ゆめとうつつとまぼろしと

百々和宏 ゆめとうつつとまぼろしと歌詞
1.ロックンロールハート(イズヒアトゥステイ)

作詞:百々和宏
作曲:百々和宏

オマエが生まれてきたあの時 アタマがなかなか出てこなくて
おもいきり締め付けたからこんなにひねくれたんだわって
笑う母親にロックンロールハート

15の誕生日 オヤジは外でオンナこさえてて
サウナに行ったきり帰ってこなかった
アネキは「幸せ家族ジ・エンド」ってタバコ吹かした
そこで僕はここぞとばかりに楽器屋に駆け込んで
一目惚れのギターを買ったよ

チャンス到来せいせいするよ バンド組んでギター弾くんだ
ジョーンジェットと同じヤツさ ローンはオヤジ持ちロックンロールハート

17の春 授業でイヤイヤ聖書を読まされた
先生は信じる人の元に必ずイエスは現れるって言うけど
そんなのまるっきり信用できなかった
逆立ちしても見えっこないよ だって僕の神様はレコードの中 踊ってる

いつでもご機嫌 僕を虜にしてくれるんだ
乳首に突き刺さって ビートを刻むよロックンロールハート
他にはなんにも 要らないって教えてくるんだ
気分爽快ロックンロールハート
だから音楽だけは 止めないでおくれ

アイラブロックンロール、アンドユー?


2.天気雨

作詞:百々和宏
作曲:百々和宏

公園のベンチで 物思いにふけってる
風船ガムをかんで
でっかくふくらまして 割れて鼻に引っ付いて
べとべとがとれないよ

ラバーソールをかじったよな 味がする

公園のベンチで さっきからずっと見てる
池の中の岩の上のカメが
でっかくあくびして 首を長くのばして
ヘンな顔してるよ

キングクリムゾンの レコードジャケットみたいに ヘンな顔

こんな日は 良い事が 起こりそうだって
思ったそばから 天気雨


3.ともをまつ

作詞:百々和宏
作曲:百々和宏

ともだちをまっています
かいだんにすわっています
はるのかぜがふいています
なんだかけはいがしています

夕暮れ時の商店街
この世とあの世がすれちがい
うずまき模様のオートバイク
猫の目ん玉がヘッドライト
がらがらの商店街
この世とあの世が混ざりあい

ともだちをまっています(うどんげの花が咲いております)
たよりはなんどもだしてます(猫のしっぽにからまっています)
なしのつぶてでくさります
いつかはくるとおもいます


4.すきにして

作詞:百々和宏
作曲:百々和宏

今日はとてもいい一日だった
偶然と幸運ときみが 一緒にいて
でも明日になれば 忘れてしまうから
だから だから だから ぼくのことを好きにして

部屋の明かりを 暗くして
お酒を呑みながら 語り合う
でも朝がきたら 忘れてしまうから
だから だから だから ぼくのことを好きにして

きっと朝がきたら 忘れなきゃならないから
早く 早く 早く ぼくのことを好きにして


5.ワルツ

作詞:百々和宏
作曲:百々和宏

ビロードのくちびる ポリエステルの指
あの味が恋しくて ワルツを踊ってるよ

まっかっかなきみ スポーツカーみたい
トカゲの伝道師 花火のようにまぶしい
ワルツを踊って 奇声を上げる

ハイヒールの靴を 両手にぶらさげ
明日が嫌いで 逃げ回っているきみ
ワルツを踊れば サイコがデリシャス
船酔いみたいに ワルツを踊る


6.なんだか愉快なぼくたちは

作詞:百々和宏
作曲:百々和宏

なんだか愉快なぼくたちは 夕日を背にして
スキップで暖簾をくぐったのだ
それはまるで誘蛾灯に 集まる蛾のように
なんの迷いも無く ただ一直線に

大事な 用事があったのだけれど
30分のつもりで 赤提灯へ

なんだか愉快なぼくたちは ビールを飲むと
いつだって幸せな気分で
何回でも おんなじ話を くりかえして
前回と おなじ場所で 笑いころげるのさ

でも前より大げさなストーリーになってる
オッオー

なんだか愉快なぼくたちは となりのおじさんの
身の上話に 付き合ってるとき
はたと思い出したんだ ぼくらしがないバンドマン
お客さんは もう しびれを切らしてる

しゃびしゃびのコーンフレイクみたいなカラダ引きずって
早くライブハウスへ戻らなきゃ

急げ 急げ バンドマン
走れ 走れ バンドマン
急げ 急げ バンドマン
走れ 走れ テープエコーズ


7.お酒にまつわるエトセトラ

作詞:百々和宏
作曲:百々和宏

なにか楽しいことや ひどく悲しいことが
あるたび人は お酒を呑むんです

すごくむかつく時も なんだか切ない夜も
なだめたり なぐさめてくれるのがお酒です

いつでも あなたの そばに居てくれるのがお酒です

桜が咲いたら 夏がやって来たら
娘が初潮を迎えたら とりあえず飲むんです

会社クビになったり 彼女にふられたり
友達が死んだときにさえ 飲むんです

お酒が 人生の ほろ苦さを 教えるのです
お酒が 愛と誠を 叩き込んでくれるのです


8.デボラ

作詞:Marc Bolan
作曲:Marc Bolan

(Dug a re dug n dug a re dug…..etc.)

Oh Debora, always look like a zebra
Your sunken face is like a galleon
Clawed with mysteries of the Spanish Main, oh Debora

(Dug a re dug….etc.)

Oh Debora, always dress like a conjuror
It's fine to see your young face hiding
'Neath the stallion that I'm riding, Debora...

(Dug a re dug….etc.)

(Dug a re dug n dug a re dug…etc.)

Oh Debora, you look like a stallion
Oh Debora, you look like a stallion
Your sunken face is like a galleon
Clawed with mysteries of the Spanish Main
Oh Debora

(Dug a re dug….etc.)


9.唐変木ブギウギ

作詞:百々和宏
作曲:百々和宏

木偶の坊になってブギウギ

糞して小便して
唐変木になってブギウギ


10.さよならの向う側

作詞:阿木燿子
作曲:宇崎竜童

何億光年 輝く星にも 寿命があると
教えてくれたのは あなたでした
季節ごとに咲く 一輪の花に 無限の命
知らせてくれたのも あなたでした

last song for you, last song for you 約束なしの お別れです
last song for you, last song for you 今度はいつと言えません
あなたの 燃える手 あなたの 口づけ

あなたのぬくもり あなたのすべてを きっと私 忘れません
後姿 見ないで下さい

Thank you for your kindness Thank you for your tenderness
Thank you for your smile Thank you for your love
Thank you for your everything
さよならのかわりに

眠れないほどに 思い惑う日々 熱い言葉で
支えてくれたのは あなたでした
時として一人 くじけそうになる 心に夢を
与えてくれたのも あなたでした

last song for you, last song for you 涙をかくし お別れです
last song for you, last song for you いつものようにさり気なく
あなたの呼びかけ あなたの喝采

あなたのやさしさ あなたのすべてを きっと私 忘れません
後姿 見ないで行きます

Thank you for your kindness Thank you for your tenderness
Thank you for your smile Thank you for your love
Thank you for your everything
さよならのかわりに


11.ともだちにもなれない

作詞:百々和宏
作曲:百々和宏

ともだちにもなれない

なまえもまだしらない
きみはどこからきたの

はやくうちへおかえり
ゆうぐれがせまるよ

ぼくはずっとひとりで
いしころけってあそぶよ

みちくさしてるだけだよ
かえりたくないだけだよ
ともだちにはなれないよ
だからもうかえりなよ