ハレゾラ

神谷浩史 ハレゾラ歌詞
1.ミラーワールド

作詞:こだまさおり
作曲:山田竜平

うかない顔してる僕の分身
調子は? 変わりないならまずまずのうちさ
いつから“普通”はもう普通以下で
鏡の自分が好きじゃなくなってた?

面構えは相変わらず知ったような顔で
責任も程遠い絵空事
押さえつけた消化不良の自意識たちが
次のフラストレーション 乱反射していくね

迷い込んだままの世界 同じような顔が並ぶ
掃いて捨てられる順番を待ってるだけ?
嘘みたいに晴れた午後は 柄じゃない笑顔で会おうよ
過剰な期待と手を組んで ぴったりの自分を映せ
ミラーワールド

仲間や運命のせいにしてた頃は
多少の後悔もボンヤリとしたままで
そんなのがこの街のムードだと
都合よくなんでか、思い込めてたね

ぶち壊したつもりで今までだって
びくともしない毎日に背を向けて
跳ね返ってそれはきっと逃げにも似てた
なんて面倒な 多面体の世界で

いつも通りとはいかない 泳いだ目線の行方
見たこともない表情がきっとある
予定調和なドシャ降りに 虹を願えるほどピュアじゃない
だけど雨上がりを知ってる 今日の自分で立ってるんだ
確かに

迷い込んだままの世界 同じような顔が並ぶ
掃いて捨てられる順番を待ってるだけ?
嘘みたいに晴れた午後は 柄じゃない笑顔で会おうよ
過剰な期待も馴染んでく ぴったりの自分を映せ
ミラーワールド


2.シリカゲル

作詞:只野菜摘
作曲:黒須克彦

サイレンが鳴っている、なんて反応したら
空耳 哀しみ ひどく心が湿っぽい

やるだけやったのに なんか消耗してる
虚しい夜 ふと芽生える温度差

スウェット大人買い 憂さ晴らししても
2日もたった後には 似合わない自分がいる

シリカゲル 振りカケルと
胸の夏に雪が降る
頭冷やしちゃいな 立ちつくすスノードーム

思慮に欠ケル あの日のこと
泣き笑いで掻き回せ
乾ききっているよりは 素直な涙

子猫が泣いている 廃墟 侵入したら
似たような眼をした 君の影まで湿っぽい

おいでよこっちへと ちょっと抱きしめる
求めていたのは 僕かもしれない

恋しちゃ駄目なんだ 弱りきった時に
やがてはもっとお互い 傷つけあうことになる

シニカルを 知リカケルも
悪い事ばかりじゃない
シビアな現実を 守っていく予知能力

見えてるんだ いつの日にか
君は壁を飛び越える
初めてのようにそこで もう一度会おう

シリカゲル 振りカケルと
ほろ苦い自分がいる
頭冷やしちゃいな 立ちつくすスノードーム

思慮に欠ケル あの日のこと
泣き笑いで掻き回せ
乾ききっているよりは 素直な涙

カラリと晴れ、の下で もう一度会おう


3.1番星

作詞:渡辺拓也
作曲:渡辺拓也

突き抜けた風と雲の切れ間 今日が終わる瞬間の空へ

夜の淵と朝の始まりを もう一度君と感じてみたい
どんなに願い込め叫んでも 君はもう二度と戻らなくて

そう 輝いた 星を見ていた
そう 目を閉じて 君を浮かべた
悲しみ 喜び 全て「ありがとう」込めて

泣いて 泣いて 泣いた分だけ 明日へ 明日へ 繋がるのかな
どうか どうか 空へ届けてよ 夜空に手を伸ばしてみた
いつか いつか いつか僕らも 笑い合える日が来るのかな
きっと きっと 忘れないからね 君がくれた想い出達
1番星が輝いている

ビルの隙間から見え始めた 明日(あす)という名の現実を知る
朝焼け前の空に浮かんだ 光り輝く星を見ていた

もう どれくらい 願いを込めた
もう 戻らない 僕は知ってた
せつなさ 愛しさ 全て 消えるまで 今は...

遠く 遠く 遠くの空へ 二度と二度と戻らぬ日々を
何度 何度 悲しみの中で 夜空の先 見ていただろう
君が 君が 教えてくれた 優しい 優しい 気持ちを抱いて
今日も 今日も 歩いて行くから もう涙は流さないよ
1番星が輝いている

泣いて 泣いて 泣いた分だけ 明日へ 明日へ 繋がるのかな
どうか どうか 空へ届けてよ 夜空に手を伸ばしてみた
いつか いつか いつか僕らも 笑い合える日が来るのかな
きっと きっと 忘れないからね 君がくれた想い出達
1番星が輝いている

