北港

神野美伽 北港歌詞
1.北港

作詞:荒木とよひさ
作曲:弦哲也

雪が舞い込む 暖簾の裾に
細腕ひとつで 賄う酒場
この港町(まち)捨てても 行く先なんか
浮世の外には ないけれど
生きてゆきます 北港
あなたどこまで愛せばいいの

酔えば心も 髪まで熱い
吹雪を抱いても 冷えない身体
夢なら会えても 面影だけが
枕を泪で 濡らすけど
生きてゆきます 北港
あなたどこまで守ればいいの

春は嘘つき 仕合せなんか
根雪が解けても 帰っちゃこない
死ぬほど惚れてた 待ち人だから
いのちも凍って いいけれど
生きてゆきます 北港
あなたどこまで耐えればいいの


2.赤とんぼ

作詞:菊地陽子
作曲:菊地陽子

あなたの頬が まだ甘く その髪も緑で
幼い子供達が その膝で笑い
愛と幸せ包んでいた 柔らかな腕も
二度ともう戻らない 黄昏に沈む記憶
言葉がこぼれてゆく あなたの手をとって
髪の白い息子が もっと白い母と歩く
コスモス揺れる畑の道 赤とんぼ 舞いました

日ごと想い出 失くしてゆく あなたのかなしみが
今では 他の人の 困り事になっても
愛したものたちに 寄り添える 母の心だけ
神様は残された あなたの微笑みの中に
心がこぼれぬよう あなたの手をとって
髪の白い息子が もっと白い母と歩く
コスモス揺れる畑の道 赤とんぼ 舞いました

あなたの手が 作ってた たくさんの料理も
編み上げた 子供達の 年ごとのセーターも
幼いものたちを励ました 魔法の言葉も
忘れて戻らない あなたは子供に還る
すべてがこぼれても 愛が残るよう
髪の白い息子が もっと白い母と歩く
コスモス揺れる畑の道 赤とんぼ 舞いました
赤とんぼ 舞いました