暫存

西川峰子 暫存歌詞
1.縁切り港

作詞:千家和也
作曲:千葉毅

あなたは船に乗る 私は岸に立つ
ここはサヨナラ港
泪が引き裂く ふたりの恋の糸
どうにもならない 運命なら別れなら
せめて欲しいのよ せめて欲しいのよ
可愛い妻の名が

あなたは背伸びする 私は手を伸ばす
これが見おさめなのね
嘘だと知りつつ うなずく帰りの日
ようやくおぼえた くちづけを恥じらいを
誰にみせましょう 誰にみせましょう
あなたの身代りに

あなたは消えて行く 私は残される
ここは縁切り港
夢みた幸せ こわれて水のあわ
いつかはこうなる ふたりだと知りながら
なんで教えたの なんで教えたの
女の喜びを


2.峰子のマドロスさん

作詞:山口洋子
作曲:猪俣公章

あ、あ、あばよバイバイ 可愛いあの娘
波が呼ぶんだよ 風が呼ぶんだよ
白い帽子を 横ちょにかぶり
泣かせるつもりは ないけれど
や、や、やっぱりおいらは 海のマドロスさ

あ、あ、あばよバイバイ いとしいあの娘
かもめ くるりとよ 名残り惜しんでる
わざとじゃけんに 口笛ふいて
さよならがわりに 投げキッス
や、や、やっぱりおいらは 海のマドロスさ

あ、あ、あばよバイバイ 可愛いあの娘
今度くる日まで 無事でいておくれ
つらい気持は 波間に捨てて
振り向きゃはるかな 地平線
や、や、やっぱりおいらは 海のマドロスさ


3.ふたりの秘密

作詞:千家和也
作曲:三木たかし

秘密に秘密にしておいて
私があまえて泣いたこと
胸の丸い ふくらみは
あなたで一杯 はじけそう
花は花は
花はほんのりまだ蕾
あなたに抱かれて 咲きたいの

こらえてこらえて 待っていて
私が大人になれるまで
指にまいてる 包帯は
あなたにくちづけ された指
好きと好きと
好きとつぶやく独り言
あなたに聞かれる 恥ずかしさ

いつでもいつでも 会いたいの
私の気持は決まってる
色も知らない 口紅は
あなたに見せたい 薄化粧
眼もと眼もと
眼もと小さな泣きボクロ
あなたが濡らした 恋ボクロ


4.考えさせて欲しいのよ

作詞:名取純
作曲:賀川幸生

あなたにわたしをあげたなら
あなたの心はさめるでしょう
男の人には 気をつけるのよ
田舎を出るとき姉さんが
駅のホームでいいました
だからお願い だからお願いもう少し
考えさせて欲しいのよ

あなたにわたしをあげたなら
やさしいあなたじゃなくなるわ
男の人って指切りしても
きれいな花見りゃ その花に
すぐに目移りするでしょう
だからお願い だからお願いもう少し
考えさせて欲しいのよ

あなたにわたしをあげたなら
あなたは逃げてく気がするの
ふくらみかかったかわいい蕾
大事なわたしの花だもの
無理に咲かせりゃすぐ枯れる
だからお願い だからお願いもう少し
考えさせて欲しいのよ


5.恋でしょうか

作詞:千家和也
作曲:岡千秋

赤い夕焼け背中にあびて
歩くふたりづれ
影が離れて また寄り添って
恋でしょうか

黙っていたんじゃ駄目よ
好きだと打ちあけましょう
分かっているくせに
隠すずるい人

明日はみんなの噂になるわ
嬉し恥ずかしい

指がほどけて また結ばれて
恋でしょうか
涙がポロリとひとつ
倖せすぎるの私

笑ってうなずいて
見てる好きな人
帰りたくない
時間も遅い せめてくちづけを

息を秘そめて またはにかんで
恋でしょうか

もうじき別れの小径
窓辺の明りがふえる
澄まして手を振って
帰る憎い人