いろはにほへと/孤独のあかつき

椎名林檎 いろはにほへと/孤独のあかつき歌詞
1.いろはにほへと

作詞:椎名林檎
作曲:椎名林檎

青い空よなぜ雲をかかえて走っていく
恋しいだれかをそっと追い掛けるの?
甘い果実よなぜ蜜を隠して黙っている
美味しい所をだれかに残しているの?
おしえてよもう騙されないわ
仮初めの彩度だけぢゃ厭なの
‥色眼鏡割り棄てて‥

赤い空よなぜ太陽なんて溶かしていく
敢えないなみだに今日を滲ませるの?
判るのよちゃんと見極めるわ
モノクロの濃度だけで好いの
‥色仕掛取り止めて‥

気高いあなたもこの大自然の一端ね
わたしに見せてよ今尚未開拓の根源
生きているあなたいのちは無色透明

黄色い百合よなぜ別れ際に咲っている
万代不易を欲するのは無為と云うの?
丸い目をすかして求めた全部が愛しい
浅い夢見やしゃんせさあ見やしゃんせ


2.孤独のあかつき

作詞:渡辺あや
作曲:椎名林檎

さあまぶた閉じて耳をふさげよ
静かな闇の中に聴こえてくる
君の呼吸と小さな君の鼓動
捕まえたなら解き放てよ

走りだせ地球は大きいから
抱き締めろ命は短い
君の涙を夢を愛を待っている
広い世界が待っている

ああ紛らわすな君の痛みを
淋しく押し殺すな醜くとも
苦しくとも重さに挫けようとも
風は吹いている解き放てよ

与えられやがて奪われる
そんな風に僕らは出来ている
込み上げる想いがあるだろう
叫べばいい君は美しい

朝日眩し水面輝き 草木萌えて
花咲き散り夜鷹哭く空 月も冴えて

いとしくて涙があふれて
かなしくて星空見上げて
目映い光に目を瞑ったら
僕らいま夜明け真っ直中