北のおんな物語

松前ひろ子 北のおんな物語歌詞
1.北のおんな物語

作詞:池田充男
作曲:中村典正

うつむきかげんに 咲いてるおまえは
黒百合みたいだと 抱きよせた
せつなくて ただ腕のなか
聞いていたのよ 波の音
北のおんなが いのちがけ
絞るよな 恋をした
それが それが あんたなの…

紺地に白ぬき 比呂子の暖簾が
あんたの無愛想 おぼえてる
冷やでいい 酒がほしいと
戸口 叩いた 雪の夜
北のおんなの 深なさけ
あつい酒 あげたのよ
それが それが わたしなの…

羅臼(らうす)の岳(やま)にも 秋風吹くころ
便箋半分の 置き手紙
ゆるせない この憎らしさ
だけどわたしは 許したわ
北のおんなの 二百日
黒百合に よせた恋
きっと きっと また逢える…


2.夫婦ばなし

作詞:池田充男
作曲:中村典正

夫婦(めおと)って 愛ですねあなた
仲が良いとか 悪いとか
ちいさな お話ですね
人生死ぬほど くるしいときは
身代わり覚悟も できている
それがあなたと わたしですね

夫婦(めおと)って 面白いですね
けんかするたび 別れます
けれども 別れませんね
十年がまんで また二十年
花みて雪みて 五十路坂
これが連れ合い 絆ですね

夫婦(めおと)って 旅ですねあなた
神も仏も いましたね
たすけて いただきました
後から続いて 来るひとたちに
明かりを点灯(とも)して あげましょう
それがふたりの 役目ですね

夫婦(めおと)ばなしの お茶うけは
大福 やきもち 茶まんじゅう