天気雨

石嶺聡子 天気雨歌詞
1.天気雨

作詞:廣田圭美
作曲:廣田圭美

古びた風が吹く地下鉄のホーム一番隅(はじ)の
改札口で待ち合わせた
二人で笑い合ったすべてが 終わりになりそうな今
階段がひどく長い気がする

生きる事はいつも悲しみと手をつなぐから
しょうがないよ 時々は胸がよじれても

「さよなら」を告げる二人には似合いすぎた外は天気雨
日射しの中に雫きらめいて
「ごめんね」の気持ち言えない 雨が涙隠してくれるから
照れ笑いして濡れたあなた見てた

愛しさ淋しさぶつけ合って 支えきれなくなった
思い出が軋んで痛い 今はね

あなたを傷つけて それがもっともっと深く
自分を傷つけたことわからなかったよ

行き先迷ってる私に似合いすぎた空は天気雨
街路樹包む人波を抜けて
光の中に消えていく 二人の中の見えない時間
雨がやんでも 忘れないでいて

行き先迷ってる私に似合いすぎた空は天気雨
ひとつひとつ 靴音数えて
雨の中にまぎれた私 乾く余裕はないけど、きっと
遠くなっていく現在(いま)は 遠くなってく


2.優しい声

作詞:阿閉真琴
作曲:白井良明

悲しみの中から生まれるのは
痛みばかりじゃない そう思うよ
いつかわかる日が来る

サヨナラを君が今 決めたのなら
優しい瞳で私を見ないで
傷を広げないでね

安心するその横顔を
いつまでも見ていられると思ってた
そんな日々が・・・

優しい声が今もまだここにあるから
思い出すすべては楽しいことばかりで
いつも隣で見てきたね 懐かしい日々が
鮮やかにこの胸で今でも揺れているよ

幾つもの想い出を君にあげる
そしてもう戻れない空を見よう
遠く背中向けよう

覚えている君の香りも
はにかんだ笑顔も閉じ込めるね
心のなかに・・・

こんなにも誰かを愛せる気持ち覚えて
離れてくこころに 涙あふれてしまう
ありふれていた日常をつまらないなんて
つぶやいていた日にも確かに愛があった

涙が止まらないよ・・・


3.ひだまり

作詞:石嶺聡子
作曲:石嶺聡子

ゆがんだ景色映し出す 涙にうんざりで
態度やコトバで確かめていても
あなたへの感情が止まることなく
私を困らせてる

曖昧なままで時には… 終わらせてしまう
つまらない後悔 繰り返してる
些細な一言 その重さに
胸の奥を掴まれてる

愛はいつも自由自在に
形を変えるから
窮屈なこころで 見ててごめんね

もっと やさしくなって
そっと 光りあてるように
あなたをつつんで
ひだまりの中にずっと…