水無月

秦基博 水無月歌詞
1.水無月

作詞:秦基博
作曲:秦基博

難解な數式よりも 複雜に絡まる日々が
僕らのことを待ってる
水無月の空 希望に潤んで
どこか戶惑ってる 少し震えている
昨日 流れた淚も 乾いて風になったら
前に進めるかな
生まれ始める 新しいメロディ
明日の意味が變わっていく

單純な言葉で愛を今歌おう
あるがままの心の聲を探して
何百回 いやもっと 何千回
ずっと胸の中で鳴り響く歌 奏でよう さぁ

やり切れない矛盾も 僕らの一部だったね
譯知り顏したりして
言い譯ばかり ごまかしていたんだ
それが虛しかったよ なぜか不安だったよ
不純なのはいつだって
すぐ見透かされてしまうから
せめて正直であれたら
陽射しと木々の鮮やかなハ一モニ一
季節が色を強めていく

單純で無條件な愛を今歌おう
生きてく歡びと痛みに溢れた
冷靜な批判なんて關係ない
誰のでもない僕らだけの歌
見つけよう さぁ
刻み續けるリズム 繰り返す強弱
ただ確かに脈を打ってる

單純な言葉で愛を今叫ぼう
あるがままの僕らの聲を集めて
何千回 いやもっと 何萬回
ずっと胸の中で鳴り響く歌 歌おうよ さぁ


2.夕風の街

作詞:秦基博
作曲:秦基博

夕風の街で 不意にバスを降りたんだ
大好きだった君と暮らした街
神社まで續く 櫻並木の途中で
君によく似た誰かを見つけたから

あれからずっと 振り返ってばかり
すぐに結びついてしまうよ
海貓の聲が遠く響いた
彼等はどこへ向かうつもりだろう
あの日も空を見上げて
つないでた手は ほどけて
さよならもうまく言えないままで
僕らは途切れたんだ

潮騷が 胸の鼓動 搔き消していった
もう聞こえない 思い出の中でしか
これからきっと 君以上に
好きな人になんて出會えない
止まったまま 動けない影が
暮れてく夕陽に形を變えるだけ
ありもしない羽をイメ一ジして
飛べたら君に會えるって
今でもこんな夢みたいなこと
考えてしまうんだよ

あの日の空を重ねて
屆かない手を 伸ばして
つぶやいた僕のさよなら
君にも 聞こえているのかい

夕風の街で 不意にバスを降りたんだ
大好きだった君と暮らした街


3.猿みたいにキスをする(Live at The Room)

作詞:秦基博
作曲:秦基博

放課後 君の部屋で隱れて
いつまでもキスをする
甘いようで少しだけ苦い
はじめての味を知る

パパとママが掃って來るまで
猿みたいにキスをする
絡み合う粘膜を通して 昨日より罪を知る
最初で最後の戀だと信じるのはあまりにも
ふたりともどこか大人びたようなところがあるんだ
それでも…

放課後 君の部屋で隱れて
いつまでもキスをする

教科書 教室に置いたまま
一緒にサボった部活
微熱がずっと續いてるみたい
玄關で誰かの氣配
いずれはきっと離ればなれになるんだとしても
先のことなんて今の僕らには關係ないんだ
もいちど…

春の真ん中で 僕らは交差したんだ
抑え切れない衝動 青い蕾のまま
そして何もかも忘れてしまうのかな
他愛ない戀の真似事は
氣づかない內に 壞れていく
最初で最後の戀だと信じるのはあまりにも
ふたりともどこか大人びたようなところがあるんだ
それでも…

放課後 君の部屋で隱れて
いつまでもキスをする