突き抜けた風と雲の切れ間 今日が終わりを告げ 明日になる


4.For myself

作詞:渡邊亜希子
作曲:板垣祐介

笑う横顔や はしゃぐ声
泣くほど喜ばせてみたい
そして僕の幸せもそっと増えて行く

全てはそう 君の為だなんて言えなくて
申し訳ないとは思うんだけど
全てのそう 責任は 自分で背負いたい
後悔しても誰のせいにもしたくない

そんなオトコなんですが
君を好きな気持ちは やたら本当

だから 君の幸せはいつだって
僕が実現してあげる
エラそうに言ってみたけどそれは
僕の為でもある
笑う横顔や はしゃぐ声
泣くほど喜ばせてみたい
そして僕の幸せもそっと増えて行く

完璧じゃない僕と 一緒にいるのは
いろいろ迷惑が かかるだろう
今までも大切な 仲間の支えに
助けられてやっと ここまで来たんだ

そんなオトコなんですが
君を守る決意は やたら強い

だから 疲れた時にはいつだって
僕が隣にいてあげる
エラそうに言ってみたけどそれは
僕の為でもある
寂しい瞳や 泣いた声
どうにか笑っていて欲しい
それは僕の笑顔にもきっと変わるから

だから 君の幸せはいつだって
僕が実現してあげる
エラそうに言ってみたけどそれは
僕の為でもある
笑う横顔や はしゃぐ声
泣くほど喜ばせてみたい
そして僕の幸せもそっと増えて行く


5.STYLE

作詞:こだまさおり
作曲:増田武史

手放した夢の欠片 引き換えに見つけたもの
信じたい 少しずつ変わり続けてる 自分らしいSTYLE

I know, I know, 饒舌すぎる 理屈は空回りで
言い訳じみてしまうよ わかってはいるんだけど
Knockin' Knockin' 問いかけてみた 本音が嘘つきでも
ごまかせない胸のつかえ 気づいてしまったなら

後悔は飽きるほど 充分してきたから
ひとつふたつ増えたってもう同じ

手放した夢の欠片 引き換えに見つけたもの
正解はわからない 自分で決めるさ
ゆずれないその未来に 相応しくありたいから
変われるね いつだってなりたい自分を 追いかけよう

I think, I think, 傷だらけでも 心は期待してる
デタラメにあつめた点に 書き込むトクベツな線
Growin' Growin' 今が一番 最難関に挑んでたい
これから出会う全てに 誠実でいれるために

昨日のやりかたじゃ 通用しなくなるよ
磨きながらもがきながら 進め

手探りで掴んできた 確実に変わってきた
価値観で違和感で 切り拓いていく
“それなり”じゃつまらないね “俺なり”じゃ窮屈だよ
イメージのその先へ 自由自在のSTYLE 描き出そう

手放した夢の欠片 引き換えに見つけたもの
正解はわからない 自分で決めるさ
ゆずれないその未来に 相応しくありたいから
変われるね いつだってなりたい自分を 追いかけよう


6.Hello my shadow

作詞:只野菜摘
作曲:増田武史

めぐりあって すれ違って まわってく扉で
映りこんだ ガラスの、自分に 気がつく
いつの間に 刻まれた 僕なりの年輪
街路樹の光が 背中をふちどる

「完璧じゃないけど 進め」、襟を正した

眼があう子供に 微笑み
目深な帽子をぬいだ
芝居じみててもいいなと、感じてる 風の午後
すべてがパントマイムだとしても
瞬間ノイズさえ消える
見せつけられる自分の心の中 見つめ直してみる

パラレルの交差点 気まぐれに曲がろう
こんな日は偶然を泳がせ 遊ぼう
パラソルにぶつかって ごめんねって動いた、
くちびるのサイレンス 運命を呼ぶかも

「もう少し肩の力 緩めて行こう」

客観的にジャッジする もう一人の自分がいる
しっくりこない場面は そいつからのアドバイス
すべてがパントマイムだとしても
伝わる何かを探して
問いただされる真実の心の中 見つめ返している

経験値をかさねても
いろいろ予定どおりじゃ つまらない

駆けだす子供が転んで
半泣きでも立ち上がる
こらえた睫毛の先に 青い空が広がった
いい事ばかりじゃないとしても
世界は寡黙に優しい
だからふさわしい姿勢の歩き方で 歩き続けていこう

右の肩が少し上がってる いい事があったね?
すべてがパントマイムだとしても
それこそ影法師だったって、
かたちだけで 僕は君がわかる


7.虹色蝶々

作詞:渡邊亜希子
作曲:黒須克彦

忘れたい過去を カバンに詰め込んで
両手でぎゅっと隠すように 僕は歩いていた

「何それ?」って君が 無邪気な笑顔で
半ば無理やり 奪い取りカバンをこじ開けた

僕は思わず目を逸らして
傷つく勇気を探し始めた

ジッパーの隙間からひとつ
またひとつと溢れたのは
悲しい記憶でも 涙でもなくて
無数の虹色蝶々が
僕らの空を埋めてゆく
思わず手を伸ばして今 過去に触れたんだ

変わったのはきっと 僕自身なんだ
カバンの中は最初から 思い出の塊

「あなたにもちゃんと綺麗に見えるの?」
心配そうな君の目の 優しさに気付いた

僕は今まで自分の傷で
大事な君をも傷つけてたね

空っぽになったカバンには
愛しい思い出を詰めよう
例えば今日の事 2人の夢とか
無数の虹色蝶々が
僕らの空を埋めてゆく
ゆっくり手を伸ばして今 過去を見送った

ジッパーの隙間からひとつ
またひとつと溢れたのは
悲しい記憶でも 涙でもなくて
無数の虹色蝶々が
僕らの空を埋めてゆく
思わず手を伸ばして今 過去に触れたんだ
自由な掌(てのひら)で


