夢の轍

橋幸夫 夢の轍歌詞
1.夢の轍

作詞:さだまさし
作曲:さだまさし

もしもこの歌で 何かが変わるなら
私のこの生命(いのち)と 引き替えて構わない
たとえば此の世から 戦さが消え去り
風が昔のように 透きとおるのなら

木を植えるように 夢を植え続けたら
いつか大きな夢の 森が出来るだろう
木を植えるように 愛を植え続けたら
いつかこころは愛で 満たされるだろう
君と

もしもこの歌で 世界が変わるなら
わたしのこの生命(いのち)を 捧げて構わない
たとえば優しさや 希望に満ちた町や
美しい地球が 帰ってくるのなら

道無き道も 歩き続けたならば
いつかそこには小さな 道が出来るだろう
夢を諦めないで 歩き続けて行けば
夢の轍がいつか 刻まれるだろう

木を植えるように 夢を植え続けたら
いつか大きな夢の 森が出来るだろう
木を植えるように 愛を植え続けたら
いつかこころは愛で 満たされるだろう
君と


2.月

作詞:椎名透明
作曲:宮野幸子

きらりはらりと舞い降りた 月の都のかぐや姫
泣くなわが子よ常しえに 娘のままでいておくれ

ある日翁(おきな)は藪の中 光り輝く竹を見る
割れば中には三寸の 小さな娘が座りいる

鎮守の杜の授かりものか
手塩にかけて育てましょう

きらりはらりと舞い降りた 月の都のかぐや姫
ひとたび笑みを振りまけば 胸に黄金(こがね)の花が咲く

眩しいほどに美しい 娘の姿を聞きつけて
集いし村の男たち 婿に適える者もなく

やがてしくしく涙を流し
娘は告げる 別れの夜を

遥かな宙(そら)を舞い昇る 月の都のかぐや姫
泣くなわが子よ常しえに 娘のままでいておくれ

この世の闇を照らし出す
月の光でいておくれ