全曲集

白根一男 全曲集歌詞
1.はたちの詩集

作詞:高月ことば
作曲:上条たけし

花のいのちの 短かさを
初めて知った 哀しさに
青いインクも滲んでる
めくれば はらはら
涙こぼれる はたちの詩集

(セリフ)初恋!!なんてさびしい言葉なんだろう。
あの娘はとうとう俺から離れて遠い遠い所へ行ってしまった。
このままもう逢えないようなそんな気がしてならないんだ。
長い睫毛、可愛い唇…思い出すのはよそう。
初恋なんて、どうせどうせこんなものなんだよ。

白い野菊の 押し花も
昔の歌を 誘うだけ
若いこころに 抱いていた
あの夢 この夢
消えてはかない はたちの詩集

(セリフ)たった一つのあの娘の形見だけど
いっそ一思いに焼いてしまおうこんな詩集。
許してお呉れ。持ってるととても辛いんだ。

忘りょとすれば なおさらに
切なくうかぶ 面影よ
青い表紙も 色褪せて
想い出ばかりが
しみて哀しい はたちの詩集


2.雨の中を歩こう


3.次男坊鴉

作詞:萩原四朗
作曲:倉若晴生

どこへ飛ぶのか 次男坊鴉
笠にみぞれの 散る中を
なまじ小粋に 別れたせいか
日光街道の 日光街道の
灯がうるむ

人が目をむく さむらいやくざ
御奉行(おぶぎょう)様から 賭場(とば)あらし
泥溝(どぶ)の世界に 何故身を投げる
訳はあの娘の 訳はあの娘の
瞳(め)にききな

恋がせつない 次男坊鴉
逢うて三年 三度笠
なんの今さら 旗本ぐらし
どうせ半目と どうせ半目と
出たものを


4.君恋ギター


5.面影いずこ

作詞:藤田まさと
作曲:福島正二

想い出は 想い出は
風のささやきよ
故郷の 森に林に
ああ さりやらぬ
乙女の夢 はるかなる 夢悲し
今宵も風の ささやきに
ふと偲ぶ 君の微笑
ああ 君よ 面影いずこ

想い出は 想い出は
星の溜息よ
故郷に 人はうつれど
ああ 消えやらぬ
この 灯 のこる灯 淋し
今宵も星の 溜息に
ふと仰ぐ 山のいただき
ああ 君よ 面影いずこ

あの風も この星も
遠き想い出よ
君呼べど 君はこたえず
ああ 散りやらぬ
心の花 面影の花 いとし
今宵も丘に 佇ずみて
ふと想う 愛のふるさと
ああ 君よ 面影いずこ


6.湯河原慕情


7.その名は妻の春江です


8.男の足跡


9.男の純情詩集

作詞:杉紀彦
作曲:白根一男

見果てぬ夢の 灯りのように
おまえ待たせた 雨上り
初恋みたいに うつむいて
純な気持で 肩抱いた
せめて 男の純情詩集

(セリフ)「出逢うのが遅すぎたなんて もう決して言わせないよ…
あるいて来た別々の道が 今、ひと筋にみえて来たもの。」

茨の道と 言いたかないが
人の月日は 古い傷
おまえのぬくもり 抱きしめて
つらい昔を 遠くする
これが 男の純情詩集

(セリフ)「何も言わず たゞだまって熱い想いに耐えるだけだったら…
おれもおまえも このまゝ死んで行くしかなかった。
いゝさ… もう後へは戻れない。
おまえの心がおれのねぐら おれの心におまえが住めば
どこへ流れようと生きて行けるさ。」

わけ知り顔で 生きてはいても
何も見えない 人の道
一途に生きたい この恋に
少しあしたが 見えりゃいい
酒よ 男の純情詩集


10.宮古島夜曲


11.夫婦


12.ある女の人生


13.浜松ブルース


14.母恋椿

作詞:島田謦也
作曲:白根一男

夢の古巣に 待つものは
昔恋しい 山と河
お母さん お母さん
呼んで見たとて 泣いたとて
母は帰らぬ 空の星

ひと目逢いたい 母さんは
今じゃこの世の 人じゃない
お母さん お母さん
情あふれる 白椿
僕を残して なぜ散った

風が身に沁む ふるさとは
つきぬなげきの 星月夜
お母さん お母さん
やさし面影 胸に抱き
明日もつづける 歌の旅


15.愛妻記


16.やすらぎはこの胸に