月夜舟

瀬川瑛子 月夜舟歌詞
1.月夜舟

作詞:水木れいじ
作曲:中村典正

神さまが 逢わせてくれた この人と
我慢くらべの みちゆきでした
涙つづりの 幾年(いくとせ)も
過ぎてしまえば おもいで話
こぼれ桜が 水先(みずさき)染めて
夢を呼ぶよな ふたりの月夜舟

世渡りも お世辞も下手な 人だけど
裏がないのに ほだされました
喧嘩してみて 泣いてみて
情の深さに また惚れ直す
昭和生まれは やっぱり演歌
酔ってしんみり ふたりの月夜舟

まわり道 それでもいいの この川の
きっと何処かに 倖せがある
花と咲く日も 散るときも
あずけましたよ わたしの命
いいのあんたと 流されながら
明日を探して ふたりの月夜舟


2.また逢えそうなブルース

作詞:水木れいじ
作曲:中村典正

いやだ… やだ… やだ もう恋なんか
いつも 泣くのは 女だけ
船が出たなら それきりなのに
なんで優しく 抱きよせる
セピア色した 釧路の雨に
誰が歌うか また逢えそうなブルースよ

いやだ… やだ… やだ 面影グラス
酔えば 逢いたく なるばかり
灯(あかり)淋しい 幣舞橋(ぬさまいばし)を
どこか空似の 男(ひと)がゆく
セピア色した 釧路の夜は
みれんばかりの また逢えそうなブルースよ

いやだ… やだ… やだ ミモザの花も
散って波止場は 冬化粧
待てど暮らせど 帰っちゃ来ない
おとぎ話の 夢ひとつ
セピア色した 釧路の海に
捨てる涙の また逢えそうなブルースよ