津軽海峡 吹く風が
みれん涙を 吹き散らす
身を切るような 別れに泣いて
流れ流れて 風みさき
来てはみたもの お前の声が
ああ ここまで 追いかける
北のさいはて 凍りつく
夢ものぞみも とおせんぼ
心を鬼に つれない言葉
投げて泣かせた あの夜の
純なお前に にている花が
ああ ふるえて 俺を呼ぶ
竜飛岬は 風と波
ゆれてあの船 何処へ行く
許してくれと 言えない俺が
いのち削って すてた恋
あてもないまま 面影つれて
ああ 海峡 ひとり旅
3.兄妹
4.母ざくら
作詞:池田充男
作曲:山口ひろし
母が居たから 私がいるの
いつも面影 胸のなか
あれは笑顔の 母ざくら
春がくるたび いろ鮮やかに
匂うがごとく 咲くのです
おしゃれしなさい 綺麗になさい
女らしさを みせなさい
それがくちぐせ 母ざくら
年も苦労も 重ねたけれど
やさしく強い ひとでした
しあわせでしたか 私を生んで
花にひと言 聞いてみる
いのち限りの 母ざくら
遠いふるさと 夜空を見あげ
ごめんね ごめんね お母さん
5.愛につつまれて
作詞:池田充男
作曲:山口ひろし
たとえば私は 炎の鳥かもしれない
姿 気高い 女神の手から
歌の翼を 授かったのよ
さあ 唄いなさいと
涙はしあわせの 裏返し
天国・地獄を 見てきたわ
愛につつまれて 私はここにいる
愛につつまれて 皆様ありがとう
たのしいひととき すごせましたか
また逢えますよね きっと逢いましょう
うまれて私は歌うさだめですから
より美しく 自分を飾り
眉をひらいて 舞台に立つわ
さあ 見てくださいと
照明(ライト)は あしたへの道しるべ
生きてる証(あかし)を 探すのよ
愛につつまれて 私はここにいる
愛につつまれて 皆様ありがとう
たのしいひととき すごせましたか
また逢えますよね きっと逢いましょう
らららららら
炎の鳥は飛ぶのよ 赤い翼ひろげて
炎の鳥は歌うのよ 命つきるまで
6.春の坂道
7.あんたの艶歌
8.いたわり坂
作詞:池田充男
作曲:山口ひろし
嵐のあとが 雨になり
晴れると思えば 風が吹き
笑ったつもりが 泣いていた
ねえあなた-
ずいぶん歩いて 来ましたね
息を とゝのえ ふり返る
石ころだらけの いたわり坂よ
痛かろ 指に 血がにじむ
わたしは平気よ それよりも
あなたが倒れちゃ 嫌ですよ
ねえあなた-
縁とは不思議な ものですね
頑固男と 意地っ張り
おんなが寄り添う いたわり坂よ
千尋下の 深い谷
万丈 はるかな
岩の山
ふたつを織り成す 白い雲
ねえあなた-
人生 墨絵の ようですね
登りつめましょ 百までも
これが夫婦の いたわり坂よ
9.花街一代
作詞:池田充男
作曲:山口ひろし
器量がいゝから 芸者になれと
あけて十五の 旅だちでした
浮世いろはの 花街で
芸をみっちり しこまれて
いつかなじんだ 夜の水
ああ 神楽坂 おんなの灯がゆれる
わたしが知ってる お方はみんな
出世しました 自慢じゃないが
あれが縁なら これも縁
義理と情けに はさまれて
いっそ死にたい 悲しさに
ああ 神楽坂 ながした恋もある
花街うけつぐ 若い姑ひとり
育つ日までは にくまれながら
きょうも切り火で 送りだす
おんな 一代 舞扇
どうぞ幸福 くるように
ああ 神楽坂 愛して生きるのよ
10.酒場情話
作詞:かず翼
作曲:山口ひろし
「ごめんなさいね お客さん
奥はいつでも 予約席」
待っているんじゃ ないけれど
私にゃ見えるの あのひとが
ひとり無口に 飲む姿
酒場女の 身の上なんて
なぜか淋しい 過去ばかり
「外は雨です お客さん
少し話を 聞いてって」
思い出します 寒い夜
ふたりで最後の 差し向かい
遠い汽笛に 泣けたっけ
酒場女の 身の上なんて
みんな似たよな 傷がある
「北の生まれね お客さん
どこか似てるわ あのひとに」
暖簾くぐって 風のように
ふらりと戻って 来る日まで
恋の灯りは 消さないわ
酒場女の 身の上なんて
つかみきれない 夢ばかり
11.世間川
12.祝いしぐれ
作詞:千葉幸雄
作曲:山口ひろし
鯛の刺身の わさびの辛さ
怒るあなたの 目に涙
夫婦ですもの わかります
娘を嫁に 出す心
せめて今夜 せめて今夜 水入らず
明日の祝いの門出酒
嫁ぐ娘が 畳に座り
両手ついての あいさつを
わざと聞こえぬふりをして
天井向いて いるあなた
扇ひらいて 扇ひらいて かくしても
祝いしぐれが ひざに降る
親という字を よく見てご覧
立って木を見る それが親
苦労しながら 育てた木
今日咲く花が 実になって
孫という名の 孫という名の 芽を出せと
祈る幸せ 祝い唄
13.夫婦草
作詞:石本美由起
作曲:山口ひろし
あなたと一緒に 死んでもいいわ
二人の明日(あす)が ないのなら
幸せ探し 夢探し
たとえ苦労の 川だって
耐えて生きたい 水鏡
あなた、好きよ、どこまでも
夫婦草
冷めたい世間の 人眼を逃れ
涙をぬぐう 場末町
幸せひとつ 夢ひとつ
寒い夜更けの 燗酒に
情けしみじみ 寄せる頬
生きる、笑顔、浮かべたい
夫婦草
名もない小川の 流れに浮かぶ
浮草ふたつ 誰れと誰
幸せいずこ 夢いずこ
泣ける運命を かばい合う
愛がいのちの 二人づれ
固い、きずな、想いやり
夫婦草
14.はなむけ祝い唄
作詞:千葉幸雄
作曲:山口ひろし
夕陽の小みちで 手と手をつなぎ
並んだ親子の 影法師
花嫁姿に 心はしぐれ
幼い月日が 目に浮かぶ
娘の門出に はなむけ祝い唄
金襴緞子の 帯しめながら
花嫁御寮は なぜ泣くのだろ
夫婦の契りは 親子の契り
両家に家族が 増えました
三月桃の日 五月の節句
可愛いい初孫 抱ける日を
めでたさ重ねて はなむけ祝い唄
涙と汗とを いっしょに流し
歩いて行くのよ 長い旅
雨風雪の日 道づれだから
人の字みたいに 支え合う
二人の明日へ はなむけ祝い唄
15.あなたのみなと~いい夫婦~
16.夫婦スキスキ…
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