樋口了一★時計台アコースティックライブ★

樋口了一 樋口了一★時計台アコースティックライブ★歌詞
1.春

作詞:樋口了一
作曲:樋口了一

突然の風に帽子を飛ばされた朝 生まれて初めての季節に出会う
幾度となく繰り返して来た おおらかな息吹が
僕の人生の第二幕の始まりを静かに告げる

暗い大地に朽ち果てた果実の中で今目覚める揺るぎない光

春が来る僕らに春が来る
砂埃巻き上げる風とともに
春が来る僕らに春が来る
悲しみの季節を越えて

誰より自分が一番大切だった頃 とっておきの夢は何より輝いていた
けれど夢という名前で呼んでいたものがいつの間にか
なんてちっぽけなつまらない自分のプライドに変わったんだろう

全て失い絶望に打ちのめされそして君は目覚める本当の夢に

春が来る君にも春が来る
巡りくる季節は誰一人置き去りにしない
春が来る君にも春が来る
たとえ今君が泣いていようと

いつか最後の冬に躰を横たえるとき僕はきっと感じるだろう
いつかまた君に出会う時を

春が来る僕らに春が来る
砂埃巻き上げる風とともに
春が来る僕らに春が来る
悲しみの季節を越えて

巡りゆく命を連れて


2.words of life

作詞:樋口了一
作曲:樋口了一

地下鉄の出口に 二人きりでたたずむ
日差しがふいにまぶしい
雪解けの歩道に 乾いた靴音が鳴る
寒い季節が終るよ
あれほど苦しんだ事 いくつかの痛みを分かち合う
君がいて 僕がいて 笑顔が生まれる

悲しみが降り積もる 何も見えない夜に
消えない灯りになって 春へ導いてくれた
あの時の君からの 忘れられない言葉
それさえあれば 僕は生きて行ける

でたらめな暮らしと かたくなだった自分
今は素直に思い出せる
壊れてしまった夢を 繕うのは止めて この地図に
どこまでも どこまでも 続く道を描こう

信じたものすべてが 離れてしまった時
変わらない優しさで そばに立っていてくれた
心に届く声が 命の言葉になる
それさえあれば きっと生きて行ける

悲しみが降り積もる 何も見えない夜に
消えない灯りになって 春へ導いてくれた
あの時の君からの 忘れられない言葉
それさえあれば 僕は生きて行ける
生きて行ける 生きて行ける 生きて行ける


