暫存

荒木とよひさ 暫存歌詞
1.追伸

作詞:荒木とよひさ
作曲:荒木とよひさ

小犬に生れた君が 倖せだったらいいけれど
残り少ない 僕の人生の 隣りを歩くそれだけで
もうすぐ君も五歳の 誕生日がやって来るね
その日は内緒で ショートケーキを 丸ごと食べようね
もしも僕に 何かがあっても 後を追いかけ探すなよ
ひとりで妻が泣いていたら 離れずそばに居てくれ
桜の花を あと何回 君と一緒に見れるだろうか
君は僕の 君は僕の 最後の親友だから

本当の母さん知らず 生れてすぐにもらわれて
妻が抱きしめ ボクの家(うち)に来た あの日を今もおぼえてる
子供がいない妻は 私が生んだのと笑って
恥ずかしそうな その一言が 僕にはつらかった
もしも僕に 何かがあったら ふたりぼっちにさせるから
約束するよ みんなの為に がんばるつもりでいるけど
悲しい訃報 また友だちが いい奴なのに逝ってしまった
君は僕の 君は僕の 最後の親友だから

桜の花を あと何回 君と一緒に見れるだろうか
君は僕の 君は僕の 最後の親友だから


2.手紙

作詞:荒木とよひさ
作曲:宮川彬良

もしもボクが 死んだなら
君をひとり 残したら
悲しいけれど 少しずつ
忘れていいよ ボクのこと

庭の朝顔 咲く頃は
涙もきっと 涸れるだろう
たまには 街にお洒落して
きれいになって 出かけなよ

好きな人が 出来たなら
ボクにえんりょは いらないよ
思い出なんか 引きずらず
優しくされて いいからね

雲の上で かあさんに
君のことを 伝えるよ
泣かせたことも あるけれど
倖せだったと 伝えるよ

もう一度 君に 逢えるなら
もう一度 君と 暮せたら
悲しいけれど 少しずつ
忘れていいよ ボクのこと
忘れていいよ ボクのこと