ロイヤル・ストレート・フラッシュ

沢田研二 ロイヤル・ストレート・フラッシュ歌詞
1.カサブランカ・ダンディ

作詞:阿久悠
作曲:大野克夫

ききわけのない女の頬を
ひとつふたつ はりたおして
背中を向けて 煙草をすえば
それで何も いうことはない
うれしい頃の ピアノのメロディー
苦しい顔で きかないふりして
男と女は 流れのままに
パントマイムを 演じていたよ

※ボギー ボギー あんたの時代はよかった
男がピカピカの気障でいられた
ボギー ボギー あんたの時代はよかった
男がピカピカの気障でいられた ※

しゃべり過ぎる 女の口を
さめたキスで ふさぎながら
背中のジッパー つまんでおろす
他に何もすることはない
思い出ばかり 積み重ねても
明日を生きる 夢にはならない
男と女は 承知の上で
つらい芝居を つづけていたよ

ボギー ボギー あんたの時代はよかった
男のやせがまん 粋に見えたよ
ボギー ボギー あんたの時代はよかった
男のやせがまん 粋に見えたよ

(※くり返し)


2.ダーリング

作詞:阿久悠
作曲:大野克夫

ここへすわってくれ
足を組んでくれ
黄昏に顔を向けてくれ
その指で髪をかきあげてくれ
ダーリング ダーリング
ダーリング

これからいうことをきいてくれ
笑わないと約束してくれ
あなたがほしい あなたがほしい
あなたがほしい
ダーリング ダーリング
ダーリング

ぼくにはもうあなたしかない
夜が来ても 朝が来ても
春が来ても 夏が来ても
秋が来ても 冬が来ても
ぼくにはもうあなたしかない
ダーリング

声をきかせてくれ
キスをかわしてくれ
あたたかい涙わけてくれ
その声で熱くささやいてくれ
ダーリング ダーリング
ダーリング

すべてがわかったといってくれ
世界中に発表してくれ
あなたがほしい あなたがほしい
あなたがほしい
ダーリング ダーリング
ダーリング

ぼくにはもうあなたしかない
夜が来ても 朝が来ても
春が来ても 夏が来ても
秋が来ても 冬が来ても
ぼくにはもうあなたしかない
ダーリング

ぼくにはもうあなたしかない
夜が来ても 朝が来ても
春が来ても 夏が来ても
秋が来ても 冬が来ても
ぼくにはもうあなたしかない
ダーリング


3.サムライ

作詞:阿久悠
作曲:大野克夫

片手にピストル 心に花束
唇に火の酒 背中に人生を
アアア アアア

ありがとうジェニー お前はいい女だった
はんぱなワインより 酔わせてくれたよ
だけどジェニー あばよジェニー
俺は行かなくちゃ いけないんだよ

寝顔にキスでも してあげたいけど
そしたら一日 旅立ちが延びるだろう

男は誰でも 不幸なサムライ
花園で眠れぬことも あるんだよ

片手にピストル 心に花束
唇に火の酒 背中に人生を
アアア アアア

ありがとうジェニー お前はいい女だった
お前とくらすのが しあわせだろうな
だけどジェニー あばよジェニー
それが男には 出来ないのだよ

部屋から出たなら つめたい木枯し
お前の体のぬくもりが 消えて行く

男はいつも 悲しいサムライ
しあわせに照れてることも あるんだよ

片手にピストル 心に花束
唇に火の酒 背中に人生を
アアア アアア


4.憎みきれないろくでなし

作詞:阿久悠
作曲:大野克夫

昨日は昨日で どこかで浮かれて
過ごした筈だが忘れてしまったよ
気障な台詞だね

明日は明日で 楽しいだろうが
余りに遠くて 予想も出来ないよ
使い古しだね

傷つけ合うのが嫌いだからと
ずるずるみんなをひきずって
最後にあなたは あなたは
どうする どうするつもり
恋に埋もれ死ぬ気でいるの
憎みきれないろくでなし

こんなに真面目に 愛しているのに
昨日や明日は関係ないだろう
きまり文句だね

女は不思議だ くちずけするより
綺麗な約束ほしがるものなのか
破れかぶれだね

ひとりも不幸にしたくはないと
天使の気分でいるけれど
最後は疲れて 疲れて 私の 私の胸で
眠るつもりでいるでしょうね
憎みきれないろくでなし
憎みきれないろくでなし


5.勝手にしやがれ

作詞:阿久悠
作曲:大野克夫

壁ぎわに寝がえりうって
背中できいている
やっぱりお前は出て行くんだな

悪いことばかりじゃないと
想い出かき集め
鞄につめこむ気配がしてる

行ったきりならしあわせになるがいい
戻る気になりゃいつでもおいでよ

せめて少しはカッコつけさせてくれ
寝たふりしてる間に出て行ってくれ

アア アアア アアア アア
アア アアア アアア アア

バーボンのボトルを抱いて
夜ふけの窓に立つ
お前がふらふら行くのが見える

さよならというのもなぜか
しらけた感じだし
あばよとサラリと送ってみるか

別にふざけて困らせたわけじゃない
愛というのに照れてただけだよ

夜というのに派手なレコードかけて
朝までふざけようワンマンショーで
アア アアア アアア アア
アア アアア アアア アア

夜というのに派手なレコードかけて
朝までふざけようワンマンショーで
アア アアア アアア アア
アア アアア アアア アア


6.ヤマトより愛をこめて

作詞:阿久悠
作曲:大野克夫

その人のやさしさが
花にまさるなら
その人の美しさが
星にまさるなら

君は手をひろげて守るがいい
からだを投げ出す値打ちがある
ひとりひとりが思うことは
愛するひとのためだけでいい
君に話すことがあるとしたら
今はそれだけかもしれない

