ベスト16

瀬川瑛子 ベスト16歌詞
1.みんないい女

作詞:かず翼
作曲:円広志

誰だって泣きながら 眠った夜がある
悲しみに遭わずに 生きては行けない
幸せの後ろ影 見送るその度に
新しい夢を また探すのよ
たったひとつの物語 みんなヒロイン
自信を持たなきゃダメダメ みんないい女

つらくても言い訳は しないと決めている
この道を選んで 歩いて来たから
灯りさえ消えた部屋 夜明けが近づけば
新しいドアが また開くのね
二度と書けない物語 みんなヒロイン
微笑み失くしちゃダメダメ みんないい女

過ぎて行く人ならば 追わずにあきらめる
人生は出会いと 別れがつきもの
思い出のアルバムに 涙を飾ったら
新しい旅に また出かけましょう
明日にときめく物語 みんなヒロイン
恋していなけりゃダメダメ みんないい女

みんないい女


2.長崎の夜はむらさき

作詞:古木花江
作曲:新井利昌

雨にしめった 賛美歌の
うたが流れる 浦上川よ
忘れたいのに 忘れたいのに
おもいださせる ことばかり
ああ 長崎 長崎の 夜はむらさき

誰かあなたを 見たとゆう
噂話が 泣かせる波止場
おもいこがれて おもいこがれて
待てばやせます ひがみます
ああ 長崎 長崎の 夜はなみだ

霧にうるんだ 眼鏡橋
そっとのぞけば あなたが見える
そんな気がして そんな気がして
ひとり渡れば 胸いたむ
ああ 長崎 長崎の 夜はむらさき


3.あなたが命

作詞:沢村友美也・原譲二
作曲:原譲二

浮雲みたいに 流されながら
消えゆく運命と 知りました
あなた あなた あなたが命
泣いたあの日は 雨でした

わざと作った 強がり顔が
お酒がにがいと ひとり言
あなた あなた あなたが命
こころ細さに 耐えてます

形ばかりの 幸福よりも
日陰に寄り添う 花でいい
あなた あなた あなたが命
ついてゆきたい あの世まで


4.憂き世川

作詞:吉岡治
作曲:北原じゅん

昨日や今日の 夫婦じゃないわ
どこの誰より あんたがわかる
ひとりじゃ重い 重い荷物なら
一緒にわたしも 背負わせて
惚れた男は あんた!
あんたと流れる 憂き世川

身体ひとつで 始まったから
怖いものなど 今更ないわ
お酒に逃げて 逃げてどうなるの
世渡り下手でも いいじゃない
生きてゆこうよ あんた!
あんたと流れる 憂き世川

雨風しのぎ 明日を 待てば
万に一つの夢でも 叶う
相合い酒で 苦労ばなしなど
笑って話せる 日もくるわ
どこへゆこうと あんた!
あんたと流れる 憂き世川


5.人生つづら坂

作詞:たきのえいじ
作曲:弦哲也

ひとつ越えても その先に
続く七坂 忍ぶ坂
明日を手さぐり 爪先立てて
咲かすしあわせ 八分咲き
夢を心の 杖にして
登る人生 つづら坂

過ぎてしまえば 苦労さえ
節目 節目の 宝もの
語りきれない 身の上ばなし
胸の暦に 書いてある
人の情けに 手を借りて
登る人生 つづら坂

人の姿が 鏡なら
映る自分も また鏡
汗と涙を 肥やしに変えて
生きてはじめて 味がでる
雨が足元 濡らそうと
登る人生 つづら坂


6.夢仕度

作詞:たきのえいじ
作曲:北原じゅん

あなたがいたから つまずかないで
ついてこれたわ この日まで
ひらがなみたいな しあわせが
灯りに映る 水たまり
それは それは あなた・・・・・・
ついて離れず 夢支度

手さぐり歩きの ひと間の暮らし
夫婦茶碗に 傘ひとつ
路地裏伝いの 風呂帰り
ふたりすすった 夜なきそば
それも それも あなた・・・・・・
遠いあの日の 夢支度

