暫存

樋口了一 暫存歌詞
1.いまでも

作詞:松井五郎・樋口了一
作曲:樋口了一

抱きしめた腕のなか 切ったばかりの髪の
匂いがしてた 夏が近づいた朝
就職もしないまま アルバイトだけの暮らしで
夢なんか かなうはずもなかった

曇り空の 君は黙って うなずいているけれど
心では雨が 降りはじめていたね

※いまでも いまでも 君を思い続ける
離れない 離さないさ 君だけの笑顔
いつかは いつかは 想い出色あせてしまっても
僕はずっと 忘れないから Babe
You're the Only, forever※

くたびれたYシャツに 嫌いだったネクタイを
いま結んで 僕はこの街にいる
何をあきらめたのか いつも微笑みで
励ましてくれてた 君だけがわかってた

ことばにさえ できない気持ち 伝えられるのならば
時を越え 君を追いかけてゆくけど

いまでも いまでも 君を思い続ける
離れない 離さないさ 君だけの瞳
誰より 誰より 僕だけ見つめてた
大切な あの季節の 君に逢いたい Babe
You're the only, forever

(※くり返し)


2.憧れのレイナ

作詞:樋口了一
作曲:樋口了一

LAYNA LAYNA 白い肌のヴィーナス
夏を吸い込んだ真珠
LAYNA LAYNA 青い 瞳の海には
どんな船を浮かばせるの

ミケランジェロさえ 溜息つくくらい 鮮やかな

憧れ 極彩色の ダイヤリー
愛しさ 摂氏零度のメモリー
もう二度と帰らない きらめく夏の日

LAYNA LAYNA 風になびく髪
二次を惑わせる孔雀
LAYNA KISSに 熱い砂浜と
水晶の冷たさ感じた

あの日の涙が 今 心につたう ビブラート

さよなら ときめきの ハレーション
さよなら 永遠の恋人
追いかければ逃げてゆく 夏の陽炎

かなり鮮烈な ミッドナイト ファイティング
台無しにした バースデイ コール
交わす言葉もなくて 受話器を置いた君が
何より悲しかったけど

LAYNA LAYNA 白い肌のヴィーナス
夏を吸い込んだ真珠
LAYNA LAYNA 青い 瞳の海には
誰の船が帆を上げるの
出発の朝に 過去のビザが切れた パスポート

憧れ 極彩色の ダイヤリー
さよなら さよなら 夏の夢


3.Easy Listening

作詞:樋口了一
作曲:樋口了一

Easy Listening 君にとって Easy Listening ぼくなんて

カーラジオから流れるメロディーは FMのヒットナンバー
となりで口ずさむ君は無邪気な顔

誰か突然キャンセルしたおかげ 僕とのドライブ
海辺の渋滞に 楽しさも影をさす

それにしてもはやりのCD
たった一枚も持ってないから
デートはヘビーローテーションなりそうもないよね

Easy Listening 君にとって Easy Listening ぼくなんて
退屈しのぎ 軽すぎるBGMみたいだよね
Easy Listening いつもなら Easy Listening 聴き流す
そんな唄も もう一度かけてごらんよ

街にあふれてるカラフルな曲に 君はチヤホヤされて
シャボン玉のように 誘惑されそうさ

インパクトなくてコンパクトじゃない いつもこんなスタイル
君のハートとタイアップ すぐにできそうもない

それにしてもレパートリー
多いのは感心するけれど
歌詞カード見なければ歌えないだろう

Easy Listening 君にとって Easy Listening ぼくなんて
Love Songには聴こえない声かもしれないけれど
Easy Listening 心で Easy Listening 感じたら
ずっと ずっと好きでいられるはずだから


