南部蝉しぐれ

福田こうへい 南部蝉しぐれ歌詞
1.南部蝉しぐれ

作詞:久仁京介
作曲:四方章人

南部 盛岡 雫石
思えば遠い ふるさとよ
夢がこぼれた 都会の谷間
呼んでみたって 山彦ばかり
弱音をはくな 強気になれよ
酒に聞いてる 蝉しぐれ

駄目なときには ふりだしに
戻ればわたし そこにいる
出世するのも 人生だけど
夢のまんまも いいものですと…
惚れてるんだよ 待ってておくれ
浮世小路の 五合酒

負けて泣くより 勝って泣け
時節は来ると 風がいう
あれをご覧よ 真っ赤な夕陽
落ちてゆくのに まだ燃えている
とがって生きろ 丸くはなるな
胸に聞こえる 蝉しぐれ


2.風やまず

作詞:久仁京介
作曲:徳久広司

岩手山から のぞめば遥(はる)か
南部盛岡 おれの郷(さと)
裸ひとつで この世に生まれ
夢に向かえば 苦労が荷物
決めた道でも 迷うけど
行(ゆ)けばわかるさ その先は

馬鹿をする時ゃ 死ぬ気でやって
悔いを残さず 歩きたい
丸くなるほど 揉(も)まれた命
意地を捨てずに ここまできたが
惚れていながら つらくする
女房(おまえ)ひとりが 気にかかる

街をうるおす 北上川も
流れ果てない 幾(いく)十里(じゅうり)
腹をくくった 男の値打ち
歩き終れば その時決まる
今日もあしたも この人生
南部おろしの 風やまず