海山千里の道を行く

菊地まどか 海山千里の道を行く歌詞
1.海山千里の道を行く

作詞:麻こよみ
作曲:岡千秋

悔し涙の 裏側に
夢の一文字 隠してる
人生一度 命はひとつ
今は我慢の 向い風
花よ咲け咲け この肩に
海山千里の 道を行く

恋の盃 干(ほ)せぬまま
浮かぶ面影 ひとり酒
人生一度 心は熱く
からむ未練を 振りほどく
涙散れ散れ この胸に
海山千里の 道を行く

浮き世嵐を 潜(くぐ)り抜け
いつかこの手に つかむ夢
人生一度 望みはひとつ
先を急ぐな 明日がある
春が来る来る この指に
海山千里の 道を行く


2.七転八起

作詞:水本忠男
作曲:西村幸輔

転んで転んで転んで 痛みを知った
痛い分だけ 優しくなれた
寒冬(まふゆ)の紀の川 水草だって
流れに揉(も)まれ 春を待つ
七転八起(しちてんはっき)で 負けるなと
野良着(のらぎ)姿の 母の顔

踏まれて踏まれて踏まれて 我慢に耐えて
耐えた分だけ 強くもなれた
古道(こどう)を彩(いろど)る 草花だって
岩間(いわ)の中から 芽を出して
七転八起(しちてんはっき)で たくましく
夕げ支度の 母の顔

泣かされ泣かされ泣かされ 悲しみ越えて
人を愛して 笑顔になれた
短い命を 真っ赤に染めて
紀州熊野の 赤とんぼ
七転八起(しちてんはっき)で 天高く
やさしく見守(みまも)る 母の顔