Hadou

稲葉浩志 Hadou歌詞
1.LOST

作詞:稲葉浩志
作曲:稲葉浩志

君の声が 急に響く 退屈な街角
賑わう通り 立ちつくし ひとりそわそわする

ああ... 会いに行こう
ああ... そこはどこなの

誰ひとり 待ってはいない
それを 知っていても
大事なこと 感じてみたい
だから 行ってみよう


2.絶対(的)

作詞:稲葉浩志
作曲:稲葉浩志

注意報を聞きながら 嵐の予感を胸に
サンクチュアリめざす夜 ワイパーの動きさえも止まって見える

激しいクラクションにも かきけされることない
ゆるぎない欲望の勝利なの?

大好きだって言われたい
そのためだけに生きてるみたい
見えなくなっても その声は聞こえてる
愛がどうかなんて もうたくさん
語れば語るほどに うそっぽい
誰とも比べない
キミという人だけが絶対

言葉にもしぐさにも あふれこぼれそうな才能
僕ごとき 逆立ちをしてもかなわないっていうか 逆立ちできねえ

めらめら青白く 輝きつづけるオーラ
しなやかな引力で 僕を吸いこむ

大好きだって言われたい
もしくはただ抱きしめられたい
ゴッデス? ヴィーナス? どんな呼び名でもいい
きらわれるのが一番こわい
失う準備などできちゃいない
こんなに臆病に
なった自分の負けは絶対

大好きだって言われたい
そうじゃないと なんだか 意味がない
身のほど知らずと 知っていながら I don't care
永遠に続くものはない
そう思えば またふるえてしまう
まっくろい 闇の中
待っているキミだけが絶対


3.The Morning Call

作詞:稲葉浩志
作曲:稲葉浩志

朝もやを切りさくように 黄金色に海が輝いたよ

神さまでもいそうな 気配がして思わず 電話したくなった

とぎれそうで とぎれない 神秘の波動
何見ても 最初に知らせたいのは いつだってきみ
消えそうで 消えないあの声を
さがしてしまうのは悪い癖
どこにいても とめられない

夕焼けのときとは違う ひまわり色に空が染まってゆくよ

きみならあの色を 何と名づけるだろう 死ぬほど知りたい

とぎれそうで とぎれない 驚異の波動
忘れようとするほど美しく よみがえる
おしえてよ 今何を見てるの
きみの幻を 追いかける日々
しょうがないだろ とめられない

とぎれそうで とぎれない きみの波動
せつない街の空気を震わせ 僕に届く
誰に会って 誰を見つめていても
この心を ゆさぶり続ける
限りなき WAVE とめられない


4.Okay

作詞:Koshi Inaba
作曲:Koshi Inaba

感動的な足どりで
坂を上ってゆくのはアナタ
とりとめのないことで
友と心の底から はしゃいでいる

時間が止まる景色を 見てしまうといつも
それを失う未来を 想ってはふるえてしまう
哀しくもヤワなこの心臓

Okay いつかくる ボクのいない世界
真っ暗で静かな無限の空
Okay それならば もう少しだけアナタを
長く強く抱きしめてもいいよね そうだよね

色あせた家族写真
その時ボクらは何を夢見た
今日は今日で 近い将来
古き良き時代と偲ばれるだろうか

あれよあれよ 選択肢を失くしてゆくeveryday
どこかまで 遡れるとしたら どこにするだろう
そこに希望はあるのでしょうか?

Okay いつかくる アナタのいない世界
埋められない穴をかかえさまよう
Okay 泣かないで 恐がらなくていいよ
終わりがあるから 誰もが切なく輝ける

夕暮れ グラウンドに響く声
川面をすべる小石の影
誰かの不幸せの上に 成り立つ生活(くらし)
昔から気づいてるよ
ヘンチクリンな笑顔見せて 歩いているボクはナニモノ?

