1.MY OLD 50'S GUITAR
作詞:SHOGO HAMADA
作曲:SHOGO HAMADA
40回目の誕生日に
自分の頭を撃ち抜く奴は
あまりに一途な理想と望みを
描き続けたそんな男さ
Darlin' 俺を強く抱き締め つなぎ止めてくれ
何ひとつリアルに感じられない
My old guitar 荒んだ心 静めてくれ
Emptiness まるでマイナーブルース
続くよ 永遠に
愛がすべての扉 開けてくれると
信じていた少年の日々
穏やかな幸福あまりに脆くて
強い男を演じてきた
Darlin' おれは臆病風に吹かれてるだけなのか
それとも見なくてもいい闇を見たのか
My old guitar 歪んだ苦痛 麻痺させてくれ
Loneliness まるでマイナーブルース
続くよ 永遠に
あの夏の日 草原の輝きの中
見上げた空の透き通った蒼さに 目をやられたまま
My old 50's guitar 何を弾こうと何処へ行こうと自由なんだぜ
でも Old guitar 魅せられたように3コードが
Restless heart まるでマイナーブルース
続くよ 永遠に
2.BASEBALL KID'S ROCK
作詞:SHOGO HAMADA
作曲:SHOGO HAMADA
肩と肘のあたりが痺れてる 寝返り打つ度に痛む膝
眠れないホテルのベッド
今日で連続7試合ずっとノーヒット打席が続いてる
街へ出る気にもなれない
若い奴等が飢えた目でおれを狙ってる
記者席じゃシーズンオフのトレード話
Baseball Kid 今も Baseball Kid
雨上りの芝生のにおい
Baseball Kid ただの Baseball Kid
意味などないのさ ただ好きなだけ
同期の奴等はもう今では 少し寂しげな顔をして
穏やかに家族と暮してる
昨夜彼女がふっと呟いた
“独りの夜は寂しいわ”と 真夜中の長距離電話
高く舞い上がるボールも必ず落ちてくる
いつユニフォームを脱いでも悔いなどないけど
Baseball Kid 今も Baseball Kid
カクテル光線に浮かんだ球場(Ball Park)
Baseball Kid ただの Baseball Kid
意味などないのさ ただ好きなだけ
金のため? No! 名誉のため? No! チームのため? No!
ただ野球が好きなだけ
Baseball Kid 今も Baseball Kid
走る 投げる 捕る 打つ シンプルなゲーム
Baseball Kid ただの Baseball Kid
意味などないのさ ただ好きなだけ
Baseball Kid 今も Baseball Kid
子供の頃親父と遊んだキャッチボール
Baseball Kid 永遠の Baseball Kid
意味などないのさ ただ好きなだけ
いつまでたっても ただの Baseball Kid
3.少年の心
作詞:SHOGO HAMADA
作曲:SHOGO HAMADA
恋するにはあまりに身近で 男友達のように
ワインとふざけた冗談 車に積んで
ハンドルを君にあずけて 週末の街 後にして
学生だった頃のまま…海へと
君は君の失くした愛の痛手を
僕は僕の壊れた日々の暮しを
胸に抱いて打ち寄せる波の音 耳を澄ませて
シートに身を沈めて寄り添い眠った
倒れたワインボトルに朝陽が弾け跳んでる
まだ静かな寝息たて眠ってる君の
柔らかなその表情を見てたら胸のあたりが
軋んだ音をたてたよ…微かに
このままそっと何も言わずに傍にいるから
このままずっと触れないままで傍にいるから
君は僕に懐かしいせつなさを
思い出させる失いかけていた少年の心を
抱き寄せたくて 抱き締めたくて
でもこのままでいいのさ二人は
You are the one
You are the best friend
And the best my love
君への愛変わらない永遠に
You are the best friendin my life
4.青の時間
作詞:SHOGO HAMADA
作曲:SHOGO HAMADA
夕暮れの青が舞い降り
ビルとビルの影をふちどる
渋滞の列は続く
ひとり高速道路の上
彼女は約束の場所で
待ち疲れておれが来ないことを
最後の答えだと
決めて去って行くだろう
「もう一度 君とやり直したい」
想いも 思い出も青く染まってゆく
こんな風にあっけなく終わる一日
こんな風に愛した人を失う
バックミラー僅かに残る
夕焼け雲 幾重もの色を
静かに見つめてる
ひとり高速道路の上
青い高速道路の上
5.サイドシートの影
作詞:SHOGO HAMADA
作曲:SHOGO HAMADA
海が見えたら起こしてあげるから
もう少し眠りなよ ラジオを消して
サイドシートに話し掛けてみる
そこには誰もいないのに
隠れ家のような仕事を片付けて
醒めたイルミネーション 照り返す街に
眩しい笑顔と一夜の慰めを
今夜も探してる ゲームのように
曖昧な痛みが押し寄せ去ってゆく
真夜中の通りを海へと走ってる
カーラジオ繰り返す無機質なビート
まるで僕の鼓動のように
誰かの腕に抱かれて眠りたい
何も奪わぬ恋に落ちて
夜ごと華やかなパレードが続く
その列に潜り込み 迷い はみ出して
夜が明ける頃には年老いた気分
何も感じることができない
海が見えたら起こしてあげるから
もう少し眠りなよ ラジオを消して
サイドシートに話し掛けてみる
そこには誰もいないのに
僕の影しかいないのに
6.恋は賭け事(ギャンブル)
作詞:SHOGO HAMADA
作曲:SHOGO HAMADA
君は天使じゃなく おれだって聖者じゃないんだぜ
Hey Girl 迷わないで 今夜 おれが 欲しいのなら
School Girlみたいに
もうじらさないで かけひきなど 虚しいだけ
何を待っているの?
