母さんの手

瀬川瑛子 母さんの手歌詞
1.母さんの手

作詞:円香乃
作曲:新井利昌

おまえはほんとに いい子だと
頭をなでた 優しい手
近頃なぜか 想い出す
無邪気に笑う 母の顔
ゆっくり話しも 出来ないままで…
も一度 会いたい お母さん

春には桜が 見たいねと
贈ったセーター 抱きしめた
桜の花は 咲いたけど
セーターひとつ 部屋の隅
約束通り 羽織ってみせて…
今でも 大好き お母さん

夕暮れ間近の 病室に
揺れてた白い かすみ草
「もう帰るの?」と つぶやいた
小さな姿 忘れない
あなたの子供で 幸せでした…
ほんとに ありがと お母さん


2.旅の駅

作詞:円香乃
作曲:新井利昌

「おにいさん…どこまで行くの」
「次の列車で 行けるとこ」
雪に埋もれた 待合室で
無口な男が 小さく笑う
「あたしもサ…」「あたしもサ…」
流氷鳴いてる 北の駅
北の駅

「おねえさん…身寄りはいるの」
「遠い昔に 死んじゃった」
背中丸めて 唇かんで
淋しい女が 涙をぬぐう
「しんどいナ…」「しんどいナ…」
灯りがポツリと 夜の駅
夜の駅

「おにいさん…そろそろ来るよ」
「やけに汽笛が せかせるな」
吹きっさらしの 改札口で
振り向き男が 片手を上げる
「げんきでネ…」「げんきでネ…」
小雪がシンシン 旅の駅
旅の駅