浜唄

石川さゆり 浜唄歌詞
1.浜唄

作詞:なかにし礼
作曲:弦哲也

朝だ船出だ 錨を上げろ
沖じゃ秋刀魚(さんま)が 待っている。
陸(おか)で手をふる 恋女房に
照れて笑って 綱を巻く。
二千年 二万年
浜じゃこうして 浜じゃこうして 生きてきた。

船は出て行く 朝日が昇る
かもめ飛び立つ にぎやかさ。(東松島・浜甚句)

漁に出る日は 素肌と素肌
あたためあって 送り出す。
無精髭なの 私の亭主
ちくりちくりと 痛かった。
二千年 二万年
浜じゃこうして 浜じゃこうして 生きてきた。

引けよ網引け 大漁網を
月に秋刀魚の 群れ踊り。
船を飾った 五色の旗で
海の風切る 心地よさ。
二千年 二万年
浜じゃこうして 浜じゃこうして 生きてきた。
生きてきた。


2.貞奴 世界を翔る

作詞:なかにし礼
作曲:浜圭介

ボート一つで 太平洋を
渡るつもりで 海に出た。
築地港から 大海へ
あんた船漕ぎ 梶とる私
嵐をついて まっしぐら
世界へ世界へ あんたを男に
世界へ世界へ してみせる
命知らずの ゆめ夢でした。

芸の力で 戦いぬいて
勝ってくるぞと 国を出た。
神戸港から アメリカへ
食うや食わずで 舞台に立って
倒れたことも いくたびか
世界へ世界へ あんたを男に
世界へ世界へ してみせる
もはやうわ言 ひと独り言。

花の巴里(パリー)の 万国博で
真の女優に なりました。
私マダム サダヤッコ
派手なドレスに 日傘をさして
馬車に揺られて 劇場へ
世界へ世界へ あんたを男に
世界へ世界へ してみせる
夢のまた夢 ゆめ夢を見る

世界へ世界へ ラララ…
世界へ世界へ ラララ…