たまにはお店の お酒もいいわ
注いでください 私にも
人目を気にする ふりをして
おどけてみたい 夜更けまで
いつも いつも あなた・・・・・・
赤い絆で 夢支度


7.おしどり春秋

作詞:たきのえいじ
作曲:八木架壽人

煤の付きようで 年季が判る
路地の酒場も 人の世も
俄づくりじゃ 身につかないわ
しあわせ 寄り道 まわり道
苦労積荷を 肩先に
ふたり寄り添う おしどり春秋

涙もろさは あなたも同じ
我慢強さも また同じ
せめて注がせて この私にも
お酒をはさんで 水入らず
持ちつ持たれつ いつまでも
ついて行きます おしどり春秋

命ふたつを ひとつに束ね
三十路四十路を 越えてきた
耐えて始めて 花実を結ぶ
明日が見えます この先に
一期一会の この縁
ふたり夢追う おしどり春秋


8.わすれ宿

作詞:中川大三郎
作曲:船村徹

これでいいねと 宿帳に
妻とあなたは 書き入れる
窓の外 悲しげに
なく虫を 聞きながら
浴衣の胸に 指をやる

どこかさびれた この宿が
今のふたりに 似合うわね
しのび逢い もえたとて
明日は又 よその人
甘えてみたい しみじみと

あなたつかれて いるようね
同じくらいに なやんだの
ありがとう うれしいわ
心だけ くださいね
涙にふける わすれ宿


9.命花

作詞:福田恒
作曲:原譲二

こんど咲かせる 花びらは
冷たい色か 熱い色か
教えて下さい わかるように
花の命は 短いけれど
咲いてみせます 命花

命を染めた 花びらは
暗い悲しい むらさき色か
与えて下さい 情けの色に
花の命は 短いけれど
つくしてみせます 命花

夢をかなえる 花に咲け
色のさめない 姿のままに
愛のよろこび いつまでも
花の命は 短いけれど
もえて生きます 命花


10.とんぼり

作詞:たきのえいじ
作曲:叶弦大

ここは浪花の道頓堀です
蝶よ花よの酒場です
惚れた張ったの土壇場で
泣くのは女でございます

酔わせてね お客さん
今夜はしみじみと
飲む程に 酔う程に
飲まずにいられない
身の上なんて聞きっこなしよ お客さん
ふるさとのなまりさえ 忘れた女です

骨が折れます 色恋沙汰は
深夜映画じゃあるまいし
あじの開きでおひらきに
そろそろさせとうございます
しあわせが欲しいのよ
私も女です
あきらめている訳じゃ
ないけど淋しいわ
通天閣の灯りがともる御堂筋
酔いしれて歩きたい おもいで捨てながら

