地吹雪情話

永井みゆき 地吹雪情話歌詞
1.地吹雪情話

作詞:木下龍太郎
作曲:岡千秋

初めて履いた カンジキに
足を取られて 道に這う
なんでこんなに 荒れるやら
津軽 地吹雪 雪嵐(あらし)
惚れたあなたの 後を追う
女のこころを 通せんぼ

行くなと叱る 母の手を
払い除けたも 恋のため
親の代わりに 頬を打つ
津軽 地吹雪 雪飛礫(つぶて)
負けちゃいけない 泣いたなら
なみだの氷柱(つらら)が 胸を刺す

凍れる指で 角巻の
雪を払って また急ぐ
愛の強さを 試すやら
津軽 地吹雪 雪簾(すだれ)
夢を捨てずに いる限り
いつかはあなたに 追いつける


2.笹川流れ

作詞:木下龍太郎
作曲:岡千秋

背(そむ)いた貴方を 恋しがる
弱さ叱るか みぞれ雪
みれん心に つまずけば
波に呑まれる 荒磯(ありそ)道
ここは越後の 笹川流れ
行くも戻るも 泣き別れ

恋ゆえ見捨てた ふるさとが
いまは心の 拠(よ)り所
可愛いからこそ 強く言う
母の小言(こごと)が なつかしい
ここは越後の 笹川流れ
すがる想いで 駆け抜ける

貴方が残した 傷あとを
癒やすやさしい雪椿
明日(あす)を信じて 渡ったら
波も治まる 荒磯道
ここは越後の 笹川流れ
風もいつしか 春ま近か