ほの字だね

永井みゆき ほの字だね歌詞
1.ほの字だね

作詞:たかたかし
作曲:弦哲也

昔恋しい 深川は
江戸の気分が 残る町
酔ったあなたに 肩をかし
歩く川端 にわか雨
ねえ 濡れて行きましょ
ちょいと… ふたりなら

あの日上手に 誘われて
マイク握って えんか節
ネオン花咲く 錦糸町
陰で女が 泣いている
ねえ あなた今夜は
ちょいと… どのあたり

上野不忍 池之端
下駄をならして カラコロと
誰かいい人 逢わせてよ
湯島天神 掌(て)を合わす
ねえ 引いたおみくじ
ちょいと… 吉と出た

木遣りながれる 浅草は
点る灯りも しみじみと
粋な着流し 角帯で
酒をのんでる 男(ひと)がいる
ねえ 声をかけたい
ちょいと… 路地の店


2.微笑みさがし

作詞:たかたかし
作曲:弦哲也

都会(まち)のくらしに 心がやせて
微笑みさがしの 故郷がえり
駅からバスで山中八里
母に心配かけたくないから
せいいっぱいの元気な声で
―ただいまと 手を振るの

裏の小川で 泥んこなって
幼いわたしが 遊んでいます
月日の中で悲しみふやし
いつか愛さえ心にとじこめ
あなたのことを忘れていたわ
―ごめんねと 独り言

一つ微笑み 見つけるたびに
心に笑顔が もどってきます
自分は自分誰ともちがう
そんな言葉を土産にもらって
ふたたび明日へ旅立てそうな
星が降る 故郷よ