かもめの女房

石川さゆり かもめの女房歌詞
1.かもめの女房

作詞:吉岡治
作曲:浜圭介

白い牙(きば)むき出して 大波が砕け散る
哭(な)きつのる海風(うみかぜ)と 降りしきる雪
無邪気(むじゃき)なような 思いつめてるような
かもめをおおぜい引(ひ)き連れて
埠頭(はとば)で死ぬ気の女(やつ)がいた
俺(おれ)とあいつの 出会いを
かもめの女房(にょうぼう)と人は呼ぶ
何があったか あいつも言わね こっちも訊(き)かね
心の傷(きず)も あああ 背中の傷も…
それだけのはなしだ

あの冬が嘘のよう 穏やかな春の海
遠くにはサハリンが 霞(かす)んで見える
仕付(しつ)けの糸は あなた着るとき取って
仕立てた着物と置手紙(おきてがみ)
人の眼盗んで縫(ぬ)ってたか
お伽噺(とぎばなし)の 恩返し
かもめの女房(にょうぼう)と人は呼ぶ
何処(どこ)へいったか あいつも言わね こっちも知らね
しあわせならば あああ 吐息(といき)をひとつ…
それだけのはなしだ

かもめの女房(にょうぼう)と人は呼ぶ
何があったか あいつも言わね こっちも訊(き)かね
心の傷(きず)も あああ 背中の傷も…
それだけのはなしだ


2.男の祭り酒

作詞:吉岡治
作曲:浜圭介

斜めに構えて 見得をきる
憂き世という名の 花道で
筋書きどおりにいく筈が
よろけてトチった 夢芝居
ダチ公だから よくわかる
固く握る その拳
あああ 今夜は薄月夜
五臓六腑で 泣きじゃくれ
涙に乾杯 冷酒で乾杯
勝手に乾杯 グイッと乾杯
男の辛酒を

答えがないのが 人生と
分かっていながら 望んでた
生きても死んだ 生き方は
死ぬまでしないと 誓ったぜ
ダチ公どうし よくわかる
熱く燃える こころざし
あああ 祭りは派手がいい
俺は一生 付き合うぜ
みんなに乾杯 冷酒で乾杯
勝手に乾杯 グイッと乾杯
男の祭り酒

あああ 今夜は薄月夜
五臓六腑に 染みわたれ
涙に乾杯 冷酒で乾杯
勝手に乾杯 グイッと乾杯
みんなに乾杯 冷酒で乾杯
勝手に乾杯 グイッと乾杯
男の祭り酒 男の祭り酒
乾杯