もうすぐ夜明けがドアの前
おれ達明日は会えないかも
恋はまるで ギャンブル
掛け率は50対50だぜ
だけどゲームじゃない
勝負はいつもAll or Nothing
Hey Girl 失した恋 痛手がまだ深いのなら
何故ここにいるの?
Danceの相手が欲しいなら
Discoで誰かを捜せばいいさ
恋を怖れるなら
仔犬でも飼えばいいのさ
愛は遠いゴールライン
走り出さなきゃ遠ざかるだけ
恋は危険なギャンブル
掛け率は50対50だぜ
君は天使じゃなく おれだって聖者じゃないんだぜ
君に賭けてもいいかい? 今夜!
7.夜は優し
作詞:SHOGO HAMADA
作曲:SHOGO HAMADA
何度も夢に見たよ
君の瞳の中に僕が映っている
他に何も見えなくなる
灯りを消して
鍵をおろして
瞼を閉じて
Kiss me baby
Touch me baby
初めて出逢った日から
何かが違ってた心の奥に
悲しみに似てる何かが
芽ばえ育ってゆくよ
指をからめて 恥じらうように
髪をほどいて 踊るように
腰を抱き寄せて
Kiss me baby
Touch me baby
月明りブラインド越しに
君の影揺れる
柔らかなぬくもりの中溶けてく
痛み切なく 風のように
吐息激しく 波のように
熱は果てしなく
Kiss me baby
Touch me baby
8.SAME OLD ROCK'N'ROLL
作詞:SHOGO HAMADA
作曲:SHOGO HAMADA
沈んだ心抱え 誰かが
外へ連れ出してくれるのを待っていても
おれは道化師でも医者でもないんだぜ
ただギターを弾いてるだけさ
ただのSame Old Rock'n'Roll 踊ろう風の中で
降り注ぐMoonlight 靴を脱ぎ Dancin'in the street
寂しさは誰のせいじゃなく
ただお前がこのタフな時代の中で 今
息を止めてるからさ
いつも敵が必要なんだろ?
自我を守るために群れの中で
いつも誰かの慰めが欲しいんだろ?
自分を確かめられなくて
Coolな振りして 築いた壁の中で
自閉してゆく お前の憂鬱な日々
空しさは誰のせいじゃなく
ただお前がこのタフな時代の中で 今
目を閉じているからさ
独りきりだぜ いつも
おれもお前も生きてるかぎり But it's allright
ただのSame Old Rock'n'Roll 踊ろう風の中で
降り注ぐMoonlight 靴を脱ぎ Dancin'in the street
ただのSame Old Love Song 踊ろう雨の中で
滲んでくCity lights シャツを脱ぎ Dancin'in the street
悲しみは誰のせいじゃなく
ただおれ達がこのタフな時代の中で 今も
成長してるからさ
9.太陽の下へ
作詞:SHOGO HAMADA
作曲:SHOGO HAMADA
グラスに満たされた失意 君は飲み干して
涙に押し流される眠る テーブルに伏せて
僕を許さず 憎み続け 責めてもいいけど
If you don't love me any more, please let me go
If you don't need me any more, please set me free
君のその寂しさ救えるのはもう僕じゃない
二人が輝いてた日々の想い出の中で
今では夢見るようにひとり君は暮してる
目をそらさずに本当の姿見つめておくれ
If you don't love me any more, please let me go
If you don't need me any more, please set me free
倒れ 泥まみれの疲れ果てた二人を
痛みを死が断ち切るまで
二人何を償い続けるの?
What is LOVE?
If you don't love me any more, please let me go
If you don't need me any more, please set me free
行くよ独りきりでも 太陽の下へもう一度
10.詩人の鐘
作詞:SHOGO HAMADA
作曲:SHOGO HAMADA
銀行と土地ブローカーに生涯を捧げるような
悪夢のようなこの国の
飽食とエゴに満ちた豊さの裏側で
痩せ細る南の大地
未来へのシュミレーション
破滅を示す時
鐘が鳴ってる 約束の地に 打ち上げられた罪を知る者に
鐘が鳴ってる 聖者のように 魂の声を聞く者に
闇を裂いて閃いてる――1999
タブーだらけの自由の中で葬られてゆく
孤立した叫び声
自浄出来ぬシステムに真実はねじ曲げられ
幻想だけ煽られてく
プラスティック・インフォメーション
メディアを満たす時
鐘が鳴ってる 非武装の地を 争うことなく追われる者に
鐘が鳴ってる 天使のように愛しい人を導く者に
見守るように遠く深く――1999
蒼ざめたイルミネーション
孤独を照らす時
鐘が鳴ってる 欲望の地で誇りと理想に生きる者に
鐘が鳴ってる 詩人のように 傷ついた心いたわる者に
輝いてる清く強く―1999
11.夏の終り
作詞:SHOGO HAMADA
作曲:SHOGO HAMADA
サンディエゴフリーウェイを南へ走ってる
国境線越えたら砂埃舞うメキシコ
夏の終りの乾いた風が窓から
おれの口笛吹き飛ばす
フロントガラスに
テキーラサンライズ
もう誰の心も引き裂くことなんてない
この車もギターも売り払い海辺の町
潮風と波の音を枕にひとり暮そう
ギター抱き締めて眠ったあの頃
貧しさと憧れの中夢に見た R & R STAR
キャンパスを中退して長い旅に出た
果てしなく続く“ON THE ROAD”
流星のような
幾千もの夜
愛してくれた人 打ちのめす程傷つけた
汚れた悲しいメロディー身を切るように繰り返す
拍手とスポットライトと報われぬ涙の陰で
もう誰の心も引き裂くことなんてない
手に入れたものみんな失ったって構わない
残された僅かな時間静かにひとり暮そう
潮風と波の音を枕にひとり暮そう
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