8.ハレバレハート

作詞:岡本健介
作曲:岡本健介

今日は雨 ブルーな気分です 家(うち)に傘忘れてきちゃったし
それでも明日は晴れるって信じれば頑張れます

くよくよ凹んでるのはカッコ悪いなんて
きみが言ってた事思い出す

幸せになる為のヒントは案外と近くにあってさ
いつでも気持ち次第なんだ 素晴らしきこの人生

目の前の水たまりも飛び越えていくのさ
止まない雨はない かけぬけろ
ビバ晴れ男です!!

こんなに鮮やかな晴れ空 きみの笑顔が映ってたんだ
見とれていたならいつの間にか悲しみの雫は乾いて
気分も晴天さ 進もう

ツイてないブルーな気分でもすぐにもう忘れちゃうタイプ
予報じゃ明日は晴れるって やっぱいいね! どこへ行こう

デコボコな道でもいい 確かに一歩ずつ
踏みしめていくのさ その足で
まだ未熟者です!!

いつの日だって自分らしく 心は見事なピーカンです
鼻歌まじりのマイペースで 爽快に雨雲かわして
思い切り笑って進もう

見上げた空にはヒカリがみえるかな
毎日はきっと希望に満ちてる
ビバ晴れ男です!!

こんなに鮮やかな晴れ空 きみの笑顔が映ってたんだ
見とれていたならいつの間にか悲しみの雫は乾いて

いつの日だって自分らしく 心は見事なピーカンです
鼻歌まじりのマイペースで 爽快に雨雲かわして
思い切り笑って進もう

雨の日も風の日も きみがいればステキさ
走り出せ晴れ男 輝け


9.明日へのバトン

作詞:渡邊亜希子
作曲:佐々木裕

笑われるくらい 夢を追いかけて
僕は僕らしく いようと決めてる
心に吹く風がまた 寂しさを連れて来たんだ
ふとした瞬間めがけて 強がりにまとわりついた

流されるのはいつだって出来る そうだろう?
今は足を踏ん張ってもうちょっと自分を信じると決めたじゃないか

桜を見ずに 過ぎた春
音だけ聞いた 花火も
夢へと繋がるはずだから
出来ない事を 恐れずに
立ち向かうたびに 輝く
明日へのバトンを今 握りしめて

鳴らない電話の 向こうには今日も
仲間の笑顔が あると知りながら
結び直した靴ひも すり減ったかかとに気づく
足跡はまだなくても 僕自身が変わってゆく

楽じゃないけど楽しい時って あるだろう?
恥をかいて泣いたって絶対に自分を信じると決めたじゃないか

寝不足で飲む コーヒーも
ドアを開いた 右手も
夢へと繋がるはずだから
傷つく事を 恐れずに
走り続ければ 輝く
明日へのバトンを今 握りしめて

桜を見ずに 過ぎた春
音だけ聞いた 花火も
夢へと繋がるはずだから
出来ない事を 恐れずに
立ち向かうたびに 輝く
明日へのバトンを今 握りしめて


10.Dual Wing

作詞:こだまさおり
作曲:黒須克彦

うしろめたいくらいの青さに目をほそめて
ひとまずは途方に暮れて笑う
キミはもうこの状況を頼もしく楽しんで
僕をからかうように笑う

ずっと後に思い出す時も
きっとふたり同じ役回りさ

飛び立ったのは まっさらな今日の空
不安は不思議と ひとつもない
大胆でちょっと涙もろいキミと
自由に寄り添う 軌道を描きながら

僕がよそ見すればキミは一足先に
新しい風へ手をのばしてる
どっちが遠慮がちな目線でも間に合わない
絶妙のバランスなんだ

選択は無限の戸惑いで
だからこそ広がっていく未来

出会った頃のふたりに感謝して
僕らはまた手を強く握る
振り返るには気が早過ぎるかな
これから長い日々 一緒に生きていこう

ずっと後に思い出す時も
きっとキミが笑ってくれるように

飛び立ったのは まっさらな今日の空
不安は不思議と ひとつもない
出会った頃のふたりに感謝して
僕らはこの手を握り返し
振り返るには気が早過ぎるような
これから長い日々 一緒に生きていこう

自由に寄り添う 軌道を描きながら