暫存

萩原健一 暫存歌詞
1.お前に惚れた

作詞:阿久悠
作曲:井上尭之

(セリフ)20何年 生きてきて
いろいろな女もみてきたけど
その…おまえのような女に
出会ったことなかったよ
いや 本当 惚れたよ

惚れたんだよ お前に
うぶな心に負けたんだよ
あん時ゃ小娘だと思ったが
おふくろみたいな気持でいてくれた
無理に笑いながら俺をなぐさめる 可愛い奴さ

馬鹿なんだよ 俺は
夢が何度もこわれるんだよ
あん時ゃ哭く気もない負け犬で
誰もが背中を向けてた時だった
弱いひとでいいと俺を追って来た 負けたよ

馬鹿なんだよ お前は
馬鹿がやたらにしみるんだよ
あん時ゃどうしようもない土砂降りで
まさかと思ったお前が立っていた
家も親も捨てて俺のふところへ ふびんな奴さ


2.泣けるわけがないだろう

作詞:松井五郎
作曲:春畑道哉

また眠れない夜
ためいきばかり
胸をしめつけてくる

忘れようとすると
聴こえる声は いつもあたたかすぎる

傷つけあって終わった
あの幸せの名残り
心はいつまでこだわるのか

泣けるわけない
泣けるわけがないだろう
たったひとりの女に逢いたいせいで

想い出なんか抱けやしない
どんな寒くても心さらしたままで
風に立たずむだけ

誰かのために いましてやれること
たぶんありゃしないのに

なぜひとりでいるよりも
別の道 選んでる
まだ太陽でも探すように

泣けるわけない
泣けるわけがないだろう
たったひとつの
夢から覚めなくても

慰めなんか抱けやしない
ふりむく季節には
なにも残っちゃいない
風が吹いてるだけ

泣けるわけない
泣けるわけがないだろう
たったひとつの
夢から覚めなくても

慰めなんか抱けやしない
ふりむく季節には
なにも残っちゃいない
風が吹いてるだけ
風が吹いてるだけ


3.郷愁

作詞:徳久広司
作曲:井上尭之

さみしさ故に つれづれに
想うはふるさと 遠き夢
紺ぺきの海 緑の山野
忘れ難しは 我が街よ

おもむくままに 筆をとり
やさしき母に ふみをかく
変わりはないか 今もなお
無事をいのりて 酒をくむ

なつかし友よ いかにおわす
ともに遊びし あのころよ
月日はながれ 季節はめぐり
あれからいくとせ たつのやら

我がふるさとを いつくしむ
心はたれも 皆同じ
この世は移り変われども
郷愁人の常ならむ

この世は移り変われども
郷愁人の常ならむ


4.雨の宿

作詞:阿久悠
作曲:井上堯之

女 まだまだ おさな顔
男 傷もつ うれい顔
酒のさかなに 雨の音
今夜抱くやら 帰すやら

ぽつりぽつりと 古い歌
酔いにまかせて 歌う歌
じんとしみこむ 胸の傷
ひとりひとりの古い傷

何がつらくて すすり泣く
何を信じて すがりつく
名さえあかさぬ そのうちに
灯り消したり かくしたり

傘がないから 帰れない
傘があっても 帰さない
旅の疲れを ききながら
夜明け迎える 雨の宿


5.ブルージンの子守唄

作詞:阿久悠
作曲:加藤和彦

もやもやしたなら
くちづけしようよ
部屋には何もない
ふたりだけだよ

ごわごわブルージン
さわってごらんよ
心をなぜるよな
音がするだろ

泣かずに眠れたら
何よりしあわせさ
ふたりで歌おうよ
ブルージンのララバイ

ちらちら街の灯
窓から見えるよ
こわれたベッドでも
飾ってみよう

ぶるぶるふるえる
子犬になろうよ
枕はギターでも
夢はみれるよ

泣かずに眠れたら
何よりしあわせさ
ふたりで歌おうよ
ブルージンのララバイ