3.札幌

作詞:樋口了一
作曲:樋口了一

この街には梅雨がない 6月の空は青く高い
秋の始まりに似てるけど やがて来るのは短い夏

光の温もりの はかなさを知っている
だから誰にも笑顔を惜しまない

そんな人たちに会いたいなら 緑の大地に降り立とう
静かな幸せ守る強さを 教えてくれるよ札幌

この街には冬がある ビル街の空は狭く低い
雪の凍った路地裏で 自分の歩みを見つめてる

急ぎ過ぎることも 急がされることもなく
生まれた場所を当たり前に愛す

そんな人たちに会いたくなる 悲しさ辛さも笑い飛ばす
別れの握手を交すその度 勇気をもらうよ札幌

いつか時が過ぎて 変わらない瞳で
変わらない夢を 語り続けている

そんな人たちに負けないよう 夢見る心で居続けよう
広がる景色は初めて立った あの日のままだよ札幌


4.風の呼び声

作詞:樋口了一
作曲:樋口了一

春の霞の 故郷の せせらぎの夢を見ました
形を変えてゆく 流れに 過ぎた日々を映しては

巡る心に 密やかに 咲いて切ない花のように
夜長に吹く風に乗せて 君に贈ります

微かに 微かに 聞こえる呼び声
この場所に 帰っておいでよと

いま君にもう一度会えたなら 何を話そう
あの風に舞い散る 桜の花びら 揺られ 揺られながら
あの頃と これから 重ねて歩こう

離れて暮らすこの街に 秋の便りが舞いおりて
何気ない仕草の中にも 君を感じます

日暮れて泣いてた 落ち葉の帰り道
抱きしめてくれた手の ぬくもり

いま君にもう一度会えたなら 何を話そう
あの茜色に染まる夕暮れに そっと包まれたら
飾らないありがとう 君に伝えよう

いま君にもう一度会えたなら 何を話そう
あの風に舞い散る 桜の花びら 揺られ 揺られながら
あの頃と これから 重ねて歩こう

あの頃と これから 君と育ててゆこう


5.朝花

作詞:樋口了一
作曲:樋口了一

夏は過ぎ 胸に残る唄ひとつ
あのひとと 唄った 唄がひとつ
悲しく 悲しく 響いた時
優しく 優しく 包まれた時

あの朝花の 調べに寄り添い ハ〜レィ ヨイサヨイ と
生きて 生きてきました

子は育ち やがて子の親となり
この唄を 集い 唄うのだろう
楽しい 楽しい 時にこそ唄え
苦しい 苦しい 時こそ唄え

あの朝花の 調べに抱かれて ハ〜レィ ヨイサヨイ と
泣いて 泣いてみました

瞬きの 間に過ぎていった
この生を 悔やむ 曇りはあらず
いつしか いつしか カモメになり
あのひとの あのひとの 胸に帰るまで

あの朝花の 調べに寄り添い ハ〜レィ ヨイサヨイ と
あなたを想い

あの朝花の 調べに寄り添い ハ〜レィ ヨイサヨイ と
生きて 生きて行きます


6.きみへのうた

作詞:樋口了一
作曲:樋口了一

きみのために はじめて うたを作ったんだ
少しずつ 少しずつ きみを思い出しながら 作ったんだ
きみが気に入ってくれるといいな きみが気に入ってくれるといいな

作りながら思ったんだ 僕はいままできみを 傷つけてばかりいた
どんなに美しい言葉で飾ったって きみに歌わせてきたのは
悲しみのメロディーでしかなかったんだって
きみが許してくれるといいな きみが許してくれるといいな

なんでいま歌う気持ちが すなおに伝えられなかったんだろう
あふれだす心のシーン 夜更けに笑いあったSilly Joke
きみじゃなきゃだめなのに
きみを抱きしめた強さが そのまま僕の強さになればいいのに
あの日胸に響いてた メロディーを2人歌ってた 心から歌えるうただった
きみへのうた きみへのうた

もしもこのうたが きみにとどいたら 僕の声はどんな風に
きみのなかで響くんだろうか
季節はずれの 波の音みたいに ただなつかしく ただとおく
響くんだろうか それでもいい
きみが笑ってくれればいいんだ きみが笑ってくれればいいんだ

なんで いまごろになって こんな気持ちで 僕は歌うんだろう
真夏の陽射しの夢も 奇跡のような星空も 過ぎ去ってしまったのに
きみがくれた笑顔が そのまま僕の優しさになっていたころ
きみは知っていたんだね 僕もきっとわかってたんだろう
もう二度と歌えないうただって

いつか このうたが僕らの心に もう一度 舞い降りてきたとき
きみは何処にいるんだろう 僕を思い出しているのか
もうなにもわからないけど
きみを抱きしめた強さが たしかに僕の思いそのものだったこと
どれだけ時がたっても きっとそれだけは忘れない 心から歌えるうただった
きみへのうた きみへのうた きみへのうた きみへのうた


7.Anniversary song

作詞:樋口了一
作曲:樋口了一

大洪水のキッチンに 転がるポテトのデッド・ヒート
結局最初の手料理は レタスのはみでたクロワッサン
ラスト・シーンで何度でも 君を泣かせたね「ライム・ライト」
さっきアイロンかけたシャツ またハンカチがわりにして
ベランダでビール片手に 君の見つけた流れ星
二人だけの出来事いつも いつでも記念日だね

anniversary anniversary 心キュンとふくらむ
笑顔と季節をずっと忘れないよ
anniversary anniversary 風が春を誘う
夢の中へランデブー いつも輝いてるあの日のラヴ・ソング

