風と雲と私

熊谷幸子 風と雲と私歌詞
1.風と雲と私

作詞:マイカプロジェクト
作曲:熊谷幸子

気がつけば いつか雨は止み
雲の切れ間から 青空がのぞいてた
ずぶぬれの靴は脱ぎすてて
素足になったら 季節 吹きぬけた

見上げてごらん ちょっと立ち止まり
輝きだす風と雲と

私がいる いつの間にかここに
まぶしそうに ひとり立ってる
あの時見えなかった明日に
私がいる ほんの少し
濡れた目をぬぐい ひとり歩きだしてる

夕暮れに 迷子になった夏
もう二度と
家に戻れない気がしてた
同じ道 何度も走ってた
ひぐらしの声に 泣きそうになってた

たどりつきたい たどりつけない
けれど いつか たどりついてる

明日が好き たとえ雨降りでも
つらいことがあったとしても
白いページ開けて待っている
明日が好き ほんの少し
ちがう私に出逢える 明日が大好き

私は好き たとえどんな朝でも
くじけそうになったとしても
きのうよりも前を見つめてる
明日が好き ほんの少し
私の空が見えてる 明日が大好き


2.紫陽花の坂道

作詞:マイカプロジェクト
作曲:熊谷幸子

雨降り バス通り 濡れた垣根越しに
紫陽花がとけていた 風の色に

よせてはかえす車の音
潮騒のように
思いだすはずのない恋が
ふいにかすめた

五月雨 はねをあげぬよう
小走りに急ぐ 雨の坂
少しにじんだ想いを抱いたまま
待つ人のもとへ

苦しい恋でした あれは夢でしょうか
それとも この今が夢でしょうか

過ぎる季節のもどかしさに
人は立ち止まり
そして何もなかったように
行くのでしょうか

五月雨 足音を消して
時の隙間に身をふせても
色あせてゆく雨の日の花びら
それでも散らない

五月雨 はねをあげぬよう
小走りに急ぐ 雨の坂
少しにじんだ想いを抱いたまま
待つ人のもとへ