永遠

石野田奈津代 永遠歌詞
1.永遠

作詞:石野田奈津代
作曲:石野田奈津代

次の駅で降りれば もうあなたに会えないね
何年経っても きっと思い出す あなたを

私を呼び止める声がした
振り返るとなつかしい笑顔
夕暮れの電車の中 立ちくらみがした

見覚えのない服 短い髪
でもまぎれもなく あなただった
左手にきれいなリング光ってた

忘れないよ あなたと一緒に過ごした日々を
突然時間が巻き戻されてく
夕焼け雲 染まった茜色の街を背に
こんなにあなたが好きだとわかった 今でも

友達に噂で聞いてたけど
結婚したってホントなんだね
私たち別れなければ どうなってたかな?

二人でよく行ったあの店も
初めて手をつないだあの海も
覚えてる? この電車で行ったこと

友達にはなれない 恋人にも戻れない
それでもあなたは大事な人だよ
世界中にあなたと私だけならよかった
そう泣いた日々も遠くに思える こんなに

あなたの笑顔はまだ少し切ないけど

忘れないよ あなたと一緒に歩いた日々を
出会えてよかった 心から思う
次の駅で降りれば もうあなたに会えないね
何年経っても きっと思い出す あなたを


2.夢のつづき

作詞:石野田奈津代
作曲:石野田奈津代

東京に出てきてから いくつも春が過ぎました
あなたの夢はもう叶いましたか?

「叶う」と信じてた夢は
「叶わないかもしれない」に
重なる月日が変えさせました

結果が出ない不安で 自分が間違ってるように思えて

あわてて作ったドロの舟
あっという間に海に沈みました

あの時もっとがんばっていれば
あの時もっと勇気があれば
だけど過ぎた日々は戻らない
今せぇいっぱい生きよう

根拠のない自信だけが 自分を支えてるだけで
いつも空回りしていました
理想を描いてるだけで 現実はかき消されてく
追いつけないままに流されてゆく

きっと明日になれば いいことが起こる気がしてた
だけど

他人任せにしてるうちは
なにも変わらない 夢は近づかない

あの時もっとがんばっていれば
あの時もっと勇気があれば
だけど過ぎた日々は戻らない
今せぇいっぱい生きよう

新しい朝日が昇ってゆく
これからがきっと夢のつづき
後悔で今日が終わらぬように
今せぇいっぱい生きよう
今せぇいっぱい生きよう


3.春夏秋冬~四季のうた~

作詞:石野田奈津代
作曲:石野田奈津代

いつもいつも優しい顔で
「おかえり」を言ってくれた人
「体に気をつけなさい」と
誰よりも心配してたね

あなたがいなくなって
初めて知った
一緒にいられる時間は
ほんの何十年だと

短い夏が過ぎ
風が秋を運んで
星降る冬を越え
あと何度 春を生きる?

「生きている今を大切に」
やさしい声が聞こえてくる
写真の中で笑うあなた
変わらずに見守ってくれる

あなたが座っていた
椅子に腰掛けて
名前を呼んでみたけど
窓がきしむ音だけ

一番星ひとつ
風に流される雲
あなたのところまで
笑顔が見えていますか?

短い夏が過ぎ
風が秋を運んで
星降る冬を越え
あと何度 春を生きる?

形を変えながら
今も時は流れる
限りある命を
大事に 大事に 生きよう
笑って 笑って 泣いて