Okay いつかくる ボクのいない世界
真っ暗で静かな無限の空
Okay それならば もう少しだけアナタを
長く強く抱きしめてもいいよね そうだよね


5.Lone Pine

作詞:稲葉浩志
作曲:稲葉浩志

贔屓のチームの勝敗が
今夜の気分を大きく左右する
っていっても たいした話じゃない

天井からつった テレビを見て
ボクは君の肩に手をまわすけど
きっとこれがベストなカタチじゃない

残りのピザを食っちまったら
たまにはいっしょにゆっくり歩いて帰ってみよう

この道は一体どこへ
つながっているのだろう
ヘッドライトが僕たちの
ふぞろいな影を 映し出してる ルル…

緩慢な日々を やりすごして
夢は夢のままでいいと思ってしまう
そんなものなんだって 学んだよ

申しわけ程度の飾りつけが
風に揺られ遠慮がちにクリスマスの到来を告げる

君のことがただ愛しい
どうなっても失いたくはない
低くたれこめた雲が
この街と僕たちを包んでいる ルル…

死の谷をつき進み いくつものカーブを曲がり
山河を越えわたり その向こう側に まだ見ぬ何かが待ってるというの

いつもより力強く
君の手を握りしめて
昨日よりもましな日に
してみたい きっとできるはずだろ ルル…


6.エデン

作詞:稲葉浩志
作曲:稲葉浩志

なぜここまで僕らは 盛りあがれるの
古着屋でも本屋でも 散歩してるだけでも
別に何も買わなくても ぜいたくな気分
大きな海を越えなくても でっかい旅をしているよう

この世というものが 捨てたもんじゃないと 思える時だった

どこでもかまわないよ
あなたのいる場所こそ 至上の楽園だ
まぎれもない運命の人よ
つまずいてころんだって せーので笑って 前むくんだ 越えてくんだ
この目はあなたを 見るためにある

パズルをしてみようよ お互いの凸凹で
一個ずつハメてゆけば どんな形になるだろう?

誰が何をいおうと 僕は己を 見失ってなんかいない

まんまでほほえんでおくれ
世界が滅んでゆくとしても おねがいだ
あなたがすべてはじめるよ
なぜに人は誰も ただ生きるだけで 傷つく 傷つける?
眠れぬ夜を またひとつ こえよう

わかってるよ 例の果実を
かじったんだよ もう後に戻れない
頭の中つくるイメージ それで終わらせたくはない
今までの僕ならば 出来なかったことをさせてよ

ここですべての愛と罪と罰が 生まれてゆく さあ受け止めよう

どこでもかまわないよ
あなたのいる場所こそ 至上の楽園だ
まぎれもない運命の人よ
他には誰もいないよ
わかっているから 悶えるんだ 苦しいんだ
心に決めた 十字架を背負って 生きてゆこう

そのままでいてくれ


7.CAGE FIGHT

作詞:稲葉浩志
作曲:稲葉浩志

毒がゆるく回るように
気分が重くなる
信号を待ってたらこの街が
檻に見えたよ

逃げたいと思うけど どこに行けばいいの

戻れない 道はいずってる
誰かも 同じように cry
のぼれない 高い壁がある
ゆるいショック この身をひきさく
ちっぽけな自分を知ったなら 腹くくって Fight

いつなんどきどんな相手とも
戦うなんて
言ってみたいよ 1度くらい
きみも思うでしょ

ここから出たいなら ここで戦えよ

ムリじゃない そりゃ楽でもない
誰のせい 医者に聞いてよ
手に負えん そんな言わないで
このまま 闇につぶされんの?
ひとりだけどひとりじゃない 檻の中で Fight

話しかけないで 先に行ってておくれ
そんな簡単じゃない でもいつか追いつけるよ

ムリじゃない そりゃ楽でもない
誰のせい 医者に聞いてよ
手に負えん そんな言わないで
このまま 闇を飲み込め
死ぬほど 泣き叫んだら
ほんのチョット 予定を変えてみる
ひとりだけどひとりじゃない 檻の中で Fight


8.今宵キミト

作詞:稲葉浩志
作曲:稲葉浩志

音もなく ろうそくが燃えているよ
その横顔を じっと見ながら
たまにはこんなのも いいと思うけど
いったい君は何と戦ってるの

うわの空な態度 見せられんのもつらいよ
むなしげなその目 涙さえ寸止め
考えだしたら最後 日中夜とまらないよ
いっそのこと爆発してみせてよ

今宵君と 思い切りハジけたいのに
なぜに 目線は微妙にずれたまま 戻らない
ハモったりして歌ったらさぞ楽しいだろ
けど僕の言葉はしゃぼんのように 次から次へと しぼんで消える

僕らは特に 間違ったことなんて
してきてはいないはずだろ たぶん
ただ大切なものの 順序が変わり
知らない君が 顔をのぞかせるんだ

信じたものの価値 どん底まで落っこち
愛するものの命 あっけなく吸い込む街
あまりの味気なさ 世界のあさはかさ
自分の及ばなさ もう嘆かないで

今宵君と やさしい夢を見たいのに
なぜにそんなに 哀しい夢に捉まってるの
いかんともしがたいものは 誰にでもある
そして今 僕を揺さぶり続ける ただひとつの現実は君なんだよ

