暫存

水元亜紀 暫存歌詞
1.エサホイ女節

作詞:岡田冨美子
作曲:岡千秋

ハアー シベリヤから来た鳥が
あんた捜して宙を舞う
あたしゃ泣きながら でんぐり返し
ハアー 冬っこ近づくと 男は逃げる
ぬくい女のいる方へ
エッサエッサ ホイサッサ
追いかけて行けば 嫌われる

ハアー しけた海に思い出を
四つ 八つに 十六に
ちぎって棄てても 未練がつらい
ハアー 波止場で背伸びすりゃ あんたが見える
朝寝 朝酒させたげる
エッサエッサ ホイサッサ
帰っておいでよ 今すぐに

ハアー 命がけで惚れたから
死んでもそばにいてくれと
小声で言われりゃ 女は燃える
ハアー 夜更けの三日月に 向かって吠えた
あんな男のどこがいい
エッサエッサ ホイサッサ
くやしいけれども 上手だった


2.瀬戸内みれん

作詞:馬場登代光
作曲:高野かつみ

島を離れる 連絡船が
夕陽背にして 消えてゆく
ひとりで手をふる 港駅
あなたあなたと 啼くかもめ
心の糸が 切れそな恋を
追っていきたい 瀬戸内みれん

鳴門うず潮 あの沖あたり
灯りちらちら 浮き沈み
添えない運命と 知りながら
声をかぎりに 叫びたい
帰って来てよ 涙がほろり
おもいきれない 瀬戸内みれん

何も知らぬと 夜明けの波が
岸壁に当って 砕け散る
冷たい無情の 水しぶき
今度逢ったら おもいきり
抱きしめられて 甘えてみたい
夢をかなえて 瀬戸内みれん


3.女はおんな…

作詞:土田有紀
作曲:徳久広司

夏の日中を 焦がれ啼く
蝉も抜け殻 残すのに
私に何が 残るでしょうか
夜毎あなたの より道は
長すぎた 春のせい…
生きる別れる どちらもつらい…

二度も三度も 傷ついて
自分ばかりを 責めていた
待ちますあなた 戻って欲しい
あなただけしか 愛せない
冷たさに 尚もえる…
過ぎてしまえば いい事ばかり…

そうよ男は 鳥になる
飛んで疲れて ねむるまで
優しい嘘に つかまりながら
夢で抱かれて すがりつく
負けたのね 惚れたのね…
惚れてしまえば 女はおんな…


4.御無沙汰しました故郷さん

作詞:高橋直人
作曲:桧原さとし

りんごみたいな 夕陽の色に
風も染まった 日本海
駅に降りれば かもめがお出迎え
つんつん津軽の 港町
御無沙汰しました 故郷さん
会いに来ました 想い出に

おさな馴染みは 散りぢりだけど
今も面影 ここに居る
藍い浴衣の この胸ときめいた
つんつん津軽の 夏祭り
御無沙汰しました 故郷さん
会いに来ました 初恋に

岩木お山に 積もった雪も
あつい情けで 解けてゆく
人があふれて 華やぐ都会より
つんつん津軽は 暖かい
御無沙汰しました 故郷さん
会いに来ました 父母に


5.蒲公英

作詞:いではく
作曲:杉本眞人

風に吹かれて 綿毛の種が
海を越え 花になり
大地をいつしか 故郷(ふるさと)に
変える たんぽぽ
寂しさや 人恋しさは
路傍の花の 宿命(さだめ)です
強く生きましょう 時には誰かが
じっと見つめて くれるでしょう
強く生きましょう あなたのとなりに
そっと咲いてる たんぽぽ

夢をみた日は 遠くになって
春の風 めぐるたび
やさしさ健気さ 鮮やかさ
魅せる たんぽぽ
なぐさめや 励ましなどを
もらえる花じゃ ないけれど
強く生きましょう 誰にも負けない
雑草(くさ)の魂 抱きながら
強く生きましょう あなたと一緒に
じっと耐えてる たんぽぽ

どこだって 住めば都と
運命(さだめ)のままに 身をまかせ
強く生きましょう 涙のうしろに
明日があるのを 信じましょう
強く生きましょう あなたの心に
ずっと咲いてる たんぽぽ