藤野とし恵ゴールデンベストアルバム

藤野とし恵 藤野とし恵ゴールデンベストアルバム歌詞
1.惚れて振られてまた惚れて

作詞:麻こよみ
作曲:四方章人

苦労したなと 抱き寄せられて
夢を見ました 女の夢を
咲いてひと咲き 恋の花
三日(みっか)見ぬ間に 散る桜
惚れて振られて また惚れて
女の人生…泣き笑い

男心は 気まぐれ夜風
胸をかすめて ひらりと逃げる
散るも儚(はかな)い 恋の花
にじむ涙の うしろ影
惚れて振られて また惚れて
女の人生…泣き笑い

人の噂も 笑顔で耐える
弱音吐いたら なおさらつらい
いつか咲かせる 恋の花
ひとり見上げる 路地の月
惚れて振られて また惚れて
女の人生…泣き笑い


2.男(お)どき女(め)どき


3.女の花は散らさない

作詞:松井由利夫
作曲:水森英夫

月の雫(しずく)を てのひらに
夢をひといろ 薄化粧
この道はるか 歩いて行けば
出逢える気がする いいことに
梅はこぼれて 桜は散って
椿は落ちても 女の花は
死ぬまで散らない 散らさない
…いつでも満開 花ざかり

合せ鏡で ほつれ毛を
指で梳(と)かして 紅をひく
こころの中も お洒落でなけりゃ
女は生きてく かいがない
風がこぼれて 枯葉が散って
夕陽が落ちても 女の花は
死ぬまで散らない 散らさない
…明日も前向き 花ざかり

花は二度咲き 三度咲き
水がとぎれりゃ 萎(しぼ)むけど
涙を注(と)げば またよみがえる
ときめき よろめき 泣き笑い
萩はこぼれて 野菊は散って
山茶花(さざんか)落ちても 女の花は
死ぬまで散らない 散らさない
…春夏秋冬 花ざかり
…いつでも満開 花ざかり


4.越冬花(えっとうか)


5.酔恋花(すいれんか)


6.迎春花

作詞:松井由利夫
作曲:弦哲也

あなたがいたから 耐えられました
明日に夢を 持てました
小さな黄色い 花びらに
幸福あふれて こぼれそう
ありがとう…あなた
咲かせてよかった 迎春花(げいしゅんか)

今では笑って すませるけれど
苦労も遠い 語り草
荒野にまたたく 灯のように
あなたがわたしの 道しるべ
これからも…あなた
咲かせてよかった 迎春花(げいしゅんか)

いのちを彩る 花びら六つ
分け合いましょう 三つづつ
よろけたときには 手を貸して
涙に負けたら 叱ってね
いつまでも…あなた
咲かせてよかった 迎春花(げいしゅんか)


7.重友(しげとも)一代


8.女の流転

作詞:照沼寛
作曲:深谷昭

あなたを追いかけて夜更けの路地で
つまづく私がこぼした涙
うしろ向かずにヨー消えてゆく
好きな 好きな
好きな男の背中がにくい
未練 裏町… 女の流転

噂を聞きました港の町で
もいちど逢いたい想いがつのる
もしも逢ったらヨーしあわせに
暮らす 暮らす
暮らすあなたを見るのがこわい
かもめ 潮騒… 女の流転

信じてほしいのよ愛した男は
あなたが始めで終わりでしょうね
夢に 肴にヨー ひとり酒
生きて 生きて
生きてゆきます涙を捨てて
落葉 木枯らし…女の流転


9.花の宴

作詞:松井由利夫
作曲:水森英夫

ひとりで飲むより ふたりで飲めば
花も咲きます 話しも弾む
そしてもひとり またひとり
心をつなぐ コップ酒
いつか車座
肩を寄せあう チョイと花の宴

おけさではじまり 演歌でむすぶ
月もほろ酔い 十三、七つ
調子はずれも ご愛嬌
この世の憂さの 捨てどころ
花の一夜を
飲んで歌って チョイと花の宴

燥(はしゃ)いでいるのに 涙がにじむ
海の匂いの ふるさと演歌
花の手拍子 まわし飲み
淋しさつらさ みなおなじ
酒のしずくに
夢を分けあう チョイと花の宴


10.うつしみの…

作詞:麻こよみ
作曲:大谷明裕

あの人の移り香が かすかに匂い
逢いたさに心が 乱れる
飛び交う蛍の 儚さが
女の恋の 運命でしょうか…
燃える 燃える 燃える 吐息が燃える
熱く 熱く 熱く 素肌が燃える
残り火 今も 揺れながら