問題はどこ どこの誰
誰がいったい 糸ひいてんの
深い闇 やけに遠い灯り
とりあえずその手を握らせてよ

今宵君と やさしい夢を見たいのに
なぜにそんなに 悲しい夢に捉まってるの
そろいのステップでも踏んで おどけてみたいけど
その心に向けてただひたすらに 歌でも歌いながら僕は待とう

音もなく ろうそくが燃え尽きるよ


9.この手をとって走り出して

作詞:稲葉浩志
作曲:稲葉浩志

昼間の映画館を出て
まぶしさに目を細め
苦笑いする顔 きらいじゃないよ ほんとに
ドライヴしながら 思わず
歌ってしまった後に
はずかしそうに窓を開けていた 淡い風の中

何もかもがとても素敵で これ以上
いらないはずなのに
それじゃまたね おやすみって 手をふるたび思う

この手をとって走り出して ねえ
ここじゃないどこかへ
光浴びて風にふかれ
あふれる人波つきぬけて
世界中で2人しか知らない
真実を胸にしまって
せまってくる 夜の闇に
ゆっくり溶けてしまいたい

この人しかいないなんて
思わないようにしたい
つらい思いするのはいつだって
愛情の強いほう

楽しい時をゆがめてしまう勇気を
しぼり出せずに
わざと遠まわしな言葉
えらんでいたけど

この手をとって走り出して ねえ
ここじゃないどこかへ
光浴びて風にふかれ
あふれる人波つきぬけて
話したいことが体の奥に
雪のように降りつもる
他の誰より笑ってくれる
Just for you あなたに届けたい

いつか吹いていた
海辺の風を思う

この手をとって走り出して ねえ
ここじゃないどこかへ
光浴びて風に吹かれ
あふれる人波つきぬけて
あなただけにしか 触れられない
心のスイッチがある
きっとそれだけは 何が起きても
消えることはもうないでしょう


10.去りゆく人へ

作詞:稲葉浩志
作曲:稲葉浩志

窓あけて思い切り空気を吸いこんだら
大好きな季節が始まるのがわかる

仕事におぼれていても
ふとしたときその声を求めてしまう

去りゆく人よ 迷わないで
幸せに向かいますように
何もできないボクだから
空を見てぼんやりして
ただ願うだけ

さらさらと冷たい風に気づかされて
まくっていたチェックのシャツ 袖をおろして歩く

すっかりはなれていても
かけがえのない人の喜ぶ顔を見たい

去りゆく人よ さあ今だ
新しい自由を歌いあげろ
無限の可能性に満ちてる
その影がまたボクを
生かしてくれる

去りゆく人よ とっくに
ボクを忘れてしまっても
夕陽のような記憶はずっと
変わらずにこの魂
照らしつづける
やわらかいその手がそっと
ぬくもりで包まれるように
いいかげんだったボクだから
雨の中ばかみたいに
ただ 願うだけ
じっと 想うだけ


