白い世界

柴田淳 白い世界歌詞
1.終電

作詞:柴田淳
作曲:柴田淳
編曲:羽毛田丈史

今日もまたさよならの時間がきて
ゆっくりと驛に向かい始めた
つないだ手ほどかずに 強く絡めた指
終電よ 早く通り過ぎてほしい

掃りたくないなんてまだ言えなくて
必死に心で叫んでるのに
また今夜もいい子になって手を離す
胸が張り裂けそう この氣持ち

離すしかなかった手と離された手が
ゆらゆらとさよならを告げている
終電に間に合うように掃してくれる
わかってる これが今の二人なのは

掃したくないなんてまだ聞けなくて
笑顏で「おやすみ。」なんて言わないで
わかってるよと言ってるような優しい目で
私を見ないでいて お願い

掃りたくないなんてもう言えなくて
ひとり改札をくぐり拔ける
また今夜もいい子になって手を振るの
ずっといい子でいい…今はまだ


2.白い世界

作詞:柴田 淳
作曲:柴田 淳
編曲:羽毛田丈史

消えてく空 消えてく街
僕までも消えてゆくのと
震えている
真っ白な空 真っ白な街
はじまりはきっと
こんな世界なのだろう
生まれてきたのに
あまりに脆くて
傷を負うだけの
僕はなんだろう
なにもない白
僕の足跡が
一步ずつの細い道を
描きはじめる

目覺めるように 眠れるように
僕の本當の姿を
抱きしめてる
步き疲れ 生き疲れて
それでも消えそうな夢を
忘れたくない
僕を待つ人も
引き止める人も
誰を見えなくても
生きていてもいい?
なにもない白
僕の足跡が
いつかこの世(ここ)に
空を描き 街になるまで
なにもない白
僕の足跡は
一步ずつの細い道を
描き續ける