桜の遊園地 君だけはしゃいでるジェット・コースター
真夏の海辺のヒット・パレード あわせて歌ったホール&オーツ
初めてのゲンカ きっかけは見とれたミニ・スカート
バイトの帰りのクリスマス・イブ 最終電車のアダムとイブ
真っ赤なドレスの君に 照れて無口な誕生日
カレンダーを想い出の絵の具で全部塗りつぶそう

anniversary anniversary 喜びも悲しみも
心のミキサーでねえかきまぜようよ
anniversary anniversary いい歌も出来るよ
君が僕の未来に ハモり続けていてくれるならば

anniversary anniversary 心キュンとふくらむ
笑顔と季節をずっと忘れないよ
anniversary anniversary 風が春を誘う
夢の中へランデブー いつも輝いてるあの日のラヴ・ソング
anniversary song


8.1/6の夢旅人2002

作詞:樋口了一
作曲:樋口了一

まわるよ まわる 地球はまわる
何も無かった 頃から 同じように
いつも いつでも 飛び出せるように
ダイスのように 転がっていたいから

泣きたくなるよな時も 君に会いに行きたくなっても
強がるだけ 今は何も 何もわからない

世界じゅうを僕らの 涙で埋め尽して
やりきれない こんな思いが 今日の雨を降らせても
新しいこの朝が いつものように始まる
そんな風に そんな風に 僕は生きたいんだ
生きていきたいんだ

一人きりでは できない事も
タフな笑顔の 仲間となら乗りきれる
たどり着いたら そこがスタート
ゴールを決める 余裕なんて今はない

誰かを愛することが 何かを信じつづけることが
なにより今 この体を 支えてくれるんだ

世界じゅうを僕らの 涙で埋め尽して
疲れきった足元から すべて凍り尽しても
いつの日にかきっとまた 南風が歌いだす
そんな風に そんな風に 僕は笑いたいんだ
笑っていたいんだ

世界じゅうを僕らの 涙で埋め尽して
やりきれない こんな思いが 今日の雨を降らせても
新しいこの朝が いつものように始まる
そんな風に そんな風に 僕は生きたいんだ
生きていきたいんだ


9.Road of the Sun ~出会ってくれたすべての君へ~


10.ほのうた

作詞:樋口了一
作曲:樋口了一

あるとき「ほ」が言いました 僕はひとりで大丈夫
友達なんかいらないよ だってさいつか

かっこいいヨットの 上にあがって
まっ白な「帆」になって 海を渡っていくからさ
ほ ほ ほ・・・・・・・

ある朝「ほ」が目覚めると まんまる「こぶ」ができていた
鏡をのぞいてびっくりぎょうてん!! 「ぽ」になっちゃった

どうしよう どうしよう 元に戻らない
思わず「ぽ」っと赤くなり 真っ赤なポストになりました

ぽ ぽ ぽ ぽ ぽ ぽ ぽ 鳩時計が鳴くよ

あるとき「ほ」にはじめての かわいい友達できました
ひとりぼっちでさみしそうな ちっちゃな ちっちゃな「っ」

大きさもちがう 二人だけれど
いっしょだと「ほっ」とできるんだ 心があたたかいんだ

ほっ ほっ ほっ ほっ ほっ ほっ ほっ ホットケーキ食べよう

やがて「ほ」の夢かない ヨットの帆になり旅にでる
まんまる「こぶ」とちっちゃな「っ」 見送りにきた

三人笑顔で がまんしてたけど
涙が「ぽろっ」っとこぼれおち 「ほ」はたまらず言いました

ひとりじゃつまらない ねえ いっしょに行かないかい?
それで仲良く 旅にでました ほっ ほっ

ほ ほ ほ ほのうた
ほ ほ ほ ほ ほ ほ