4.君が結婚するなんて思わなかった

作詞:樋口了一
作曲:樋口了一

五月の風に乗って舞い込んできたニュースに
二年ぶりのキャンパスへ僕は足を運んでた
新入生歓迎の準備の学生は
まるで昔の僕らの瞳をしてる

学祭のステージも 夏の合宿のあせも
見守る君がいなければ 輝けなかった

君が結婚するんだって 友達からそう聞いたんだ
愛する資格は僕にはないけど
君を忘れてしまう 勇気さえも僕にはなかった
昨日にさよなら

望遠鏡から覗いたスタジャンの君は
あんなに大きく僕に映ったけれど
君のスーツ姿が小さく見え始めたのは
望遠鏡逆さに見てたせいさ

学食の落書きも 桜並木の陰も
不思議なくらい変わらずに ここにあるのに

君が結婚するんだって うまくやっていけるはずだよ
エプロン姿も誰より似合うし
君が作ってくれた カルボナーラの味がいまでも
一番だから

結婚するんだって 友達からそう聞いたんだ
愛する気持ちは離れないけど
君を幸せにする 相手は僕じゃなかっただけさ
あの日にさよなら


5.エレンディラ

作詞:樋口了一
作曲:樋口了一

教会の鐘 鳴り響く晴れた日曜日
市場を通る馬車に引かれて
君はこの街にやって来た

ポケットの中のコインだけじゃ
とても会いには行けないね
窓辺に映る背中越しに
他の誰かのノックの音が…

エレンディラ エレンディラ
赤いドレスがとっても似合ってるよ
エレンディラ エレンディラ
君は僕だけの可愛い天使だよ
キスは心のドアを開けるのにとっておいてよ

噂は流れ 男達は浮かれ始めた
今日も君の部屋 甘い蜜に
誘われて集まって来るよ

安らぎとときめきと
渇きを癒すぶどう酒と
みんなあげてしまった夜に
君は誰を待っているの

エレンディラ エレンディラ
赤いランプは涙を隠すよ
エレンディラ エレンディラ
夢の中だけでも笑ってよ
一人きりの夜は素顔に戻れるから

エレンディラ エレンディラ
赤いヒールがとっても綺麗だよ
エレンディラ エレンディラ
君は僕だけの可愛い天使だよ
キスは心のドアを開けるのにとっておいてよ

恋しいエレンディラ 愛しいエレンディラ
僕がそばにいるよ


6.まわる~あの頃の君がいるなら~

作詞:樋口了一
作曲:樋口了一

まわる まわる 二人で雨に濡れて
見つめて 答えて あの日の君のように

かけがえのない夢 またあしたにしようか 心が溶けるまで

Wait for me いつまでも待ってる
かわらない気持ちが 君にあるなら

かけがえのない時 また戻れるだろうか 心が許すまで

Wait for me いつまでも待ってる
かわらない気持ちが 君にあるなら あるなら
Wait for you 君が疲れても
終わらない気持ちが 僕にあるから

まわる まわる 二人で雨に濡れて
見つめて 答えて あの日の君のように

あの日の君のように


7.GOGH

作詞:樋口了一
作曲:樋口了一

思い通りにならないことは いくつもあるけれど
この頃やけに思い出すのは 生まれた街のこと
高速に乗る車の群れを 毎日眺めてた
箱庭みたいなこんな町からは 逃げ出してしまおうと

走る走る 遠くまで走ってく
子供の頃の不安な夢をバッグにつめて

こんな時代に君は何を思うだろう
僕は何にもわからないけれど
ひとつだけそっと教えてほしいよ
僕はいったい何が描けるのか
トンネルをくぐり抜けて海を渡ったならば
風が答えをくれるさ
(Do what you like)

人混みの中 降りたときから また始まるヒッチハイク
ハンドルを握る役に回るのは いつでもほかの誰か
行きたい場所は 頭の中に広がる地平線
でも乗り込む車がカーブを切るのは まるで反対だった

流れ流れ また振り出しに戻る
標識なんて無いのは初めからわかっていたこと

こんな時代に君は何を信じるだろう
僕はそんなに自信ないけれど
ひとつだけ胸張って言えることは
僕はこれしか描けないってこと
キャベツ畑の向こうに観覧車の丸い影
下がったらまた上がるよ
(Do what you like)

