夫婦きどり

牧村三枝子 夫婦きどり歌詞
1.夫婦きどり

作詞:水木かおる
作曲:遠藤実

抱けばそのまま 腕の中
とけて消えそな あゝおまえ
夫婦みたいに 暮らしたい
せめて三日でもねえという
おまえに うそはつけない

爪をかむくせ その癖も
いつか忘れた あゝおまえ
買った揃いの お茶わんに
夢がさめなけりゃねえという
おまえの 顔がまぶしい

肩で甘えて ついてくる
白いうなじの あゝおまえ
襟をあわせて 寂しそに
雨になるかしらねえという
おまえの 声が泣いていた


2.樹氷の宿

作詞:水木かおる
作曲:相原旭

明日の別れを 知りながら
命のかぎり 燃える女
ほのかに香る 湯あがりの
肌の白さに 匂う月
ああ みちのく 樹氷の宿

酒のぬくみも 凍てついた
さだめの雪は とかせない
ほろりと酔えば 死にたいと
弱い女に また返り
ああ 君泣く 樹氷の宿

無理に微笑って 朝の日に
そむけた顔の いじらしさ
女のそんな まごころに
何も酬いて やれぬ身が
ああ せつない 樹氷の宿