通りすがりの大阪で

沢井あきら 通りすがりの大阪で歌詞
1.通りすがりの大阪で

作詞:喜多條忠
作曲:美樹克彦

ワイングラスに 涙が落ちて
酔えば酔うほど こころが寒い
御堂筋から 戎橋(えびすばし)
通りすがりの人がみな
通りすがりに笑ってく
雨の大阪 なみだ町

夜の蝶々が 羽まで濡れて
足も取られて 転んで泣いた
堺筋から 周防町
通りすがりの恋をして
尽くすたんびに 泣きを見た
雨の大阪 せつな町

赤いネオンも 途切れるあたり
仕舞い屋台で 冷や酒飲めば
鰻谷(うなぎだに)から 松屋町(まっちゃまち)
通りすがりの人がみな
逃げた男によく似てる
雨の大阪 他人町

他人町


2.無口なバーテン

作詞:喜多條忠
作曲:沢井あきら

二間(にけん)つづきの カウンター
一番奥に 行きたがる
女は謎を 秘めている
器量良しだが どことなく
しあわせだけが そっぽ向く
それっくらいは わかります
バーテン泣かせの 女(ひと)だから

高いお酒を キープして
そのつど女 変わる奴
家では尻に 敷かれてる
デカイ話に すぐ乗って
いつでもすぐに 火の車
それっくらいは わかります
バーテン暮らしも 長いから

夜の世界の 裏側は
涙と酒の 二本立て
今夜もひとり 止まり木で
静かに酒を 飲む人も
こころはきっと 泣いてます
それっくらいは わかります
バーテン無口が 仕事です

バーテン無口が 仕事です