こんな時代に君は何を思うだろう
僕は何にもわからないけれど
ひとつだけそっと教えてほしいよ
僕は一体何が描けるのか
トンネルをくぐり抜けて海を渡ったならば
風が答えをくれるさ
(Do what you like)
(That is your life)


8.幻画の街

作詞:樋口了一
作曲:樋口了一

ひどい渋滞だった開かずの踏切
今はもう高架に変わって
苛立つ顔で何度も時計を見る人も
無くなった 食事も間に合う

遮断機が上がった後で 突然降り出した
みぞれ混じりの夏の天気雨
見張りの男がなじる そこは過去への入口
僕は一人で渡り始めてる

※二人でどこか行こう 遠くの街へ行こう
黄色に朽ち果てたあの幻色の世界
どこまでも追いかけて どこまでも風に乗り
季節は巡る でももう君は帰らない※

南に向いてる部屋に 差し込む朝日は
早起きにとてもいいんだ
訪ねる人はみんなノックのかわりに
掌で影絵をこさえる

開いたドアの先で海は場違いに青く
畳の色を真っ青に染める
おしゃべりヒトデが笑う 「待ち人は来ませんよ」
僕は窓から滑り落ちていく

あの海はどこだろう あの空はどこだろう
歯車をなくした時のない世界
この声が嗄れるまで 君を取り戻すまで
心は叫ぶ 絵の中の僕に向かって

(※くり返し)


9.今日もどこかでデビルマン

作詞:阿久悠
作曲:都倉俊一

誰も知らない 知られちゃいけない
デビルマンが誰なのか
何も言えない 話しちゃいけない
デビルマンが誰なのか

人の世に愛がある 人の世に夢がある
この美しいものを 守りたいだけ
今日もどこかでデビルマン
今日もどこかでデビルマン

誰も知らない 知られちゃいけない
デビルマンのふるさとを
何も言えない 話しちゃいけない
デビルマンのふるさとを

もうこれで帰れない さすらいの旅路だけ
この安らぎの心 知った今では
あすもどこかでデビルマン
あすもどこかでデビルマン

今日もどこかでデビルマン
今日もどこかでデビルマン


10.TAKE A CHANCE

作詞:樋口了一
作曲:樋口了一

君と夢見てた あれは遠い はるかなシーズン
いつかそのときが 来るとかたく 誓ってた
一番最後に 立ち上がった 君の背中
まぶしい日ざしに 迷いの影 もう消えてく

苦しさはいつの日にか 訪れる
ゴールのために あると信じて

ここに今ここに 君が残した思いを伝えるために
それだけを腕にいだいて 歩き続けたい
君の瞳を君の心を君の夢をすべて忘れない

いつも戦いは 誰かを倒すためじゃなくて
すぐにふさぎ込む 自分自身に 勝つことさ

止まらない涙それは あきらめて
しまわなかった あかしだから

ここに今ここに 君が描いた明日にたどりつくために
それだけを胸に刻んで 歩き続けたい
君の瞳を君の心を君の夢をすべてを忘れない

Take a chance. You can Take a chance.
You can Take a chance only you to be a winner.

Take a chance. Take a chance.
We all have a chance to ce a winner.


11.Still Live In My Heart

作詞:樋口了一
作曲:安雲公亮(安部恭弘)

見つめずに 伝えたい 心にあるものだけ
絶やさずに 灯したい 最後の灯りだけ

深く想ってた だから苦しめた
膝を抱えたまま 立つこともできなくて

But still live in my heart まだ 僕は明日を描ける
夜が星を求めるように 君だけ求めるから

二人過ごした日々 交わした言葉の数
すべてが今胸に 語りかけてくる

夢に疲れ果て 壁に囲まれて
君を振り返るだけの 気持ちさえ乾いてた

But still live in my heart まだ 僕は涙を流せる
川が海を目指すように 君だけ愛せるから

人は誰も永遠の絆 取り戻すためだけに 命さえ投げ出せる
君が教えてくれた ぬくもりにつつまれて

Still live in my heart いま 僕は明日を描ける
夜が星を求めるように 君だけ求めるから

夜が星を求めるように 君だけ愛せるから


12.Road of the Sun

作詞:樋口了一
作曲:樋口了一

からきし駄目なピアノに 一人きり向かいながら紡いだメロディ
10年ぶりに出会った君が 記憶を縁取るように口ずさんだ
あれからいくつもの想いつかまえては歌ってきたよ そしていまでも