仮りそめの契りだと わかっていても
何故に女は 夢みる
また来るあてさえ ない人に
身を焼く私 愚かでしょうか…
燃える 燃える 燃える 吐息燃えるが
熱く 熱く 熱く 素肌が燃える
残り火 今も 揺れながら

燃える 燃える 燃える 吐息が燃える
熱く 熱く 熱く 素肌が燃える
残り火 今も 揺れながら


11.雨恋花(あめこいばな)

作詞:木下龍太郎
作曲:蔦将包

いまは他人の あの人なのに
聴けば乱れる 風便り
雨恋花の 紫陽花の
雨は雨は雨は女の 涙でしょうか…
拾い集めた 良いことだけを
想い出してる 私です

後も向かない 冷たい背中を
追ったあの日の 蛇の目傘
雨恋花の 紫陽花の
恋は恋は恋は移り気 遊びでしょうか…
憎い仕打ちも 月日が経てば
許すつもりの 私です

募る逢いたさ 浴衣の袖を
濡らす涙の 肘まくら
雨恋花の 紫陽花の
夢は夢は夢はこぼれる 雫でしょうか…
当てのないのは 分っていても
明日に賭けたい 私です


12.桧原(ひのはら)山唄


13.流転舟

作詞:池田充男
作曲:伊藤雪彦

どこへ行くのと 風がきく
どこへ流れて ゆくのでしょうか
親が許さぬ 恋をして
運命(さだめ)という名の あぶない川に
木の葉みたいな 舟を出す
わたしとあなたは 流転舟

紅と小さな 夢ひとつ
詰めてきました 荷物の中に
啼いてくれるな いそしぎよ
ひきとめられても いまさら二人
もどれないのよ この恋は
わたしとあなたは 流転舟

俺のそばから 離れるな
叱るあなたの やさしさ強さ
月を背にして ゆれながら
こゝろでつぶやく 覚悟はひとつ
生きてみせます しあわせに
わたしとあなたは 流転舟


14.霧の桟橋

作詞:池田充男
作曲:伊藤雪彦

あなたもわたしも 無口になって
涙でみている 運河のあかり
みれんに未練を かさねても
明日は別れの 港町
しあわせの 虹をくださいあなた
霧の桟橋は 情無橋(つれなばし)

のむほどお酒の 苦さがしみる
煉瓦の倉庫の らんぷの酒場
この恋信じて いるけれど
北のしぐれが 寒いのよ
しあわせの 夢をくださいあなた
霧の桟橋は おんな橋

あなたの背中に 横顔ふせて
夜明けの海鳴り 聞いてるわたし
飛べないカモメを 置きざりに
ひとり行くのね あの船で
しあわせの 虹をくださいあなた
霧の桟橋は いのち橋


15.時の舟

作詞:池田充男
作曲:岡千秋

おんなという名の あぶない舟を
ひとりで操り ここまで来たわ
私いくつに なったのか
生きる素顔の 愛しさよ
浮世ゆらゆら 右に左に
人情片手の 時の舟

世帯をもつかと 口説いた男(ひと)も
いまから思えば いいひとでした
あれは三十路の なかのころ
川の早瀬も 知らないで
浮世ゆらゆら 夢を追いかけ
流れにまかせた 時の舟

落葉をちらした あの木枯が
春にはきれいな さくらを咲かす
紅をひくたび 唇に
うたがでるのよ 恋歌が
浮世ゆらゆら きっと明日は
幸福(しあわせ)のせます 時の舟


16.幸せ一輪 夢の花