哀愁・嵯峨野路

真咲よう子 哀愁・嵯峨野路歌詞
1.哀愁・嵯峨野路

作詞:仁井谷俊也
作曲:岡千秋

愛しても結ばれぬ 恋の苦しさに
女ひとりの 古都の旅
忘れるつもりで ここまで来たが
未練が今も 袖を引く
京都・嵯峨野路…
風が鳴ります 竹の径(みち)

木漏れ日の石畳 枯れ葉舞い落ちて
草の庵(いおり)の 直指庵(じきしあん)
明日(あした)が見えない こころの迷い
想い出草(ぐさ)に 書きしるす
京都・嵯峨野路…
遠く無常の 鐘の音

真紅(くれない)の冬もみじ
渡る渡月橋(とげつきょう)
いつか日暮れが 忍び寄る
あなたにふたたび 逢う日はないの
淋(さみ)しさ胸に 降りつもる
京都・嵯峨野路…
夢は果敢(はか)ない 桂川


2.お別れ波止場

作詞:大久保よしお
作曲:岡千秋

二人で暮らした 港町
やっと掴んだ 幸せなのに
ひとり旅する 冷たいあなた
私を置いて 何処へゆく
船が出て行く 夜霧を連れて
涙こぼれる お別れ波止場

雲間(くもま)に隠れる 月明かり
ひとり飲んでは 涙に暮れて
遠い他国の 夜風に吹かれ
心は寒く ないですか
霧に霞(かす)んだ 連絡船に
乗せて下さい お願いだから

遥かな旅路を 追いかけて
辿り着いたら 小泊港
好きで添えない 女の辛さ
未練が残る 桟橋で
沈む夕日が 心に沁みて
これでさよなら お別れ波止場