あの日あの時代に 君がいてくれたから 僕は今の僕になれたんだ
ときに うつむきながら 君と歩いた道に
いつもいつも あの太陽は燃えていた

何のために歌うのか 誰のために歌うのか 答えはなくて
なにもかもばかげて見えて 閉じかけたドアのすき間に光が見えた
泣く事しかできない震える小さな命 今度は僕が照らしてあげよう

何も間違わないで ここまで来れたならば 君の笑顔にさえ会えなかったね
別れそして出会いを涙に映しながら
きっと少しずつ 優しくなれた僕がいる

ここからの未来を 果てなくつづく旅を 君ともう一度歩きはじめよう
ときに つまずきながら 立ち止まる日が来ても
いつもいつも あの太陽は燃えている

あの太陽は燃えている


13.Over The Cloud

作詞:樋口了一と凌雲高校生徒の皆さん
作曲:樋口了一

ここで僕らは出会った 見えない光が導いた
胸の中にそれぞれの 青空を隠し持って
教室の片隅から 始まる小さな夢のかけら
君の思いをのせていま 風が中庭を吹き抜けた

さあいこう 顔を上げて 見えるだろう目の前に 白くて大きな雲が

そうさあの雲を越えていこう 見たこともない青空へ
君になにを言えばいいのか いまはそれさえわからないけど
あの雲は知っているよ 僕たちが走る意味を
いまはまだ遠く見えても いつか手が届くときが来る

意味もなく笑い転げて 些細なことでふさぎこんで
当たり前だった毎日が いまこんなに輝き出す
校庭をうつむき歩く 僕にいつも手を振ってくれた
君の笑顔が支えだった ずっと支えだった

さあいこう 別の道を 少しだけの後悔を 未来への架け橋にして

そうさあの雲を越えていこう 僕らだけの青空へ
この胸が不安にふるえ 希望に膨らむ時は今だ
あの雲は教えてくれる 僕たちが進む道を
いつの日かここに集まり 変わらぬ笑顔でまた会おう

花火が舞い上がった あのグラウンド
放課後の静かな教室 音楽室から飛び出したメロディー
ずっと ずっと ずっと忘れない

そうさあの雲を越えていこう 見たこともない青空へ
君になにを言えばいいのか いまはそれさえわからないけど
あの雲は知っているよ 僕たちが走る意味を

いつの日かここに集まり 変わらぬ笑顔でまた会おう
いつの日かここに集まり 空の広さを教えあおう


14.HEART ~鳩とお嫁さん~

作詞:むく七鳩十
作曲:サカモト教授

きみのいぬあいだ
ぼくがいつも
みてたゆめ

おしえてあげるよ
いっしょにいきていたいとおもうから

まほうのことば
しりたかったけど
ほんとはそんなの
なかったんだね

どうしてどうして
きみはないてるの
ぼくはどこにもいかないさ

きみとはなすたび
ついついわらってしまうけど

ぼくはなんでだか
うれしくなってしまうんだ

ぼくのことなんか
ほんとはわすれて
いきていっても そんなに
かわらないかも

それでもそれでも
ぼくらはここにいるよ
とわにいっしょにいつまでも

ぼくはね じつはね
こころにやりをもつ
おもいやりをきみのために

もしかね きみがね
きずつくことがあれば
きみのきもちでいのるよ

さよなら ぼくらの
あしたをまようひび
きみとであえてすてきだよ

いつかね ぼくがね
きみをおいていったらね
かぜになって みまもるよ