女坂

森進一 女坂歌詞
1.女坂

作詞:有馬三恵子
作曲:猪俣公章

身丈の着物の私をつれて
母は黙って背負子(しょいこ)で歩く
山道いつも聞かされたのは
一つ覚えの夕焼け小焼け

何が生きてて しあわせか
母の顔では 知りかねた
あの日けわしく思えた道を
今あなたとなら たどってみたい

行く坂 はるかな女坂
私も母に似てきそう

湯上り子供ら寝かせる声で
やっとその日が終ったような
祭りも盆も変らぬ色の
絣(かすり)の柄まで覚えています

耐えることしかない母も
夢を見た日は あるのやら
強くかよわく やさしい背なは
みな忘れたよと 答えるけれど

行く坂 はるかな女坂
私も母に似てきそう

何が生きてて しあわせか
母の顔では 知りかねた
あの日けわしく思えた道を
今あなたとなら たどってみたい

行く坂 はるかな女坂
私も母に似てきそう


2.今想えば

作詞:森進一
作曲:森進一

もう君と 会わなくなって
どれくらいたつだろうか
時々机の中から
君からの手紙だして読むことがあるよ

踏みきることが出来なかった あの頃の僕
この間 昔の仲間たちと
会って話したよ つまらないことさ
僕達のことが話にでて
君のこと幸せに暮らしていると 聞いた

もう君と 会わなくなって
どれくらいたつだろうか
時々机の中から
君からの手紙だして読むことがあるよ

今想えば あの頃に戻れたら
やさしくつつんであげる
消えてしまったはずの
愛のぬくもりが今もこの胸に熱く

古びた壁に君が書いた 僕のイニシャル
もう君と 出会うこともないのに
きざまれたイニシャルが
とってもさびしい
笑って別れた二人なのに
今頃になってむなしさだけが 残る

今想えば あの頃に戻れたら
やさしくつつんであげる
消えてしまったはずの
愛のぬくもりが今もこの胸に熱く