暫存

梅沢富美男 暫存歌詞
1.恋雪崩

作詞:小椋佳
作曲:趙容弼

心の憂さの耐え難さに
飲んだ深酒 そのにがさに
倒れ込むように 寝る夜更けに
夢まで追いうち 恋名残り
心の深い傷隠して
固く閉ざした その扉に
容赦知らずの恋雪崩
夢路を襲って 乱れ舞い

忘れたいと思う笑顔 忘れられぬくちもと
踊るような姿 仕草 惑い消す 手招き
夜のいざないに 夢のいたずらに
浮き立つ心よ 儚いものを

心の弱さ もの狂いか
過ぎた音を繋ぎ合わせ
季節知らずの 恋雪崩
夢とも気づかず 浮かれ舞う

忘れようと決めた瞳 忘れがたい黒髪
唄うような声 言葉よ めぐり来た ときめき
夜のたわむれに 夢のいたずらに
燃え立つ心よ 甲斐ないものを

忘れたいと思う出逢い 忘れられぬ優しさ
愛しあった抱き合った 二度とない輝き
夢がさめてなお 夢のつづき追う
愚かな心よ 聞き訳もなく
浮き立つ心よ 儚いものを


2.キャラバン

作詞:小椋佳・南里元子
作曲:喜多郎

もしもかなうことなら
世界中で一番 愚か者と いわれよう
たった一人だけのために 生きて死んだ
馬鹿な奴と云われよう
変らぬものを 人はどれほど
数えられると云えよう

キャラバン 星さえも命定めなく
キャラバン 人の世は全て 移り行く
キャラバン この愛は
そう奇跡への 旅・夢

もしも君が望めば
山も河も動かし 大地変えて見せよう
たった一人だけのために生きて死んで
笑顔を 見せもしよう
いいかげんな自分に死にものぐるいの
かけひとつ してみよう

キャラバン 星さえも命定めなく
キャラバン 人の世は全て 移り行く
キャラバン この愛は
そう奇跡への 旅・夢

キャラバン 人の世は
全て 移り行く
キャラバン この愛は…


3.瞬間を止めて

作詞:荒木とよひさ
作曲:都志見隆

いまはあなただけの女(もの)と
すべて開くその背中
交(かさ)ね合う過去(きのう)のすき間
埋(うず)めること出来るなら
この瞬間(とき)を 止めたままで
朝を殺して 抱いていたい

※身体(からだ)を結べば ひとつになり
心までが 溶けてしまう
男は女の 乳房(ゆめ)の中で
それを愛と信じ 契るから…※

夜の深さだけに溺れ
たとえ愛(それ)が終わっても
波をうつ吐息のままに 生きてること出来るなら
この慕(おも)い さらけだして
灰になるまで 燃えていたい

生命(いのち)を結べば 時間(とき)も止まり
明日(あした)さえも 消えてしまう
男は女の 乳房(ゆめ)の中で
それを愛と信じ 契るから…

哀しみが扉(ドアー)の外で
待ち伏せをしていても
胸の奥に忍びこんで 引き離すこと出来はしない

(※くり返し)