花はうつつに

織田かおり 花はうつつに歌詞
1.花はうつつに

作詞:日山尚
作曲:川上博之

闇夜に咲いた艶やかな花
隠れ雲と月の如く
瞼に秘めた夢の随に
忍びの恋うつつ…

色は匂えど届かず 揺らいだ陽炎
現れては消える君に惑わされて
唯ひとつ求めるのは確かな言の葉だけ
まるで霧を掴むように歩んだ日々

胸を打つ鼓動 舞い散る花吹雪
紅に染まれ 心を掻き乱して

彼方の空に 遙かな風に
浮かぶ想い泡沫(あわ)の如く
吐息に秘めた君の名前が
忍びの恋を呼ぶ

遠い昔を語らい頬笑む横顔
そこに居ない私だけが焦がれる季節(とき)
偽りの温もりなど要らないと呟いて
まるで霧に迷うように重ねた日々

燃え盛る焔 焦げゆく花かぐら
紅の灰の向こうに翳む夕べ

伸ばした腕に 軋んだ胸に
注ぐ想い雨の如く
睫濡らした夢の随に
忍びの恋の歌

積み上げた思い出は
今は砂となりぬれども
結ぶ契りと祈る泪は
いつか絆(ひかり)に変わる

響き合う鼓動 終わらぬ花吹雪
紅に染まれ 心を満たすように

願いが伝うなら
止まない風に消えぬ想い 永久に灯れ
小指がなぞる君の背中は
微かに熱く愛しい
艶やかな花 晴れた雲と月の如く
瞳に映る君の姿
忍びの恋は始まる、うつつに…


2.きみと夢みて

作詞:日山尚
作曲:rino

動き出す風に誘われて歩いた道
揺れてる花びら
木漏れ陽の中で見つけた背中に
言葉はいらない

声に出すよりも
繋いだ手と手に伝う本当の気持ちが
どんな風景も どんな毎日も
ひときわ煌めかせる

君と出逢い 初めて知る季節
嬉しいことばかりじゃない
けれど独りで過ごした日々より
笑顔は増えたから

触れあって 強がって 時に泣いても
心の底からあふれる想い
君のこと誰よりも愛してる
遠い明日を指さしながら
これからは君と一緒に
同じ夢をみて生きてく

静かな夜更けに
眠れず星を探した あの頃みたいに
戸惑う私を導いてくれた優しい温もり

願いを叶えた遠い未来の先でも
変わらない気持ちを
ずっと抱きしめて 重ね続ければ
ふたりに辿り着ける

君の傍で初めて見た世界
綺麗ごとばかりじゃない
それでも君のいちばん近くを
歩くと決めたから

寄り添って 語らって 時に怒って
それでも決して消せない想い
君のこと誰よりも愛してる
長い夜を分け合いながら
これからも君と一緒に
同じ思い出をつくろう

触れあって 強がって 時に泣いても
心を満たした答はここに
君だけを誰よりも愛してる
落ちる涙そのままでいい
いつまでも君と一緒に
同じ空の下、生きてく


3.愛がきこえる

作詞:rino
作曲:安瀬聖

微笑みに導かれ 目覚める想いは
闇の中で揺らめいて

遠ざかる面影を 包む込むように
優しくそっと 光になる

迷いながら 求めては 惹かれてく
始まりの予感 運命のその先へ満ちてゆく

君の瞳に映る夢
寄り添い響く愛の詩
瞼を焦がす声と 今 歩き出そう
微睡む中 愛がきこえる

届かない風が舞う 記憶の森で
咲いた花は 君のよう

落ちた空の雫に 凍えないように
心の傘 忘れないで

朝が来れば 眩しさに心(め)をこらして
眠れぬ夜は 醒めない夢を描く 明日へと

愛を信じる その強さ
見つめ合うたび 届くから
二人でいつか愛に、愛になるため
輝きへと 想い奏でて

君といる景色が彩る全てを
いつか永遠と呼べる その日に届けたい

その微笑みが嬉しくて

解ける心 感じてた
二人でいつか愛に、愛になるため
始まりへと...

君の瞳に映る夢
寄り添い響く愛の詩
瞼を焦がす声と 今 歩き出そう
微睡む中 愛がきこえる
行こう...