紅の舟

藤美詠子 紅の舟歌詞
1.紅の舟

作詞:田久保真見
作曲:桧原さとし

月明かり密やかに 吐息の風が吹く
くちびるは紅い舟 素肌の海をゆく
ああ 男と女には 渡れない海峡が…
愛しても 愛しても 遠いひと
闇をさまよう ああ 紅の舟

十六夜を過ぎたなら 心も欠けますか
おしよせる熱い波 溺れていいですか
ああ あなたと私には 渡れない海峡が…
抱かれても 抱かれても 淋しくて
夢を灯して ああ 紅の舟

ああ 男と女には 渡れない海峡が…
愛しても 愛しても 遠いひと
闇をさまよう ああ 紅の舟


2.春さがし

作詞:花咲ひみこ
作曲:桧原さとし

妻という名の 飾り文字
欲しいお人に ゆずります
争うて すりきれて
うちは般若になりとない
すっきり きっぱり けじめをつけて
ひと足はやく 京都から
西へ発ちます 春さがし

愛のかけらか なごり雪
車窓にちらちら 散ってます
盗まれて 泣くなんて
うちにそんなの似合わへん
やっぱり きっぱり 振り向かないで
指輪の跡は 夢のあと
ひとり旅です 春さがし

空いたとなりの 指定席
いつかどなたか 座ります
無理をして 咲いたって
うちの明日は見えへんし
さっぱり きっぱり 未練を脱いで
冬から春へ 衣がえ
西へ行きます 春さがし