酔わせてね お客さん
今夜はしみじみと
飲む程に 酔う程に
飲まずにいられない
身の上なんて聞きっこなしよ お客さん
ふるさとのなまりさえ 忘れた女です


11.連理の枝

作詞:野村耕三
作曲:新井利昌

それが運命の 糸とは知らず
引いて惹かれて 結ばれて
歩く春秋 夫婦みち
照る日曇る日 雨の日さえも
連理の枝は そうよ
連理の枝は 花を待つ

何があっても ふたりは一緒
汗も涙も 喜こびも
ともに白髪の その日まで
そんな想いで あなたといれば
温もり色の そうね
温もり色の いのち火も

明日という日は 見えないけれど
夢を紡いで 暮したら
きっと見えるわ 虹の色
こころ二つが ひとつになって
連理の枝に そうよ
連理の枝に 花も咲く


12.笑いじわ

作詞:阿木燿子
作曲:宇崎竜童

悲しい時にも 笑う癖
ついてる女は紺が似合う
セーラー服着た あの頃から
明るい子だねで 通ってた

また 目尻に増えてると
また 鏡に呟くの
そう 辛いことがあっても
泣いていては 何も始まらない

どっちみち おんなじ
どっちみち 人生
どっちみち この世は泣き笑い

どうせなら 悔いない
どうせなら 一生
どうせなら 陽気に笑いじわ

幾つになっても片想い
している自分が 愛しくて
心がときめく 夕暮れは
濃いめにルージュを 引いてみる

また カラスの足跡ね
また ちょっとがっかりしても
そう 若さは年じゃない
花のように 瑞々しい心

どっちみち おんなじ
どっちみち 人間
どっちみち 誰でも泣き笑い

どうせなら 女の
どうせなら 勲章
どうせなら 綺麗な笑いじわ

どうせなら 悔いない
どうせなら 一生
どうせなら ほろりと笑いじわ


13.花と嵐

作詞:水木れいじ
作曲:叶弦大

花と嵐の うき世の河を
越えてあなたと 十余年
過ぎてしまえば 泣いたあの日も 想い出話
そうよ今夜は うす紅さして
つきあいましょうね あなたの酒に

酔えばしんみり 私の膝で
ひとつ覚えの 子守唄
いまも心で 詫びているのね かさねた親不孝
次の彼岸は 故郷帰り
つきあいましょうね あなたの旅に

ついて来いとは 言えない人の
うしろ姿が いじらしい
まわり道でも 生命よせあう この倖せを
そっと噛みしめ いついつまでも
つきあいましょうね あなたの夢に


14.小犬の神様

作詞:西沢爽
作曲:船村徹

冷たい雨に 濡れながら
飢えた子犬が いたんだよ
パンのかけらを 分け合って
抱いた男が いたんだよ

子犬がなめる 髭面に
銀の涙が 光ってた
どんな情でも うれしいか
罪に追われる 人間は

(セリフ)子犬は、男に抱かれて三日三晩…
たったそれだけの思い出を忘れませんでした。
「おいらは、悪い奴だよ。だけど心を入れかえて、
きっと、おまえを迎えに来る日がある。
それまで達者で、生きていてくれるよなあ…」

あいつはやがて 捕まって
行ってしまうさ 監獄へ
だけど子犬は 忘れない
たったひとりの 神様を
神様を…


15.東京はぐれ鳥

作詞:小関理樹
作曲:上野旬也

ほんの束の間 あんたを忘れ
空を遊べる 時間(とき)をください
ヒュールヒュールと 手負いの羽で
羽撃(はばた)くばかり

”虹”という名の 橋を渡って
あんた恋しと 彷徨うけれど
街の灯(あか)りが 輝いた日々
呼び戻すだけ

ラ・ラ・ラ ララバイ 何処へ行けば
熱いその手に 眠れるかしら
東京はぐれ鳥 過去(きのう)しか見えない
東京はぐれ鳥 お台場辺り

月があたしの 鳴く声聞いて
ビルの谷間の 霧雨にする
ビショビショ濡れの 翼乾かす
屋根さえ無いわ

もしもタワーの 上を目指せば
天に召されて 行けるのかしら
あんた止めてよ 馬鹿と止めてよ
心が寒い

ラ・ラ・ラ ララバイ 気紛れでも
誰か添い寝で 眠りつかせて
東京はぐれ鳥 哀しみと番(つがい)の
東京はぐれ鳥 汐留辺り

ラ・ラ・ラ ララバイ 力尽きて
海に抱かれて 眠りましょうか
東京はぐれ鳥 あんたしかいらない
東京はぐれ鳥 有明辺り


16.命くれない

作詞:吉岡治
作曲:北原じゅん

生まれる前から 結ばれていた
そんな気がする 紅の糸
だから死ぬまで ふたりは一緒
「あなた」「おまえ」 夫婦みち
命くれない 命くれない
ふたりづれ

人目をしのんで 隠れて泣いた
そんな日もある 傷もある
苦労積荷の 木の葉の舟で
「あなた」「おまえ」 あぶな川
命くれない 命くれない
ふたりづれ

なんにもいらない あなたがいれば
笑顔ひとつで 生きられる
泣く日笑う日 花咲く日まで
「あなた」「おまえ」 手をかさね
命くれない 命くれない
ふたりづれ