11.不死鳥

作詞:稲葉浩志
作曲:稲葉浩志

たしかに聞こえた やわらかな寝息
それは気のせいじゃなく ほの暗い窓の形といっしょに覚えてる 場所

まぶしい出会いは はかなさの香り
楽しみと哀しみは コインの裏表 ぴたりくっついたまま 回ってる

いずれ飛び立つ鳥のように
じっと空を見てたよ

裏切られても ほっとかれても
きっとまためぐり逢う
不死鳥のように 炎があがるように
いつか君は僕の前に現れるでしょう

日常は誰にも平等におとずれ
幸不幸にかかわらず それをクリアしなきゃいけないものだと思う 実際

信じられるものひとつあれば なんとかできるはずだろう

ひき裂かれても 忘れられても
果てることない夢
不死鳥のように 炎があがるように
罪深い鼓動は激しく鳴りはじめる

あの時君は どのくらい
心を許してくれたのだろう

間違っていても みっともなくても
終わらせない夢
昼の月のように 眠る虹のように
それはいつもそこにある

ひき裂かれても 忘れられても
果てることない夢
不死鳥のように 炎があがるように
罪深い鼓動は激しく鳴りはじめる


12.主人公

作詞:稲葉浩志
作曲:稲葉浩志

選ばれた人でありたい あるはずだと
くいさがってきたけど
でもどうやら ボクはまったくフツーらしい
ということは 何ができるのか

自分を誤解したままで
つっぱしるのはやめて
ドラマの筋書きを変えてみろよ

つきぬけたい ボクはボクなりのやり方で
もってるもんで やるしかないだろう yeah
迷いながら ぐらつきながら それでも必死
そんなやつが 今日から主人公

身を挺して きみを守り 筋を通せる
男でいたかったけど
まちがいなく ボクはたいくつな弱虫
それならば どんな役割なの

鏡の中には映らない
自分のとんがってるところ
見つけたなら ひたすら磨いてみろよ

なんとかしたい 誰かといっしょじゃなくていい
もってるもんで やるしかないだろう yeah
吹きあれる うかれたさわぎの その後に
自分で立ってるのが主人公

ポケットひっくりかえせ
シャツをぬぎすてろ
その姿をよくみりゃいい

つきぬけたい ボクはボクなりのやり方で
もってるもんで やるしかないだろう
星のように はでじゃないけれど ちゃんとしてる
そんなやつが 今日こそ主人公
そんな自分を この世にささげよう

ブキを手に入れろ
1コしかないやつを
ブキを手に入れろよ
誰も傷つけないやつを


13.リトルボーイ

作詞:稲葉浩志
作曲:稲葉浩志

「幸せをどうもありがとう。」
あのおばあさんはそう言って
妙ににっこり手をふりながら
エレベーター降りていったよ

むずむずする体で
汗と涙 今日もとびちらして
限界を知らないまま
暴れたい 壊してしまいたい

何でもできる可能性を
誰かにつぶされて
オトナにされてしまうだなんて
メイワクなハナシだぜ

丸くふくらんだ頬に
好きな歌 ぎっしりつめこんで
瞳の奥の宇宙に
無邪気さと 残酷な快感がねむる

リトルボーイ 蒼く萌える翼
アイムア リトルボーイ 精いっぱい広げたなら
リトルボーイ うしろなんて見ないで
アイムア リトルボーイ はばたいていきます バイバイ
ボクが炸裂させるのはハピネス

リトルボーイ 蒼く萌える翼
アイムア リトルボーイ 精いっぱい広げたなら
リトルボーイ うしろなんて見ないで
アイムア リトルボーイ はばたいていきます バイバイ

リトルボーイ ぞっとする現実に
アイムア リトルボーイ うちのめされるかもね
リトルボーイ かなしくともくやしくとも
アイムア リトルボーイ だれひとり殺しちゃいけない
ボクが炸裂させるのはハピネス
「幸せをどうもありがとう。」


14.赤い糸

作詞:稲葉浩志
作曲:稲葉浩志

見慣れた町 ゆっくり吹き抜ける風
ふたりして いつものペースで歩いてる

ふざけ合って 笑った後に気づいた
見たことない 大人びたそのまなざし

何も 話さなくたっていいよ 大丈夫
気持ちはきっと 間違いじゃない

ただ 真っすぐ 何かに突き進んでゆくあなたをね
ついついね 見つめてしまう

そばにいても 離れても
だれかとだれか つなぐ 赤い糸

すべてを知ることなんて できないよ
だから 目を閉じて祈る

ただ 真っすぐ 何かに突き進んでゆくあなたをね
ついついね 見つめてしまう

黄昏の空に 星がひとつ落ちる


15.イタイケな太陽

作詞:稲葉浩志
作曲:稲葉浩志

ああ 初めて君を見てから
何年何ヵ月何日だろう
ああ 燦然たる笑顔見せられて
遠くから新しい朝が来た

自分自身の 醜いとこ 探してはイライラし続けてた
僕に生きる糧を 与えてくれたよ

You are my sunshine イタイケな太陽
涙を燃やして輝く
聖なるぬくもり守りぬくのは僕だけの Pleasure

ああ 無数の多彩な出来事が
僕らの中を通りすぎる
ああ 今日まで見たどの場面よりも
今が一番いいんだって言おう

どんなときも ひと言が足りなくて その心傷つけた
少しでいいから 変わってみたいよ

You are my sunshine イタイケな太陽
見えない時でも ともにいる
悲しい雨を降らせたなら僕のせい
母なる sunshine 触れておくれ
冷たいこの心溶かす
その指先は たったひとつだけの 道しるべ

You are my sunshine イタイケな太陽
他の誰かじゃ ダメなんだ
この足もとに花咲かせるのはその愛
母なる sunshine 触れておくれ
冷たいこの心溶かす
その指先は たったひとつだけの 道しるべ