竹川美子ベスト12「越前かもめ」「港は雨あがり」

竹川美子 竹川美子ベスト12「越前かもめ」「港は雨あがり」歌詞
1.越前かもめ

作詞:はち惣平・水木れいじ
作曲:叶弦大

カモメが カモメが カモメが飛んだ
雄島橋(おしまばし)から カモメが飛んだ
日本海 吠えるのか
私を 叱るのか
愛されすぎたから いつの日か
愛するしあわせを 忘れてた
誰かに 心がわりした理由(わけ)を
別れて 知りました…
春まだ遠い 東尋坊に
あなたを捨てに来た

木枯らし 木枯らし 木枯らし吹いた
地図もちぎれて しぶきに飛んだ
咽(むせ)ぶよな 磯笛に
風花 舞い上がる
どこまで歩いたら 消せるでしょう
あなたの優しさを 面影を
つぐなうことが もしもできるなら
あの日が 帰るなら
心さむざむ ひとり岬に
たたずむ私です

私は 私は 私は泣いた
今もあなたを 好きだと泣いた
越前の 雪の中
想い出 捨てに来た

あなたを 捨てに来た


2.女泣き砂日本海


3.港は雨あがり

作詞:月光寺照行
作曲:斎藤重男

夢のようです あなたの腕に
肩を抱かれる ふたり傘
みなと坂道 路地裏あかり
飲んでゆきましょ 縄のれん
ほほに紅さす おちょこの酒に
今夜は酔いたい おんなの雨やどり

船の汽笛が 小窓をゆする
みなと酒場に 咲いた恋
逢えてよかった この人ならば
命あずけて 悔いはない
あなただけです こころを濡らす
涙をぬぐって 幸せくれるひと

北の桟橋 あなたの船を
待ってこがれた 恋ひとつ
どんな苦労も ふたりで耐えて
生きてゆこうと 手を握る
外はつめたい 小雨もやんで
春風やさしい 港は雨あがり


4.美子の三味線ドンパン


5.日本列島華舞台

作詞:さとの深花
作曲:叶弦大

〜西へ 東へ
日本列島 唄の旅〜
来いと言われりゃ
どこ どこまでも
飛んで行きます
演歌鳥
こけしみたいな
めんこい奴と
席をかきわけ
声援がとぶ
人情うれしい 華舞台

道は一本
演歌と決めた
中途半端じゃ
もどれない
どんな小さな
舞台にだって
生命かけます 節回し
泣いちゃいけない
華舞台

相撲ドッコイ
横綱さんも
みんな昔は 無名の人
いつか出番は
必ずくると
涙こらえて
口紅をひく
夢の緞帳 華舞台
〜西へ 東へ
日本列島 唄の旅〜


6.室津のあなた

作詞:池田充男
作曲:叶弦大

瀬戸の入り江を 陽が染める頃
あなたは小舟で 港へ帰るのね
風よ運んでよ 片恋千里
はやく はやく…
はやく行きたい あなたの側に
海峡ひと飛び わたし逢いにゆく
室津のあなた

絵巻見るよに 御輿がゆれる
小五月祭りが この目に映ります
なみだお地蔵に 願いをかけりゃ
きっと きっと…
きっと叶うと 教えてくれた
男のやさしさ 胸にしみるひと
室津のあなた

秋がくるまえに 幸福(しあわせ)ほしい
ひとり ひとり…
ひとりぼっちじゃ 生きられないわ
雪国おんなの いのち抱きしめて
室津のあなた


7.白い海峡


8.都城風ごよみ


9.みちのく祭り唄


10.江釣子のおんな

作詞:池田充男
作曲:叶弦大

雨がね 雪がね 肩にふりかかる
わたしは よわくて だめになりそうよ
ひとり今夜も 北上駅で
遅い列車を 待ちました
泣かせないでよ 去りゆく汽笛
あんた あんた あんた恋しい
江釣子のおんな

君はね 初でね いまのままがいい
うすめの化粧を ほめてくれた男
なんで替えましょ この口紅を
替えりゃあんたに 嫌われる
それがあの日の 約束だから
わたし わたし わたしみちのく
江釣子のおんな

チャグチャグ馬コの あの鈴の音が
夢に騒いで 眠れない
一と夜 一と夜が 千夜の想い
あんた あんた あんた待ってる
江釣子のおんな


11.美子のおてもやん


12.雪の海峡 津軽

作詞:月光寺照行
作曲:叶弦大

波のしぶき冷たい 風も震える
沖じゃ かもめ 知らんぷり
あんた命の 恋を追いかけ
凍え死にそう わたし
見えますか 頬をつたう涙が
ぽつりぽつり雪の中に 落ちてゆきます
津軽 津軽 春はそこだというのに
越えてゆきたい 越えてゆけない
雪の海峡… 津軽

汽笛残しあの船 何処へゆくのよ
ここは北の 竜飛崎
あんたお願い 花の咲くころ
わたし迎えにきてよ
海鳴りを 聴けば募るいとしさ
冬の海にしがみついて 春を待ちます
津軽 津軽 ひとりぼっちが寒いよ
波が揺するの 風が揺するの
雪の海峡… 津軽

津軽 津軽 あんた一途の女の
熱い思いを 風よ伝えて
雪の海峡… 津軽