暫存

花華かおり 暫存歌詞
1.鑑(かがみ)

作詞:結城忍
作曲:宮田城治

空を映(うつ)して 流れる河は
清濁(せいだく)合わせ 呑み込んで
真理(まこと)求める 男の夢を
河を鑑に この人生に
ひとつ足跡 ひとつ足跡 残してみたい

人に踏まれて 名もない草も
春にはかわいい 花となる
腹におさめた 悔しさ憎さ
花を鑑に 忍んで耐えりゃ
いばら道でも いばら道でも 歩いてゆける

天と大地の 間(はざま)に生きて
人には人なり 人生(みち)がある
山の高さを 競(くら)べるよりも
山を鑑に この胸はって
決めたこの道 決めたこの道 信じて生きる


2.漁り火情話

作詞:結城忍
作曲:宮田城治

各駅停車で 揺られて着いた
潮の香りの 名もない港
女が一人で 旅をする
切ない思いが 分かるなら
海鳥(とり)よ 海鳥よ 泣かないで…
つらい別れを 泣かないで

身を切る思いで 別れた人に
どこか似ている 港の男
波止場につないだ この舟は
未練を引きずる 涙舟
波に 波に 揺れながら…
明日(あす)へこぎだす 夢もない

海鳴りばかりが 心をゆする
沖の漁り火 もう消えるころ
いいことばかりを たぐりよせ
想い出数える 意気地なし
風の 風の 噂でも…
聞いてみたいの もう一度