今はさらばといわせないでくれ
今はさらばといわせないでくれ

いつの日か唇に
歌がよみがえり
いつの日か人の胸に
愛がよみがえり

君は手をひろげて抱くがいい
たしかに愛した証(あか)しがある
遠い明日を思うことは
愛するひとのためだけでいい
君に話すことがあるとしたら
今はそれだけかもしれない

今はさらばといわせないでくれ
今はさらばといわせないでくれ

今はさらばといわせないでくれ
今はさらばといわせないでくれ


7.時の過ぎゆくままに

作詞:阿久悠
作曲:大野克夫

あなたはすっかり つかれてしまい
生きてることさえ いやだと泣いた
こわれたピアノで 想い出の歌
片手でひいては ためいきついた

時の過ぎゆくままに この身をまかせ
男と女が ただよいながら
堕ちてゆくのも しあわせだよと
二人つめたい からだ合わせる

からだの傷なら なおせるけれど
心のいたでは いやせはしない
小指に食い込む 指輪を見つめ
あなたは昔を 思って泣いた

時の過ぎゆくままに この身をまかせ
男と女が ただよいながら
もしも二人が 愛せるならば
窓の景色も かわってゆくだろう

時の過ぎゆくままに この身をまかせ
男と女が ただよいながら
もしも二人が 愛せるならば
窓の景色も かわってゆくだろう


8.危険なふたり

作詞:安井かずみ
作曲:加瀬邦彦

今日まで 二人は
恋という 名の
旅をして いたと
言える あなたは
年上の女 美し過ぎる
あゝあゝ それでも 愛しているのに

何気無さそうに
別れましょうと
あなたは言うけど
心の底に
涙色した 二人の想い出
あゝあゝ 無理して 消そうとしている

僕には出来ない まだ愛してる
あなたは大人の
振りをしても 別れるつもり

きれいな顔には
恋に疲れた
虚ろな瞳が
又似合うけど
なんで世間をあなたは気にする
あゝあゝ 聞きたい 本当の事を

僕には出来ない まだ愛している
あなたは大人の
振りをしても 別れるつもり

今日まで 二人は
恋という 名の
旅をして いたと
言える あなたは
年上の女 美しすぎる
あゝあゝ それでも 愛しているのに
あゝあゝ それでも 愛しているのに


9.追憶

作詞:安井かずみ
作曲:加瀬邦彦

小雨降れば ひとり待つニーナ
なにも聞かず 読みかけの本を
捨てて抱き合った おまえの肌
ニーナ素顔が きれいだ
夜の風を怖がった ニーナ
ひとつ灯り残し あの部屋で
おまえの気持ちは甘く くずれ
ニーナ 泣いたよ
オーニーナ忘れられない
許して尽くしてそばにいて
オーニーナ
もし今ならおまえを二度とは
悲しませない オーニーナ

長い髪をきってきたニーナ
僕に愛を誓う その為に
おまえの瞳が 思いつめて
ニーナ 胸につきささる
白いバラの花びらを散らし
愛の明を占うおまえを
無理にやめさせて みつめた目を
ニーナ 信じて
オーニーナ忘れられない
許して尽くしてそばにいて
オーニーナ
もし今ならおまえを二度とは
悲しませない オーニーナ
ニーナ(セリフ)

ニーナ 忘れられない
許して尽くして そばにいて
オーニーナ
もし今ならおまえを二度とは
はなさない オー

ニーナ 忘れられない
許して尽くして そばにいて
オーニーナ
もし今ならおまえを二度とは
はなさない オー


10.許されない愛

作詞:山上路夫
作曲:加瀬邦彦

忘れられないけど 忘れようあなたを
めぐり逢う時が 二人遅すぎた
愛の炎は消し 暗い絶望だけ
胸に抱きしめて 僕は生きてゆく

だけどもしも ここにあなたが
いたなら駆け寄り すぐに抱くだろう
あなたを連れ去り 逃げて行きたい

忘れられないけど 忘れようあなたを
誰も許さない 愛のさだめなら
帰るところのある あなたなら遠くで
僕は幸せを ひとり祈るだけ

だけど命 かけた愛なら
今すぐあなたの もとへ戻って
どこかに奪って 逃げて行きたい


11.あなたに今夜はワインをふりかけ

作詞:阿久悠
作曲:大野克夫

あなたに今夜はワインをふりかけ
心まで 酔わせたい 酔わせたい
アア あなたを

何か悪いことでもしている顔して
愛してはいけない

ぼくの胸に抱かれて夢みる時には
何もかも忘れて

悪ぶるくらい はしゃいでくれよ
酒も少し飲んでみたっていいさ
あなたがそれでおそれを捨てて
愛の言葉をいえるのならば

あなたに今夜はワインをふりかけ
心まで 酔わせたい 酔わせたい
アア あなたを

蒼い肌を転がる 涙の真珠を
くちびるですくって

何で泣いているのと たずねてみたけど
爪を噛むばかりさ

はすっぱな口きいてもいいよ
好きと一度くらいいわせてみたい
仮面をぬいであなたの素顔
ぼくにはそっと見せておくれよ

あなたに今夜はワインをふりかけ
心まで 酔わせたい 酔わせたい
アア あなたを

あなたに今夜はワインをふりかけ
心まで 酔わせたい 酔わせたい
あなたに今夜はワインをふりかけ
心まで 酔わせたい 酔わせたい
ラララ
心まで 酔わせたい 酔わせたい
アア あなたを


12.LOVE(抱きしめたい)